• このエントリーをはてなブックマークに追加

 やっと何とか声が出るようになってきたので(それでも長く話すと喉が焼けて咽せ、大量の痰が飛び出してくるのだが、なんか昔って爺さんとかみんなそうだったような気もする笑)、人と会ったり話したりする仕事復帰したのだが、3 / 11の記憶に浸る間もなく、まずはNHKエンタープライズに行って「泉京香は黙らない」の監督と音楽に関する最終打ち合わせ、その後、とうとう改装を終えて再稼働したパークハイアットのピークカフェに行って、情報公開できない件について打ち合わせ、そしてその後、美學校の、初年度の最後の授業に行く、という、我ながらキツい仕事始めとなったけれども、まあ、結局、僕は人と話すのが好きなのである。

 

 「泉京香」は、言うまでもなく「岸辺露伴」のスピンオフで、オリジナル脚本である。僕はステッフィングに関してまで知る由もないが(というか、何にも知る由がないが。ただひたすら、出来上がった画面に音楽を付けているだけ)、今回、かなりの最強チームだった「露伴組」から、監督と脚本という、映画の骨子だろそれ。という2人がベンチに入り、2人組の新人監督(男性)が登板となった。

 

 声を出す仕事ができないのでペン大は休んでいるんだが、今回、発熱はしてないので(また、花粉症は、処方薬でぴたりと止まった。筒井先生の「虚人たち」では、「主人公が、同じ日に、全く関係ない2つの大事件が降りかかる」という、それまでの虚構の不文律を破っているが、現在、僕の咽頭から気管支近くのエリアを牛耳っているのが、花粉なのか、花粉と風邪菌の協力体制なのか、花粉という旧弊を抑え込んだ風邪菌なのか、見当もつかない)何もしないで寝込んでいるわけにもいかず、「晩餐会試食の動画」を作成し、今は「hair cut 100 XXXX FOOT WARK」の紹介動画を作っている。

 

 これは楽しいが、黒ひげ危機一髪こと嘉山正太監督が盛り上がって2カメ回したので、やはりゴダール派の僕としては<手持ち1カメにジャンプカットを入れて字幕に凝る>のが得意で、2カメになった途端、たったの2カメなのに、ハリウッド映画の

 入院患者の日記みたいだが笑、咽頭炎とロキソニン&抗生剤の戦いで、今の所、咽頭炎が上回っており、声が出ない、というか、出してもガラガラ声で、30秒お話すと咳が止まらなくなるので、今日明日のペン大を3コマ分臨休にした。というわけでラジオデイズ1回お休み頂きます申し訳なく候。昔のとか試しに聴いてみて、初めて生成AI使った回の最後に「やがて人類はAIをめぐって戦争すると思いまーす。また来週」って言って終わってるんで笑。

 

 排泄物の話は本当に嫌なのだが、声が出ないのは痰のせいで、声帯並びにその周辺に痰がへばりついているからなのだが、以下厄介なのだけれども、痰が、声帯周辺という「非常に狭いエリア」に発生しているだけなら、うがいしたりお茶飲んだりすればすぐに流せるだろう。世に「去痰剤」(ちなみに僕はカルボシステインを処方されている)が存在するのは、痰がもっと深いところまで広範にへばりついているから

ビュロ菊だより

「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。

著者イメージ

菊地成孔

音楽家/文筆家/音楽講師 ジャズメンとして活動/思想の軸足をジャズミュージックに置きながらも、ジャンル横断的な音楽/著述活動を旺盛に展開し、ラジオ/テレビ番組でのナヴィゲーター、選曲家、批評家、ファッションブランドとのコラボレーター、映画/テレビの音楽監督、プロデューサー、パーティーオーガナイザー等々としても評価が高い。

http://www.kikuchinaruyoshi.net/
メール配信:あり更新頻度:不定期※メール配信はチャンネルの月額会員限定です

月別アーカイブ