• このエントリーをはてなブックマークに追加

ゲストさん のコメント

遅くなりましたがライジングの感想を書かせていただきます。

今回のウクライナ報道の発言で自分の主張もなく逆張りの橋下徹は置いといて、玉川徹はコロナにしろウクライナにしろ「命が何よりも大事」と言った欺瞞と「自分の考えが何よりも正義」と言った自分勝手さを兼ね合わせた悪い意味で筋が通っている人物だと実感いたしました。

ですが、小林よしのり先生が書いた「戦うべき時には戦わなければならない、命を懸けても守らなければならないものがある」と言う部分に関して懸念材料があります。

それは先生の発言が他国からの侵略にしろ感染症などの有事の際には国民の権利や自由を制限せざるを得ないと言う主張に置き換わられてしまうと言うことです。

ウクライナに対して真っ先に降参しろと発言した玉川徹はコロナ報道において「感染症対策のためなら国民の自由を制限しろ。」「政府が指導力や統制力がないから感染が広がっている」と言ったことを真っ先に言い出した人物でした。

玉川徹の発言を鵜呑みにした立憲民主党はゼロコロナを言い出し、橋下徹を中心とした維新は罰則を持たせるために法的根拠を明確にしろと言い出し国民民主党の玉木議員はそれよりも踏み込んだ刑事罰やロックダウンの法律化を政治家の中で真っ先に言い出したから。

感染症や他国からの侵略を防ぐためなら国民の主権や自由は後回しといったことを政治家やコメンテーターが言い出すことには注視しなければなりません。

もしそれを鵜呑みにして国家総動員体制が築き上げられればあっという間に管理社会へと突き進んでしまいますから。
No.95
34ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第429号 2022.3.8発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…先月半ばまで、どんなにウクライナで緊迫が高まろうと日本のメディアは相変わらずコロナばっかりで、「戦争なんか起こらない」「欧米が煽っているだけ」なんて論調もずいぶん目にした。さすがに実際に戦争が始まってしまうとメディアもウクライナ一色となったが、しかし日本人はこの事態を、どれだけ真面目に見ているのだろうか?コロナ禍に続き、このウクライナ侵略戦争に対する言動で、またもや馬脚を露した者たちがいる。人間の「個」というものは、極限状況に置かれた時にどのような行動をするのかというところに全て表れるのだ! ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…スウェーデンのルンド大学臨床科学科から報告された論文『ファイザー・ビオンテックmRNA ワクチン(BNT162b2)のヒト肝細胞系における試験管内での逆転写』によれば、ファイザーのmRNA ワクチンが、試験管内のヒト肝癌由来細胞に速やかに取り込まれ、曝露後6時間で、細胞内でDNAに逆転写されることを示したという。厚労省とワクチン好きの医者・活動家たちは、「mRNAがDNAに取り込まれることはありません」「mRNAは数日で分解されて消失する」と強弁してきたが、それは完全にデマだったのだ!この論文の重要ポイントをかみ砕いて報告しておこう。 ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!ウクライナとロシアの戦争は「グレートリセット」に向かうための八百長試合?ウクライナ・ゼレンスキー大統領のNATO加盟申請への動きは外交的失策では?映画「逆噴射家族」の脚本を構想した時は、漫画の制作時と同じ意識だった?長きに渡る皇室や皇統も遅かれ早かれ、時代や国体の変化の中で消えていくのでは?ウクライナを支援する人達は「ウクライナ脳」なの?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第456回「ロシアによるウクライナ侵略戦争」 2. しゃべらせてクリ!・第385回「涙のぽっくん! お父ちゃまのベロに全力の訴え!の巻【後編】」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第250回「mRNA、試験管では6時間でDNAに逆転写」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第456回「ロシアによるウクライナ侵略戦争」  先月半ばまで、どんなにウクライナで緊迫が高まろうと日本のメディアは相変わらずコロナばっかりで、「戦争なんか起こらない」「欧米が煽っているだけ」なんて論調もずいぶん目にした。  さすがに実際に戦争が始まってしまうとメディアもウクライナ一色となったが、しかし日本人はこの事態を、どれだけ真面目に見ているのだろうか?  わしは今回のロシアによるウクライナ侵略戦争には、もちろん断固反対する。  自称保守派もこの戦争には反対のようで、産経新聞は2月25日の社説で 「れっきとした主権国家への明白な侵略である。断じて許すことはできない」 と主張したが、いったいどのツラ下げて、としか言いようがない。   産経新聞はイラク戦争の際には、アメリカによる 「れっきとした主権国家への明白な侵略」 を、諸手を挙げて支持したじゃないか。  産経や自称保守は、イラク戦争の際には 「フセイン大統領が大量破壊兵器を所有している」 というアメリカのデマを信じて大賛成したわけだが、そんなのは、プーチンが言った 「ゼレンスキー大統領はナチズムの信奉者で、ロシア系住民を虐殺している」 というデマを信じるのとほとんど大差のないものだったのではないか?   自称保守派はただ、アメリカの侵略なら許されて、ロシアの侵略なら許されないと言っているだけで、こんな論法には全く説得力がない。 思想がないから論理が貫徹しないのだ。  一方の左翼は左翼で、共産党の志位は 「プーチン大統領のようなリーダーが選ばれても、他国への侵略ができないようにするための条項が、憲法9条なのです」 と発言。これを受けて 「もしロシアに9条と同じようなものがあり、それがしっかり機能していれば、ロシアはウクライナに進攻できなかったでしょう」 などと幼児レベルのことを言い出す者も出てきて、「9条お花畑」が満開という有様だ。  場合によってはこの先10年以内に、日本も無関係ではいられなくなる重大事態に発展する恐れもあるというのに、右も左も思考を停止させ、ただ平和ボケの極みの空気の中を漂っている。   わしがロシアのウクライナ侵略戦争に反対するのは、単なる反戦平和主義からではない。  これを許してしまったら、 国際法なんか何の意味もなく、世界は「万人の万人に対する闘争の自然状態」(ホッブス)に回帰していくしかなくなってしまうからだ。 弱肉強食の原理が全てとなり、強大な軍事力を持つ核保有国だったら、何をやってもいいという野蛮な世界になってしまうからだ。  もしも日本が核武装して、世界一強い軍隊を持っていたらそれでもいいかもしれないが、今の日本はとてもそんな状態ではない。だから、 国際法秩序の維持 は死活問題なのである。  プーチンは国際法秩序など簡単に踏みにじることができると思っていたのだろうが、それは完全に誤算だった。  ロシアの侵略は国際社会から徹底的に批判され、 米欧は予想外の早さでロシア中央銀行を含む複数の銀行を 「国際銀行間通信協会(SWIFT)」 システムから除外するという、「金融の核爆弾」と呼ばれる制裁を決定した。   これによってロシアの通貨ルーブルは暴落し、過去最安値を更新。ロシア中央銀行は政策金利を9.5%から20%に倍以上引き上げた。   民間企業でも、米欧の石油大手がロシアでの石油・天然ガス開発事業から相次いで撤退、他の産業でも大手企業が続々とロシアにおける事業から撤退するなど、自身の商売を考えれば不利益になることも顧みずに、制裁を行う動きが広がっている。  パラリンピックでは開幕前日にロシアと支援国ベラルーシの選手が急遽参加を認められなくなった。  爆撃で殺された選手の写真を掲げて、 「攻撃国は参加できるのに、彼が競技をする機会は二度とない」 と言ったウクライナの記者の訴えがかなり効いたように思えるが、「スポーツと政治は違う」などと言う人には、あのウクライナの記者に答えられる言葉があるのだろうか?  もともとロシア国内の世論は、新聞・テレビしか見ない年寄りは別として、ネットなどで自ら情報にアクセスできる若者を中心にウクライナへの侵攻には懐疑的で、 ロシアでは異例の反戦デモまで起きていた。  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!