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 誰でも<年代デビュー>という事がある、僕は「アイアンマウンテン報告が2001年、「スペインの宇宙食」が2003年だから、紛う方なき「00年デビュー組」だ。今日は音楽家ではなく、物書きとしての自分について振り返ってみる。みなさん、00年代って何読んでました?00年代は、あなたの人生のいつ頃?人格や教養の地固めである思春期だった?まだ子供だった?もう大人だった?

 

 どうしてこんな、思い返さないで済むのであれば一生思い返さないであろう事を思い返してしまったかと言えば、太田光が転んで、またぞろ政治番組に顔を突っ込んできたので、首相とのやりとりや、過去発言が取り沙汰されていて、「あ、懐かしいな」と、ある時代の記憶がありありと浮かんできたからだ。

 

 もし僕が太田光だったら?というのは、書いていても身の毛のよだつ仮説だが、もう一生2度と政治に口出したりしない。ボキャ天の仲間たちと「いち、芸

 工房の告知用Xをやっていたのだが、これは本当にマジで、嫌悪感とかはない(もち得もしない。と言うのが正しい)のだが、もうあの場はグッタリで、バズればバズるほど、フォロワーが増えれば増えるほどグッタリするのだから忌避は妥当だ。と、 

 これは逆説みたいなもんで「バズらせようと思えバズり、フォロワーが増えそうだなと思えば増える」からパワーを奪われると言える。 

 あそこを敢えて極端に言うと<地獄絵図>であって 

地獄絵図 

、まあ一枚一枚見ていただきたいわけだが、ラジオデイズでも言ってるように日本は「アジア」と言えないほど独特で礼儀正しく、平和で(まあ、戦争を禁じられてるんだから、ある意味仕方がないというか、「戦争する自由をよこせ」という学生運動が起こった方が健康的だ)安全な美しい国なのに、Xだけだと信じたいのだが、やはり地獄絵図で、飢えた餓鬼が奴隷船の船底みたいに幾重にも折り重なっているだけだ。ちょっと無理がある見立てだけど、ある意味で、日本はスイスに似ている側面もある。 

 表向き、「Xは告知用」という公式声明があり、「カジノは娯楽施設」程度には事実だけれども、とにかくXはやめて、個人のSNS活動はインスタグラムに移行しようかなと思う、のだが、あれやるにはスマホがいるので、インスタグラム用のためだけにスマホを買おうかどうか悩んでいる。

 

 


 いんやー。所ジョージの歌じゃないけれども「今日は1日何をしようか1週間も休んじゃったから~」(この歌は、「会社を1日休んじゃった」から「1年間休んじゃった」までエスカレートする。すごい面白い)という感じで、まずは9度の発熱が3日、続いて下痢が4日、やっと昨日どっちも治ったが、南方から復員した日本兵だ。熱消耗と下痢消耗のダブルはキツい。

 

 んでまあ、うなされながらXとインスタだけやって1週間過ごしたんだけれども、気がつくと選挙と冬季オリンピックをやっていて、まあ選挙は、ウケるというか、やっとオレも政治に興味が湧いてきたよ!ぐらい酷いことになっている。

 

 日本はやっぱり凄い。一応、西側先進国で、投票の根拠が「総理が可愛くて、あと人柄」って笑、これ、子供の発言じゃないんだよ40代女性なのよ。ポピュリズムの極限値じゃないのかコレは笑。国民側が望んで主体的にポピュリズムに突っ込んでいるんだか

ビュロ菊だより

「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。

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菊地成孔

音楽家/文筆家/音楽講師 ジャズメンとして活動/思想の軸足をジャズミュージックに置きながらも、ジャンル横断的な音楽/著述活動を旺盛に展開し、ラジオ/テレビ番組でのナヴィゲーター、選曲家、批評家、ファッションブランドとのコラボレーター、映画/テレビの音楽監督、プロデューサー、パーティーオーガナイザー等々としても評価が高い。

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