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田畑 佑樹さん のコメント

 ここ数年での菊地さんの日記で特に好きなパンチラインに"あなたのすぐ近くにいる人。その人は高い確率でヤブだ"・"名医を求めるサメになるより、ヤブと付き合えるフカとなれ"があるのですが、今回は「近いところに所望のものがあった(諦めてたらある日突然見えた)」の話ですね(笑) こういう近さ・見えなさに関する話がとても好きです。菊地さんが長い間『タクシー・ドライバー』のエンディングを実際とは違うものとして憶えていた件なども(笑)

"政治にはニワカで興味あるけど、音楽なんてニワカですら興味ないっていう人"どころか、「この人、ネット関連のブーストで高い評価を受けてるみたいだけど、作品聴いてみるとびっくりするくらい内実が無いというか、いつになったらせめて作曲くらい真面目に取り組んでくれるんだろうか……?」と薄く記憶していたミュージシャンたち(それほど金銭的に成功しているわけでもないので名前は出しません)が、例によってお定まりのX政治論壇で一席ぶってそのたびに言い訳や開き直りみたいな投稿をズルズルやるという、本当に恐ろしいとしか言いようがない現象が常態化したので、ガスは充満しきったなあと思わされます。そして高市早苗はそのガスに着火すらしないでしょう。「そもそもバブル上がりと平成生まれでは行動原理も使える道具も違う、先に斃れるのは自陣の道具の使い方を間違えて自爆した側である」という原理を踏まえたらいいのにと思います。ソーシャルメディアの存在を自明視する人々が充満させるガスはその当事者たちが入り浸る空間だけであり(書きながら気づきましたが、これを物理的に見せたのが黒澤明『天国と地獄』の後半かもしれませんね)、その空間外で別のやり方をしている側はビクともしないと、まさに「政治について語ること」によって証明しつづけている人々が(音楽業界関連にも)あれほどたくさんいるという事実に驚かされます。高市早苗はむしろ、その躁傾向で外部から漏れてきたガスさえも煽ぎ返しているような具合ですね。ジュリアナ東京の扇子で(笑)
No.3
3日前
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 「オメエいいトシこいてそんなコトでブチあがんのかよ」と、カタカナを豊富に入れて言われそうなんだけど、ブチあがるっていうのは概ねそういうことだと思うんだが、シンプルにいうと「つまんないこと」で、だ。ブチあがんのに金がかかったり手間がかかったりする奴は辛いぞ。チャックベリーなんかダックウォークで1歩ごとにブチ上がってるでしょ。自分の店の女子トイレに盗撮カメラ入れて捕まったりしてんだからさ!! JB だって似たようなもんだ。八分音符一個おきでブチ上がってんぞジェイムス・ブラウンはさ。二言目にはライフルぶっ放して、嫁突き飛ばしてんだからさセックス・マシーンはさ。   「私は菊地成孔の AirMac に搭載された GoogleAI です。事件の概要は以下の通りです。   •         経緯 : 1989 年、ミズーリ州ウェンツビルでチャック・ベリーが経営していたレストラン「サザン・エア( Southern Air )」の元従業員が、女子トイレに隠しカメラを設置し盗撮していたとして彼を提訴しました。 •         訴訟と被害 : その後、被害を訴える女性は増え続け、最終的に約 60 人の女性による集団訴訟に発展しました。被害者の中には未成年も含まれていました。 •         結末 : 裁判の結果、 1990 年代初頭にチャック・ベリーは被害者の女性たちに対し、総額約 120 万ドルから 130 万ドル(当時のレートで約 1 億数千万円以上)の和解金を支払うことで合意しました。 この事件のほか、チャック・ベリーは過去に強盗や未成年者連れ回しなどの罪で複数回の服役経験があり、その音楽的功績の一方で、私生活における数々の不祥事でも知られています」  
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