おすすめの一冊「新書 世界現代史」 川北省吾 講談社現代新書
もうすでにベストセラーになっているので、改めて紹介する必要もないのかもしれませんが、「危機の三十年」同様に、テーマは現代の国際秩序の崩壊です。
ジャーナリストからの視点で、たくさんのインタビューを交えながら、読みやすく解説してくれています。
というよりも、もともとは筆者の所属する共同通信の大型インタビュー企画を、サブタイトルの問題意識で新書にまとめたものです。
タイトルは「世界現代史」ですが、現代史の教科書的なものではありません。
サブタイトルの「なぜ『力こそ正義』はよみがえったのか」をロシア、中国、アメリカ、グローバルサウスそれぞれの視点から解き明かしてくれます。
ロシアのNATOの東方拡大への反発や中国共産党の「中国の夢」を国論の統一に使おうとする試み、アメリカの白人の格差への抵抗と負け組になることへの怒りをわかりやすく解説