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 工房の告知用Xをやっていたのだが、これは本当にマジで、嫌悪感とかはない(もち得もしない。と言うのが正しい)のだが、もうあの場はグッタリで、バズればバズるほど、フォロワーが増えれば増えるほどグッタリするのだから忌避は妥当だ。と、 

 これは逆説みたいなもんで「バズらせようと思えバズり、フォロワーが増えそうだなと思えば増える」からパワーを奪われると言える。 

 あそこを敢えて極端に言うと<地獄絵図>であって 

地獄絵図 

、まあ一枚一枚見ていただきたいわけだが、ラジオデイズでも言ってるように日本は「アジア」と言えないほど独特で礼儀正しく、平和で(まあ、戦争を禁じられてるんだから、ある意味仕方がないというか、「戦争する自由をよこせ」という学生運動が起こった方が健康的だ)安全な美しい国なのに、Xだけだと信じたいのだが、やはり地獄絵図で、飢えた餓鬼が奴隷船の船底みたいに幾重にも折り重なっているだけだ。ちょっと無理がある見立てだけど、ある意味で、日本はスイスに似ている側面もある。 

 表向き、「Xは告知用」という公式声明があり、「カジノは娯楽施設」程度には事実だけれども、とにかくXはやめて、個人のSNS活動はインスタグラムに移行しようかなと思う、のだが、あれやるにはスマホがいるので、インスタグラム用のためだけにスマホを買おうかどうか悩んでいる。

 

 


 いんやー。所ジョージの歌じゃないけれども「今日は1日何をしようか1週間も休んじゃったから~」(この歌は、「会社を1日休んじゃった」から「1年間休んじゃった」までエスカレートする。すごい面白い)という感じで、まずは9度の発熱が3日、続いて下痢が4日、やっと昨日どっちも治ったが、南方から復員した日本兵だ。熱消耗と下痢消耗のダブルはキツい。

 

 んでまあ、うなされながらXとインスタだけやって1週間過ごしたんだけれども、気がつくと選挙と冬季オリンピックをやっていて、まあ選挙は、ウケるというか、やっとオレも政治に興味が湧いてきたよ!ぐらい酷いことになっている。

 

 日本はやっぱり凄い。一応、西側先進国で、投票の根拠が「総理が可愛くて、あと人柄」って笑、これ、子供の発言じゃないんだよ40代女性なのよ。ポピュリズムの極限値じゃないのかコレは笑。国民側が望んで主体的にポピュリズムに突っ込んでいるんだか

 僕なんかが風邪を引く時には、生来の勝気さと仕事好きってところがあるから「ああ、なんか疲れてきたやうだ」とか「煙草をやっても鰻を食っても美味いと思えない、気丈夫もこれ限りか」とか「なんだかだんだん動くのがしんどくなって、気がついたら熱っぽい心持ちで」なんてことは一才なく、元気に野原を駆け巡っていた兎が、猟師に1発で仕留められたさながら、突如全身が痛く、意識も朦朧となり、全く動けなくなるやうで、これは干支が卯年だからであらう。

 

 若い頃は還暦になったら杖をつき、着物の見ごろも心許なくなくなってしまい、床屋で山高を帽子掛けから落としては、すごすごと拾らうようになるのだ。と思っていたのだが、実際になってみたらさうでもなく、むしろ、些か元気になりすぎたんだかなんだか、怪我をしたり大昔に患った病気をまた患ったり治したりして、「仕事に患いに大忙し」では笑うに笑えぬとはこのこと。

 

 それでもまあ、生来の機嫌の良さと物事を哲学者のように深く考えない性質から、実に楽しく60代を過ごしている間に、人間ドックの検査で肺癌の再検査と言われ、流石に焦ったら誤陽性だと言われ、これでは棚の上げ下ろしだ、一生分あげておろした。と思っていたらいつの間に風邪を引くのも忘れてしまったようで、気がつくと全ての内科医の診察カードを無くしていた。 

 
ビュロ菊だより

「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。

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菊地成孔

音楽家/文筆家/音楽講師 ジャズメンとして活動/思想の軸足をジャズミュージックに置きながらも、ジャンル横断的な音楽/著述活動を旺盛に展開し、ラジオ/テレビ番組でのナヴィゲーター、選曲家、批評家、ファッションブランドとのコラボレーター、映画/テレビの音楽監督、プロデューサー、パーティーオーガナイザー等々としても評価が高い。

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