最近また不思議な感覚を覚えた。
それを説明してみたい。
3歳の頃から記憶が芽生えたとして、60年近く意識を持って毎日を過ごして来たことになる。
実に2万日以上の毎日を過ごし、数えきれないほど様々な経験をして来た。
何度笑い、何度泣き、何度落ち込んで何度幸せを噛み締めたかわからない。
そうした長い日々の積み重ねを感じることは、ある程度の年齢を重ねた人なら何度かあると思う。
僕も人生を自分で創る生きかたをしているから、何度もそうやって自分の長い人生の道のりを確認して来た。
今回またそうやって人生そのものを実感しようとした瞬間、過去にない感覚に包まれた。
自分が歩んで来た長い人生と、実際にこれまで自分が移動した距離が結びついたのだ。
例えばごく最近、僕は水晶と共にAlbum "Love No Limit"のリリースを記念してキャンペーンツアーで名古屋・大阪・福岡・札幌に出かけて来た。
これだけで5000kmも移動したわけだ。
物心ついた頃から今日まで、僕はいったいどれくらいの距離を移動して来たのだろう・・・
そう考えて、途方もないであろうその距離に深く感動したのだ。
もう少し厳密に言えば、重要なのはその距離ではなく、凄まじい距離を移動して来たことそのものが僕の生きてきた証だと感じたこと・・・そこに感動したのだ。