今年も残すところあと一カ月である。
年末というにはまだ早いかもしれないが、何かと全てが慌ただしい。
慌ただしさに振り回され、疲労で頭がうまくまわっていない気もするが、その雰囲気も感じつつ読んでくれたら嬉しい。
奇跡的に身体はどこも痛くないし、そこはありがたい限りである。



来月には年末の風物詩ともいえるクリスマスが待っている。クリスマスには真風涼帆さんのクリスマスディナーショーに出演する。11月のエリザベートの休演日はこちらのリハに参加していた。クリスマスの楽しい音楽に包まれた稽古なので、良い気分転換になっている。わたくしは銀髪のトナカイになり稽古場で跳ねまわったりしている。しかし、体力的には大変である。そんな、年末の慌ただしさも楽しく乗り切りたい。



クリスマスが終わればエリザベートの大阪公演である。29日に開幕した後、大晦日がなぜか休演日である。スケジュール的には紅白歌合戦に出演可能である。持ち歌はないけれど喉をあっためておこう。それかけん玉の練習をしておこう。
翌日の元旦から2回公演をぶちかましていく。



話が前後するが、11/29でエリザベートの東京公演がなんとか千秋楽までたどり着いた。「膝が!」「筋肉痛が!」「ズボンが破れた!」「肉が食いたいです!」「俺の分のカヌレ誰が食べたんだ!」などと叫び合いながら、週に9公演を7回頑張った。年末でもないのに年末進行のようなスケジュールである。そんな東京公演の千秋楽挨拶では、トート役の井上芳雄さんがエリザベート卒業宣言をなさった。これは、多分、年末のせいとかではない。
キャストのみんなからも、まだまだ観ていたかった、一緒にやりたかったという声が多い。裏でも表でも大いにその卒業が惜しまれている。

僕はというと、