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ただしさん のコメント

 今朝の羽鳥モーニングショー、冒頭では、統一協会の話題を取り上げていました。
 チャチャッと10分で済ませ、熱中症にも一応触れつつも、はやる気持ちを抑えきれずコロナの話題になだれ込みました。

 最初に、これから触れる話題のヤバそうな映像をザッと流しながら、深刻そうなナレーションと画面上に出る文字で紹介していきます。
「発熱外来に行列」
「熱中症とコロナの患者殺到」
「埼玉県慈恵病院」
「ダブルで来ている」

「大阪 介護施設」
「陽性者の職員が陽性者を介護する、陽陽介護」

 一通り紹介し終えた後、一気にソコには行かずに、まずは各地で3年ぶりに行われた祭りと花火大会のリポートから入ります。
 我が新潟県の長岡花火大会・横浜みなとみらいの花火大会・そして青森のねぶた祭りとリポートは続くのですが、画面右上にはず〜っと
「““大混雑”” “花火大会” 3年ぶり復活 “ねぶた祭も”」※“ ”の中の文字は赤色などで強調されていた、という意味です

 全然祝福している感じじゃない中途半端なナレーション。
『…10万発の花火を見ようと、会場周辺は、“大混雑”』
 何をリポートしたいのでしょうか。
『中には、浴衣を着た人も。』
 普通の光景なのに、敢えてナレーションをすることで特別かのごとく錯覚させようとします。

 ようは、『花火なんて見に集まってんじゃね〜よ。大混雑してコロナの感染バクハツすんじゃね〜かよ。』
って言いたいのだと思います。
 また、『浴衣なんか着て夏祭り満喫してんじゃね〜よ。自粛していろよ自粛をよ。』
って言いたいのでしょう。

 大迷惑です。こんなリポートすんのなら、一切扱わないでもらいたい。
 コイツらには風情を楽しむ感覚とか、情緒とか、欠落してんでしょう。憐れです。且つ、腹立ちます。

 そしてあっという間にコロナへ。
 この危険な暑さは、感染爆発が止まらないコロナ医療の現場にも影響を与えています、とナレーション。
 ヘタでしつこいコロナ対策とコロナ煽りが、熱中症患者数の爆上げと診療に深刻かつ危険な影響を与えているんだよ。

 埼玉県戸田市の病院の映像が流されます。
 昨日は気温41℃の中、受付終了時間の正午までに200人、合計400人の患者が行列を作ったそうです。
 発熱外来の医師の方によると、
『病院もスペースに限りがあるので、一般の患者と発熱の患者を区分けて診療するのが難しく、外にプレハブを設置して何とか対応している』のだそうです。
『発熱の症状がある患者は暑い中大変だと思うので、外でも出来る限り涼しい環境を作れるよう工夫している』とも。

 猛暑の中、発熱の症状のある患者を外のプレハブに誘導する病院。本当に大変だと思っているのでしょうか。患者の健康なんかよりマネー、なのでは。
 この病院、名前が「公平病院」だそうです。発熱外来の患者だけ明らかに不公平な扱いをされていると思うのですが。
 このインタビューに答えていた医師は、声だけの出演でした。不公平…ではないかな。

 次にVTRでに登場したのは、埼玉慈恵病院の藤永剛副院長という医師でした。
 今の状況を
『コロナか熱中症か、両方かぶっているのか重なっているのか区別が難しい場合がある。』
と藤永医師。
 熱中症とコロナの症状は似ていて、検査をしないと判別出来ないとナレーションが語ります。熱中症患者を見るときには常にコロナを疑わないといけないので、負担が増えているのだとも。

『コロナ陽性の患者さんは、医療従事者や他の患者さんにウイルスが広がる可能性があるからそれを一番気を使いますよね』とも藤永は。
 本当は『コロナ陽性の患者さんは、ウイルスを広げる』と言いたいのでしょうが、問題発言になると思ったのか、自然に『ウイルスが広がる』という言い方をしたため文脈がおかしくなっています。

 中にはコロナと熱中症を併発している人もいると恐怖をかぶせてくるナレーション。

 埼玉慈恵病院では、発熱外来の予約が午前中で全て埋まってしまうこともあるとのことでした。
 熱中症患者の対応と、発熱外来への予約殺到で、医療体制は限界だそうです。
 普通の病院でも診療出来るように、指定感染症5類相当に落としましょう。
『オレばっかし、こんなに仕事して、大変なんだよ!!』
と文句言いながら美味しい所は絶対手放さない人のように感じてしまうのですが…。

『今、問題になっているのは、院内の医療従事者が感染しているってことですね。その状況でコロナも熱中症も増えてきている状況ですから余計厳しくなってきてますね。ダブルで来てますからね。』みたいにVTRで語っていた藤永医師。
 なにかのギャンブルで大当たりして倍になって喜んでいる人のように勘繰ってしまうのは、私がひねくれているからでしょうか。
 コロナが大したことないって、プロならもう気付いてなきゃおかしいと思います、藤永。

 次に、大阪の高齢者施設でクラスターが発生したそうで、そこへ出向く水野クリニックの水野宅郎院長の様子が映像で流されました。
 水野クリニックでも、陽性になってしまったスタッフが大勢いて、やりくりに相当困っているようでした。

 その高齢者グループホームでは、先月20日時点でですが、入居者9人のうち6人が感染してしまい、また施設を支えていた職員9人も全員陽性になってしまったとのことでした。
 現在、陽性になりながらも1人で施設に寝泊まりして働いている男性職員は、感染していない入居者との接触を避けるため、窓から出入りなどしながら介護を続けているらしいです。

《陽陽介護》
そう呼ぶらしいです。
 陽性者が陽性者を介護するから、陽陽介護。何だか陽気そうなイメージがします。

 その働き者の男性職員と、水野院長の会話の様子が流されます。
 男性職員『応援の手がなかなか届かないので…』
 水野『そうね。介護士さんの応援は募集しているんですけど、クラスター施設で働いてくれるっていう人がなかなか見つからなくてねぇ〜』
 お前に何が分かる水野?
 何だかインチキくさいです水野宅朗院長。調子いいだけなのでは水野院長?

 別の高齢者施設へも出向く水野院長。
 自分の部屋のクーラーのコンセントを抜いてしまう入居者の方が居て、熱中症に罹りやすくなるし困っているという話の時、その施設の職員でもないのに何だか全てを分かっているかのように話す水野。うつむき加減でカメラからわざとらしく目を逸らし表情作りながら語る水野。

 診察を一通り終え、体にまとったビニールに『汗だくだわ』とボヤいてみせる水野。
 一昨日の訪問診療の様子でしたが、施設内にまだ飾ってあった七夕の短冊に近づいてみせる水野。短冊を読み上げてみせる水野。
『「マスク、うがいで、笑顔な一日を!!」
「今日一日元気で過ごせますように」
頑張ってほしいなあ…
願い通じたかな…』
 いい人になりたいのよねんのねん水野。

 この後、カメラはスタジオに戻り、本格的なパネルコーナー、羽鳥も復活していて、尾身の記者会見の様子がいきなり流れていましたが、ここまでしか観れませんでした。
No.50
28ヶ月前
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第443号 2022.8.2発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…統一協会の話題を、テレビも週刊誌もどんどん扱っている。一方、「安倍マンセー派」にとっては、安倍晋三があんなに無惨に殺され、しかもそのことによって安倍と反日・反社会カルトである統一協会の癒着関係が明るみに出されてしまうという事態は、とても耐えがたいことだろう。自称保守系の雑誌「月刊WiLL」「月刊Hanada」「月刊正論」は安倍追悼の大特集号を組んでいるが、その内容は安倍への賛美の嵐で、安倍と統一協会の関わりなど一切触れず、そればかりか、銃撃は「アベガー」(サヨク)のせいだとする記事まで載っている始末。現実に対して徹底して目を塞いでいるその様子は、それこそが「信仰」であり「カルト宗教」である!! ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…日テレ系列の報道番組が「末期ガンの83歳男性が、コロナ感染半日後に救急搬送叶わず自宅で死亡」という密着映像を大々的に報道している。テレビ的には「子どもか若者の死者が欲しい」というのが本音なんだろうと思うが、「救急搬送できなかった」「自宅で死んだ」「感染半日で死んだ」ということならば、83歳だろうと、末期ガンだろうと関係ないのだ。この報道、現実と、テレビ局の「推したいこと」がズレまくっていて違和感ありありだ。実態とかけ離れた“在宅コロナ死”報道、“医療逼迫”報道に騙されるな! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」…「安倍元首相の国葬にプーチン大統領も呼んでウクライナとの仲裁を」という主張をどう思う?男尊女卑の化石人間どもを相手にするのは時間の無駄では?よしりんは人を見る目がなさすぎるのでは?ホリエモンのワクチン信仰をどう思う?一番好きな吉田拓郎氏の曲は何?ポジショントークに陥らないようにするためには何を心掛けるべき?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第472回「安倍マンセーの方々へ」 2. しゃべらせてクリ!・第399回「思い出のひとコマ!ノーマスク夏祭りぶぁい!の巻【後編】」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第266回「終末期老人の“自宅コロナ死”報道は、死者の冒涜」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第472回「安倍マンセーの方々へ」  統一協会の話題を、テレビも週刊誌もどんどん扱っている。  先週の時点では、権力に忖度して沈静化していくのではないかと危惧していたが、統一協会を扱えば視聴率が上がる、部数が伸びるという現象に、もう各局・各誌とも抗えない状態になっているようだ。  安倍晋三があんなに無惨に殺され、しかもそのことによって安倍と反日・反社会カルトである統一協会の癒着関係が明るみに出されてしまうという事態は、 「安倍マンセー派」 にはとても耐えがたいことだろう。 「私の心の中の美しい安倍晋三を汚さないで!」 みたいな心の叫びが聞こえるようだ。  そんな、何が何でも安倍のことは美化しておきたい「安倍マンセー派」のために、「月刊WiLL」も「月刊Hanada」も「月刊正論」も、安倍追悼の大特集号を組んでいる。  そこでの安倍は 「不屈の政治家」 であり、 「稀代のリーダー」 であり 「自由の守護神 」 であり 「日本の宝」 であり…と、賛美、賛美、賛美の嵐である。   まるで、文鮮明を「メシア」と賛美するかのように。  もちろん3誌とも安倍と統一協会の関わりなど一切触れず、そればかりか、 銃撃の原因となったのは悪意ある安倍批判を繰り返した「アベガー」(サヨク)のせいだとする記事まで載っている。 「愛する安倍さんの裏にそんな闇があったなんて、そんなこと見たくなーいっ!」 といった状態である。  メディアでは連日、統一協会と安倍晋三・自民党の癒着関係が報じられているのに、ここは全くの異世界である。現実に対して徹底して目を塞いでいるその様子は、それこそが「信仰」であり「カルト宗教」であるとしか言いようがない。  そしてこれは信仰であるがゆえに、議論が一切通用しない。   首相時代の安倍があんなことをした、こんなことをしたといくら具体的に挙げても、「『アベガー』だ!」と言って、一切聞こうともしないのだ。  統一協会の信者が、 「サタンの言葉だ!」 と言って都合の悪い声に耳を塞ぐのと同じである。  だが、そんな安倍マンセー教信者にも、決して「『アベガー』だ!」では否定のできないことがある。  それは、 安倍晋三が 「戦後レジームからの脱却」 を掲げながら、それを全てベタ降りしたことである。  安倍は第一次政権発足時に 「村山談話」(侵略史観)を踏襲する と言い、 「河野談話」(慰安婦強制連行)を踏襲する と言い、 「東京裁判」に異議を唱える立場にない と言い、ついにこれを撤回することはなかった。  そして 集団的自衛権の行使容認については、まずアメリカ議会で約束して、それから日本の議会での議論を開始した。   戦後レジームの根幹は、アジア侵略史観(自虐史観)とアメリカ追従である。 安倍はこれから脱却すると言っておいて、より強化してしまったのだ。  これは決して否定のできない事実としてあるのだから、絶対に反論のしようがないことである。   しかもこの上に、統一協会の問題が加わるのだ。  ジャーナリスト・鈴木エイト氏が公表したリストによれば、統一協会と関係のある国会議員は112人で、うち98人が自民党議員、中でも安倍派が35人に上る。しかも、まだ公になっていない議員は他にもいると考えられるという。  明らかになっているだけで、自民党の国会議員の4分の1以上が関わっているというのだから、びっくり仰天である。  しかも、警察組織を管理する立場にある 国家公安委員長までも、統一協会の関連団体が主催するイベントの「京都府実行委員会委員長」を務めていた ことを認めている。全く狂気の沙汰であり、そして それは全て第二次安倍政権発足以降に顕著になったことなのである。  中でもわしが特に重視しているのは、2013年の参院比例で初当選した元産経新聞記者・ 北村経夫 への選挙協力の件だ。  統一協会の内部文書には、 安倍から直々に北村を後援してほしいとの依頼があったと記され 、さらに「まだCランクで当選には遠い状況」だった北村を当選させることが「組織の『死活問題』です」と書かれていたという。  その結果、北村は当選。二期目を目指した2019年の選挙でも、初当選時と同様に盤石な地盤を築けていなかったにもかかわらず、 安倍が選挙直前に慌てて統一協会に支援を依頼し、再選されたといわれている。  広告塔として利用されていたという程度なら「知らないうちに悪用されていた」なんて言い訳もできなくはないが、 安倍が自ら直々に統一協会(カルト団体)に後援を要請し、票の差配をして当選したとなれば、致命傷ではないか?   公明党・創価学会に協力してもらうのが当たり前になって、完全に感覚がマヒしていたのかもしれないが。  いずれにしても、安倍晋三と統一協会の間には「ズブズブ」程度の言葉では言い表せないくらいの関係性があったのは間違いないし、このままいけばこれからも事実がどんどん明るみに出されるだろう。何しろ30年分の事実が眠っているのだから。  だが、否定しきれないほどの事実が出てきた時に、自民党・ネトウヨ・安倍マンセー派たちがどうするかは目に見えている。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!