rokuさん のコメント
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第400号 2021.6.1発行 「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」…愛知県の大村秀章知事に対するリコール運動の署名偽造事件は、リコール団体の事務局長ら4人が逮捕されるという事態に至った。一昨年に行われた芸術祭・あいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」で慰安婦像や、昭和天皇の肖像画を燃やす映像が展示されたことに抗議して、ネトウヨ連中がリコール運動を起こしたものの、一般人の賛同がちっとも得られず、署名が全然集まらなかったので偽造したというわけで、やっていることが陳腐すぎる。このリコール団体の会長を務めていたのが、美容外科・高須クリニック院長の高須克弥である。高須克弥に見る現在の自称保守・ネトウヨの堕落とは?
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…アメリカでは、バイデン政権のもと猛スピードでワクチン接種が行われている。世界中が「ワクチン最強伝説」と言わんばかりの大盛り上がりで、各国から「ワクチンパスポート」の導入も報道されている。しかし一方で、ワクチンそのものへの警戒感を示し、ワクチンパスポートの導入、そして、ロックダウンに反対する人々がいて、つい最近も大規模なデモが起きたりしているのだ。日本ではほとんど報道されない“世界各地のワクチンパスポート反対運動”を知ろう!
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!福岡の女性がコロナ陽性反応が出たのち自殺してしまった件をどう思う?ファイザー製のワクチンが95%の効果というのは本当?コロナを指定感染症2類から除外させるためにできることって何がある?自国民に日本への渡航中止を勧告したアメリカと、日本からの観光客受け入れを再開したスペイン、どう見る?一番最初に衝撃を受けた女性芸能人の結婚は誰だった?PCR検査で陽性とならないための対策を教えて!採用する質問と採用しない質問の差とは?…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第421回「リコール署名偽造の怪」
2. しゃべらせてクリ!・第356回「ぽっくん渾身の土下座! 沙麻代ちゃん、全部許してクリ~の巻【後編】」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第215回「世界各地のワクチンパスポート反対運動」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記
第421回「リコール署名偽造の怪」 今回で「小林よしのりライジング」は第400号だそうだ。
何か400号にふさわしいものをと言われたのだが、何がふさわしいのかよくわからないし、「SPA!」では書かないだろう話題を記録しておこうと考え、通常運行で書くことにする。
愛知県の大村秀章知事に対する リコール運動の署名偽造事件 は、リコール団体の事務局長ら4人が逮捕されるという事態に至った。
一昨年に行われた芸術祭・ あいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」 で慰安婦像や、昭和天皇の肖像画を燃やす映像が展示されたことに抗議して、ネトウヨ連中がリコール運動を起こしたものの、一般人の賛同がちっとも得られず、署名が全然集まらなかったので偽造したというわけで、やっていることが陳腐すぎる。
しかも 約43万5千人分の署名のうち8割超の約36万2千人分が偽造 だったというのだから、醜いのに加えて、あまりにも幼稚でバカである。
このリコール団体の会長を務めていたのが、美容外科・高須クリニック院長の高須克弥で、高須の女性秘書が署名簿指印の不正に関与していたとして警察に事情聴取され、関係会社が家宅捜査を受けている。
そしてリコール運動に応援団として加わっていたのが名古屋市長の 河村たかし で、高須と共に街頭で署名を呼びかけたりしていたのだが、署名偽造の疑惑が浮上すると、市長選を控えていた河村は高須と距離を置き、 「リコール運動の発案者は自分ではない」 と発言した。
これに対して 高須は、発案者は間違いなく河村だと激怒し 、 「うそを言うのは許せない」「河村市長の正体がわかって嫌になった」 として、河村とは「絶交する」と表明。これまた醜い様相を呈している。
高須は 「偽造は知らなかった」 と言う一方、 「全責任は僕が取る」 と言っている。もっとも、具体的にどう責任を取るつもりなのかは全くわからない。
高須は全身癌で、「人体実験」みたいな先進医療を受けて生き永らえている状態だというから、そんな老い先短い人を批判するのは心苦しいのだが、この人自身が完全なネトウヨで、ネトウヨ業界の巨大スポンサーになって手が付けられない有様になっているのだから、批判しなきゃしょうがない。
今回のリコール運動も、高須の出した金で行われたことはまず間違いない。そうでなければこんな運動に専任の事務局長らスタッフを置いて、佐賀にアルバイトを集めて36万もの署名を偽造するなんてことをやる資金など、あるわけがない。
仮に高須が本当に偽造を知らなかったとしても、高須におべっか使って金の世話をしてもらっているような奴らが、のぼせ上って高須の金を使ってやったのだろうから、やはり高須自身の責任も大きいというしかないだろう。
終末期の「SAPIO」誌はどんどんネトウヨ記事ばかりになっていき、それとともに毎号必ず、高須が上半身裸で大きく写っている高須クリニックのカラー広告が表紙裏などに1ページどーんと載っていて、おぞましくてたまらなかった。
おそらくそんな調子で、今も高須はネトウヨ雑誌の大スポンサーになっているのだろう。
花田紀凱編集長の「月刊Hanada」に至っては、昨年 『高須克弥院長熱烈応援号・"愛知のテドロス"大村秀章愛知県知事リコール!』 と題する、単行本扱いの別冊まで発行している。
その誌面に登場するのは百田尚樹、有本香、竹田恒泰、武田邦彦、門田隆将、小川榮太郎、島田洋一、高橋洋一、長谷川幸洋、岩田温、ケント・ギルバート、デヴィ・スカルノといった、自称保守・ネトウヨオールスターズだ。
そしてさらに、高須の「わが天皇論」「わが靖国論」や「感動の半生記」なんてものまで載せている。よく恥ずかしくないものだと思うしかないおべんちゃら本まで作って高須を持ち上げ、リコール運動を応援したのだ。
しかしこんな売れるはずのない本、よく出せたものだ。高須クリニックが出版費用を全額持って作ったんじゃないかという気すらする。
それにしても、こうまで臆面もなく自称保守たちが高須マネーに寄ってたかって群がってきて、高須をヨイショしている様子がものすごくキモイ。すさまじい下品さだ。
一体なぜ、こうも下品になるのか。それについては、高須がどうやって大儲けしたのかを見ていけば、なんだか納得がいく。
高須は、「チンコの皮」で財を成したのだ。
それまで日本ではあまり行われていなかった「包茎手術」を、一大産業に仕立て上げた張本人こそが高須克弥である。
そもそも基本的に仮性包茎に手術は必要なく、真性包茎でも不要という見方もある。しかも、実は男性の6割超は仮性包茎で、こっちの方が多数派なのだ。
歴史的には、江戸時代や戦前には日本にも包茎を「恥」とする感覚があったらしいが、戦後にはそのような意識は薄れ、消え去る寸前になっていた。
ところが1980年代頃から、男性雑誌に「包茎は恥ずかしい」「包茎は男じゃない」「包茎は不潔」「包茎は女にモテない」といった記事がガンガン載るようになり、「包茎は恥」「包茎は手術が必要」といった価値観が「常識」になっていったのである。
なぜそんなことが起きたのか? それについて、高須克弥は自らミもフタもなくネタバラシしている。
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!
ご無沙汰しておりました。ろくです。1週間、訪れていなかったので、長い間こちらで皆さんのご感想、ご意見、ご活躍を読ませて頂きました。いろいろ思い、感じながら、時には笑って、時には悲しくなりながら、読みました。
まず、162さま、以前お名前の読み方を教えて頂きましたが、忘れてしまってこのようなことですみません。お誘いいただいてありがとうございます。でも、今は、私は自分の引き出し増やし中月間 で、沢山知りたいこと、興味深いことがあり、そちらに集中したいと思っています。なので、せっかく言って下さっているのに、こんなような答えで申し訳ありません。本当に、新しいことを、知り、理解し、自分の中にしっかり落とすという作業は、私は、とろいので、時間がかかります。それらを、様々な事象に当てはめて考えられるようになるには、さらに時間がかかります。
今日は、本当に、よしりん先生には申し訳ないのですが、やっと、三浦瑠璃さんの対談と、第16章以下~を読みました。まだ、読んでいない章もあります。最近、歳のせいか、(先生も確か以前言われていましたね)先生の作品を読んでいると涙ぐんでしまいます。きっと、先生の魂に揺さぶられるのだと思います。
感想と言うより、ちょっと思ったこと
・三浦さんとの対談
「悲劇は人に高揚感をもたらす」これは、たしかギリシアか?古代西欧の哲学で言われたものではなあったでしょうか?思い違いかもしれませんが、確か、高度な「文明」をもったギリシア人たちは、よく娯楽に演劇として悲劇を楽しんだ、と学んだような気がしましたが…とにかく、昔の哲学者の人を見る目は間違ってなかったということですね。ちょっと、不確かな記憶を基にしているので違っていたら申し訳ありません。
あと、もう一つ、私は、三浦さんと「高齢者へのワクチン接種推奨」のお考えにはどうしても賛同できません。私には、彼女の言い分は、しゃかいの正常化を急ぐ手段として、高齢者にワクチンを打ってもらってもいいじゃないの という少し高齢者に冷たいような印象をもちました。きっと、ご自分が高齢者と共にお暮しになっておられないからでは、ないでしょうか。赤ちゃんから、高齢者まで、誰も平等にその意志を尊重される権利はあります。高齢者もその尊厳を重んじられなければなりません。なので、高齢者も打つかどうか、その選択の自由はあるのです。生まれてきた生が大切であると同時に終わりゆく生のあり方も粗末にされてはいけません。誰も皆世代に関係なく尊重されるべきだと思います。
・最終章、絶品です。「とうじん」が読めず、どうしようかと焦りました、笑
私は、この章を読んだ時、なぜか、前々回、神社にお参りしておみくじに書かれていた言葉の中でずっと心に残った言葉「金をもてば、病む」を思いだしました。これは、ずっと心に留めている言葉で、それ以降、うちの村の神社にはご神木がなく(誰かが切ってしまった)なんとなく、私には「以前のお宮さんじゃない」と言う思いがありましたので、村の人々に一戸幾ばくか(1000円以下)のお金を出して頂き、あとはうちが全て出すということでご神木を植えて頂くよう案を出しました。緊急事態宣言下のなので、村の総会も2年間できておらず、それを開きたいと望んでおられる村の男の方々がおられましたので、皆さんで検討して頂くようお願いし(区長さんにもそう言い)あとは、村の方々に決めていただきます。多分、通るでしょう。そして、うちのご先祖様のことが記してある過去帳とあと祖母が嫁に来た時に持参してきたと思われる何か家系図のようなものを、表具屋さんに「お金に糸目は着けないのできちんとしてやって下さい」と頼みました。これくらいは、兄の名でしますが、私の貯金からすれば足りると思っています。ご神木がお宮さんに植えられれば、きっと村も村人もうちも栄えるでしょう。どのような風にかは、分かりませんが。
皆さんのコメントを読んで感想を述べたいこともあったのですが、またしても忘れてしまいました、笑。
183のチコリさん、私はチコリさんは女性だと思っていたのですが途中から男性のような言葉遣いになっていて、笑えました。229のチコリさん、「ひでき」と言えば、昭和世代ならそりゃ「西条」です。あなたは、だいぶお若いですね、ふふ。
最近のよしりん先生の作品、ブログ、他の師範方のブログ、どれも、熱くてやけどしそうで、凄いなあ~嬉しいなあ~頑張ろう と思います。本当に勉強になります。すぐにわすれるのですが。ありがとうございます。
そうそう、よしりん先生、実は私一度Q&Aにだそうと思って出し方が分からず諦めた質問があるのですが、これは、禁じ手なので、別にお答えして頂かなくても構わないのですが、『先生はそんなに記憶力が悪いのに(失礼)どうやって受験勉強をされ福岡大学に受かられたのですか?学校勉強嫌いな怠け者タイプは頭脳面積でも英語は単語とかめんどくさいからいや~という子が多いのにどうされたんでしょうか。国語力が高いところでカバーされたんでしょか、「数学もきらい」とおっしゃていたので、どのように受験を乗り切られたか』知りたかったのです。
それでは、今回も長々と失礼いたしました。いつも皆様方ありがとうございます。おやすみなさい。明日のライジング楽しみにしております。
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