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タモリズムさん のコメント

ラジオデイズのラカンのお話がとても面白く、少し前からラカンの入門書を読み漁っています。
千葉雅也さんもラカンは難解だ!とおっしゃっていたのでもう何冊か入門書を読んで原著(もちろん日本語に翻訳されたもの)に挑戦してみようと思っています。

>未来が、というか、ディストピアが怖くないわけね。ハイの力で無理やり突破してるんじゃないでしょう?」
>「それはもうないですね笑。身体作りから慎重にやってます」

上記の部分が気になりました。私は自他ともに認める慎重派なのでハイの力で突破しようとした事がほとんどなく、菊地さんのこういう所がとても羨ましいです。

 youtubeにアップロードされたコロナ期のスタジオライブの動画を拝見しました。その中でも特に"ただの夏"は本当に素晴らしい名曲で何度も繰り返し聞いていますが、この曲のコード進行はジャスアス進行がベースになってるんですね。
No.16
8ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
2月19日(月)   精神科外来にゆく。もう外来で世間話をするだけになって10年目だが(分析をやめたのが50歳の時だったんで)、先生がテーラースイフトの名を出したのでものすげえびっくりした笑。   「えええええお好きなんですか?笑」と聞いたら「いや、偶然グラミー賞見てたんですよ」と言ったので「でも、初めて知ったわけではないですよね?笑」と言ったら「そうですね、もう随分前からねえ。自分の失恋の歌ばかり歌ってますよねえあの人笑」   「今年の受賞曲は、さすがに失恋の歌じゃないんですよ笑」   「え?なんの歌なんですか?」   「自分の娘が遺産相続についてクレームつけてきた。みたいな歌で笑、変わらず赤裸々なだけなんですが笑」   「へえー。でも、音楽的にはあれって、、、、新しくは、、、ないですよね?」   「はい。全然。アメリカの女性シンガーはもう渋滞がかなり長びいてますよ。映画のが新陳代謝ある方ですかね」   と、ここから AI の話になり、俄然盛り上がって長くなった(症状に苦しんでカウンセリングを待っていた患者の皆さんスンマセン笑。それでも僕、10分以内で出るようにしてるんですが)。   先生は AI 否定派、というか脅威派で、僕はワクワク派だ。   「僕ぜんぜんウエルカムです。少なくとも音楽に関しては。最近、レトロスペクティヴばっかりなんで、流石にメンタルに悪いですよ」   「ほう、、、、制作した過去を思い出す?」   「それもなくはないですけど、過去はそんなに苦くないですね。それよりも、前に進みたいみたいです。前方の誘惑力のがはるかに強いですね」   「まあ、それは健全ですよね笑」   「だから、どの作業にも AI 組み込ませるとワクワクするんで、全部に噛ませてます笑」   「なるほど~。菊地さんらしいですね。未来が、というか、ディストピアが怖くないわけね。ハイの力で無理やり突破してるんじゃないでしょう?」   「それはもうないですね笑。身体作りから慎重にやってます」   「ああ、 AI がどれだけ進化しても、即興演奏は残るということ?」   「いや、僕、それも AI でいいです笑」      
ビュロ菊だより
「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。