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本田さん のコメント

神さま、みなさま、菊地さま、こんばんは。本田です。
こちらは2月10日の午後6時半になりました。

 今回も"入り"が同じであり、これよりお伝えいたします御礼にテンプレート性を感じているのですが、前回の日記のコメント部分にもご回答をくださり誠にありがとうございます。いつも大変うれしく、大変勉強させていただいております。

 『喜劇 駅前弁当』につきましては大変おどろきました。お教えいただき誠にありがとうございます。物心がついたときの年号は平成ですが、『喜劇 駅前弁当』の映像を観ると、昭和の浜松の面影といいますか、においや空気が伝わります。これは予測でありますが、この映画は「ヘアメイクさんが力を入れて"静岡顔"を演出したのではないか」と思っております。つまりそれが、時代を超え、変わらない浜松独自の大切な物事を私に伝えてくれた鍵となったのではないかと推測いたします。
 奇妙な話になりますが、大学生の頃は東京駅から各駅停車で浜松の実家に帰省しておりました。大体の場合、熱海駅あたりから入眠してしまい、はっと起きたときには沼津になっておりまして、沼津駅から浜松駅にかけては同じタイプの顔をした人が乗り降りしていました。前述いたしました"静岡顔"の説明は難しいのですが、電気グルーヴのお二人は典型的な"静岡顔"と思います。

 菊地さま。大変すみませんがまたしてもご質問がございます。日記をよく拝読させていただいたのですが、<そもそもウォーキングをはじめられた主なきっかけとは、他のコメンテーター様に対するご回答のように、外の景色を見たい、また、音楽のイメージをキャッチしたい、という理由のみでしょうか。>
私には文章を拝読する"体力"が足りないことにより、単純に文章を吸収できていないのではないかと思っておりますが、他になにかウォーキングをはじめるきっかとなることがございましたらお教えいただけますと幸いでございます。私も真似をさせていただき、外気が暑くなる前にウォーキングをはじめようかと悩んでおります。

 また、神さま及び菊地さま。ファンと天才芸術家、そして全てを司る神さまとの関係上でこのような質問をすることは"退場"に値するのかもしれませんが、<私の命は自殺で終わるのでしょうか。>
 私は今もコントロールフリークであり、綺麗事ばかり並べ、人生という大変な剣に切られた傷をただ恨み、醜く、「音楽よ、助けてください。」と、やはり手放しで助けを呼んでいる(逃避をしている)ような気がしております。
 自殺は、自分の力で目を閉じるように、つまり一日の終わりに眠るように、とてもやすらかな行為であると想像します(死後の身体はグロテスクかもしれません)。それに対し、病死は電球が切れるように、残酷なほど突然やってくるものであると想像しております。よって正直な気持ちを申し上げますと、今、どちらに魅了されているかといえば、やはり自殺になります。

 神さま、音楽の祭司である菊地さま、<天国とはどのような場所であるとお思いでしょうか。そこに音楽はあるのでしょうか。>

 少しダークなご質問となり、お読みいただくことに申し訳ない気持ちがあるのですが、単純に菊地さまのご意見をお伺いしたく思っております。もしよろしければご回答いただけますと幸いでございます。どうかよろしくお願い申し上げます。


※追伸です。
今回の日記で涙を流した箇所は、
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ユニクロで、カラーコーデもへったくれもなく、特売品から適当なスエットを上下買って、ファミリーマートで手袋とニット帽を買った。メガネとマスクで、ダメな映画に出てくるダメな銀行強盗である。僕は大いに満足した。
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になります。
「僕は大いに満足した」と、最後につけ加えられていらっしゃり、何が"粋"であるかをお教えいただきましたことに大変感謝をいたします。本当にありがとうございます。
No.27
45ヶ月前
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 正午に起きて、深夜4~5時に寝るというタイムテーブルに慣れ始めてきた。せっかくライブもないのだから朝9時に起きたい所なのだが、しまった。「大恐慌へのラジオデイズ」の収録が、零時を超えないとできない。三回先まで内容が決まっている(*三回先が「続・道で拾った CD をかけっぱなしにして質問に答える」ですので、ネタ狙いの方からシリアス極まりない方まで、満遍なくメールでお送りください。宛先は info@kikuchinaruyoshi.net です)。    「夜電波」は TBS まで事務所の車で行って、入り口でパスを貰い、それを首から下げて9階まで行き、スタジオに入った。台本は細密に全部書いてあって(大体30分~1時間で電撃の様に書いた。我ながらよく8年間も毎週書けたと思う。習慣のなせる技であろう)選曲も事前に決まっていて、スタジオで話し、収録が終わるとトナミ D が、噛んだ所や、言い間違えを直してくれた。終わると再び長沼の運転で事務所に帰る。  
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