菊地成孔さん のコメント
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<菊地成孔の日記 2020年5月22日午前4時22分記す>
何やかやで忙しくなって来まして、、、と言っても、このブロマガのリニューアルに関することが7割なんですが笑、あとは2割5分が耳鼻咽喉科さんに行こうと足掻く事、最後の5分が、外から戻ったとき、玄関でマッパになり、まず風呂に入ってのち、来ていた服をベランダにまで持っていって、国内花粉と中国黄砂と両国併せ PM 2・5と日中両国親善という偉業の結果を、変な棒みたいな奴(未だにあれが何だかわからない)で丁寧に丁寧に叩き落とし、それから叩く事。な、現在、悪質な差別を受けている重症花粉症患者の一人、被差別者の菊地成孔ですが、みなさまご機嫌如何でしょうか?現代社会はスマホ持ってないやつに明らかなハンディキャップ与えてるから、二重差別です二重差別!!「携帯持ってる花粉症の患者」なんて、昭和と言わず、平成にだって普通に差別なく生きて行けてたのに!!クッソー!一生差別と戦ってやる!!ナルカム X として!!
と(取り乱してしまってすみませんでした。。。。)お陰様で、選挙活動もかくやという本人稼働の PR のローラー作戦によって(笑・議員に「選挙はそんな甘いもんじゃねえ」とか怒られたりして笑。まあ、悪人にキレられるのは名誉ですが笑)、ここのところ新規会員様がじわじわ増えており、感謝に絶えません。
いやあ、さっきスターダムの若い女子選手がSNS自殺してしまったと言うニュースを見て、軽く拳を握りしめています。僕そんなに女子プロファンじゃ無いけど、ロッシー小川がやってる団体ったらメジャーじゃ無いですか。僕が掃除しろ言われるぐらいは本当に笑い話ですが(実際、ゲラゲラ笑って読んでたし)、とにかく今はファシズムと戦わないといけない。ファシズムはこれから安倍さんが作り出してるんじゃなくて、もうすっかり鍋は仕込まれてるんですよ。
ロリコンの方々を批判するつもりは全くありません、ありませんが、ロリータコンプレックスには、「小さなもの(実寸)を壊してしまいたい」という破壊衝動が、数パーセントでも入っていると思います。
僕みたいに面の皮が厚いバカおじさんじゃ無い、メンタルの弱いグラスハートの人は、ですから「心が小さい」と言い換えることができます。そういう人はハートを大きくしたいと常に悩み、トライ&エラーを繰り返しています。その人と、「小さなもの」を集団で壊せると予感し、壊すまでやってしまう集団(これは前述のアナロジーで結べば、攻撃衝動のあり方がロリコンと一緒だと言えます)との戦いは完全にアルターウォーで、これは1対複数の戦いです。我々はファシズムと戦わないといけない。そして、敵が何千万人であろうと、1人で自由に生きる権利を持っています。
テラスハウスは結構ギリなリアリティショーで、まあ、リアリティショーという媒体自体にも責任はあります。大韓民国のアイドルにSNS自殺者が多いのはみなさんご存知だと思いますが、同じく大韓民国がリアリティショー文化の国(その点では
アメリカと似ていますやっぱり)であることをご存知の方は少ないのでは?
プロレスも広義の、しかも原初的なリアリティショーです。プロレスラーがリアリティショーに出るのは、リアリティショーの二乗で、観るものを欲情させ、攻撃衝動を引き出す危険性が二次曲線的に跳ね上がりますから、周囲が辞めさせるべきだった、というのは遅すぎで、ひょっとすると、彼女は自分のハートを大きく強くするために、リアリティショーをもう一つ始めたのかもしれないし、残酷に言えば、それは自殺衝動と癒着したかも知れない。悪いグルーヴですよね。
アイソレーション(分割)は、基本的にはダンスの用語です。身体をアイソレートできないと、ダンスは踊れません。感情も同じで、心がアイソレートできないと、踊るものも踊れません。「殺意」というのは、莫大な素材がアイソレートされずにクラスタリングして巨大化したもので、アイソレートすれば分解して、つまり、ほどくことができます。喧嘩が長時間化する人の多くは、「怒り」がアイソレートされていないからで、心を分解し、その中枢の一粒を見つめるべきです。仰る通り、タバコと清潔さがコロナと結びつくなんて、もう始まってますよね。残念ながらSNSは法的な規制も行われないし、ファシズムは国民優先で始まっています。「SNSってファシズム用だっけ?その逆だっけ?どっちでもいいか」と僕が「時事ネタ嫌い」に書いてからもう13年ぐらい経ったんですよね。
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