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菊地成孔さん のコメント

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菊地成孔
>>1

 とにかくTwitterは想定内のことしか起こっていないので(ここがスクショされるのも、書けば書くだけオモチャにされるのも想定していました)、とにかく置石が出来たので良かったです。「時が解決する」「時が再発見 / 再評価する」ということについて、音楽家はよく知っていますし(画家とかもそうでしょうが)、「ああ、あの時リスクを犯してもしておけばよかった」と悔やまないようにしているので、特に疲れてもいませんし、満足です。

 確かに僕も、誰からも裁かれたくないし、誰も裁きたくないです。が、裁きは下すのも受けるのも人間が作った欲望なので、なくならないですね。「そこに愛があるか」と言う問いは、「人権派弁護士」といったような形で浸透的に定着していると思いますが、これまた、Twitterが生まれる遥か前の、法が生まれた時から存在するコンセプトでしょう。Twitterには構造的にそれがないので(愛がある人は黙ってTwitter外で愛を表明するでしょうから)、荒地も荒地ですね笑。久しぶりで荒地に降りたので笑、面白かったです。

 しかーし、せっかくお楽しみいただいたアイラードミューンでしたが、「こうしておけば良かった」と言う後悔でいっぱいです笑。現場入りしたら大谷くんがもうウイスキーの瓶を持っていて笑、「ああ、今日はもうダメだな笑」と思いながら、なんとか言うべき事は言いましたが笑、結果として細田くんには悪い事をしたと思ってます笑。

 ただ、書籍の中では(当たり前ですが笑)大谷くんは酔っていないので、非常に有意義です。ぜひご一読ください。大谷くんが「本なんだから読めばいいじゃん」と繰り返していましたが、あれマッチポンプですね笑。

No.9
46ヶ月前
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 節分が正しくはいつだか忘れてしまったが、セブンで豆を買い、一人で「鬼はー外!福はー内!」と学童のように叫んでいるところを想像したら、思わず笑ってしまった。野暮はししゃんせ侍ならば、誰が鬼だか福の神。ベランダで恵方巻きの代わりにタバコを咥える。見下ろす街は静かで、穏やかである。    明後日、生検の結果が出るが、吉と出ようが凶と出ようが報告することにする。ただ、自分が平気でも、知る方がデリケートだった場合、知らせない方が良いこともある。 Twitter がみるみるファシズムの傾向を露わにし(僕が露わにさせているという側面もある)、僕自身は呆れて笑っているのだが、デリケートなファンは苦しむだろうと思うと、我が不徳の至りに胸が痛む。    正義感と潔癖性が、暴力衝動と繋がっているのはいうまでも無い、民が正義を遂行しているという自意識で殺意に陶酔しているなどということは日常茶飯事である。幼児虐待の親のほぼほぼ100%が「躾のつもりだった」と言う。問題は集団性と、「手を汚さない事」への無意識的罪悪感だろう。「蜘蛛巣城」の山田五十鈴である。ファシズム化と、「毎日何度も掌をアルコール消毒」という義務は、とんでもない偶然によって結びつき、きちんとバランスしていると思うと、ちょっと笑う。    ここもスクショされているという現象は、端的にパパラッツィの子孫で、「時事ネタ嫌い」に<一般(者)報道>として書いた記憶がある。暇に任せて「時事ネタ嫌い」を読んだが、呆気にとられた、あの回のこの部分が、といった話ではなく、単純にもう、歴史はたった10年単位でリピートされているとしか思えない。一冊ほぼほぼ全てが今の話である。  
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