【私の偏愛・第1回】
XANVALA・Yuhma


私の愛する『釣り』について。
「一番やばかったのが、早朝釣りに行ってからワンマンライヴをやったとき」

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取材・文:Miyu
LIVE PHOTO:Megumi Iritani

                                                                                     


VISUNAVI ニコニコちゃんねる新連載「私の偏愛」では、アーティストの頭の中を占める「偏愛」にフォーカスし、その魅力について“爆語り”してもらう。第1回目となる今回のゲストは、XANVALAのギタリスト・Yuhma。新曲『災』を引っ提げたAGNIツアーも、残すところあとわずか。各地で動員記録を更新し続けながら、ツアーファイナルへと駆け上がっていくXANVALAであるが、今回はそんな多忙な日々を送るYuhma(Gt)に、音楽から少し離れてじっくり話を聞いた。彼が愛するもの――その答えは、意外なことに「釣り」だった。


――今年5月3日から始まったAGNIツアーも残りあとわずか(※取材は6月中旬実施)ということで、まずはバンドの近況について伺いたいと思います。ここまでのツアーを振り返ってみて、手応えはいかがですか?

Yuhma:今回のツアーは、新曲が『災』という一曲だけだったんですけど、それが逆に良かったかもと思っていて。アルバムツアーの場合はいろんな曲が一気に入ってきて、それは楽しさもある反面、お客さんの焦点が分散してしまう側面もあると思うんです。『災』は、これまでXANVALAでリリースしてきた曲の中でも、メタル要素にちょっと新しいテイストが入ってきた曲で、かつすごくキャッチー。そういう強い武器を持って回るツアーなので、お客さんが一点集中できて、かえって一曲で良かったのかなと。

――『災』を初日にやった感覚と、直近でやった感覚はまた違うと思うんですけど、このツアーを通じてどんなふうに育ってきていると感じていますか?

Yuhma:まだ出て間もない曲なので、最初はお客さんもノリ方とか探り探りの様子でしたね。リリースしたての曲って、演奏する僕らも多少ぎこちなかったりするんですよ。だから最初の頃は、お客さんもしっかり聞こうみたいな姿勢。僕らもしっかり弾こうみたいな、やっぱり堅かったです。で、直近に関してはもうすごい。アゲアゲですね(笑)。お客さんも声出してくれるし、すごい拳を振り上げてくれるし……宗馬も楽しそうに弾いてるし(笑)。それぞれがしっかり体に馴染んで曲が育っていったなと感じています。



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▲Yuhma(Gt)

――各地での様子はいかがでしたか?

Yuhma:今回のツアーでは、新たに訪れた土地はなかったんですけど、初日の浦和が70.の生誕祭と重なったとはいえ、ソールドできてすごく幸先のいいスタートが切れました。まずはそこで気持ちよくツアーを回れるなと思ったし、他の地方においてもありがたいことに動員がすごく増えていて。ライヴ中に巽が「今日初めてXANVALAを観に来た人!」と挙手を呼びかけると、結構たくさんいらっしゃるんですよね。XANVALAの存在を新たに知ってもらって、知るだけじゃなくて、ちゃんとライヴハウスまで足を運んでもらえているという「人を動かす力」が、今の僕らにはちゃんとあるんだなという実感が持てたツアーになっていると思います。だから、その先の未来にも目を向けられますよね。もっと大きな会場で各地でやって、全箇所をソールドさせるぐらいのツアーをやりたいね、なんて話もメンバーみんなでよくしているんで。残すところは札幌と宇都宮、そしてツアーファイナルになるんですが、すごく有意義な日々を過ごせています。

――着実にステップアップしていることを実感できる、いいツアーになっているようで何よりです。ツアー中の印象的な出来事についても教えてください。

Yuhma:実は……今ツアーは結構トラブルが多かったんですよ。例えば新潟では、僕のギターと巽の歌で二人だけで始まる曲で、ドンピシャで弦が切れちゃって。僕のはロック式のギターだから、一本切れちゃうと全部の弦のチューニングがバラバラになっちゃうんです。不協和音みたいに。でも、それが奇跡的におしゃれな感じのコードになって、まったく別の曲みたいになっちゃって(笑)。それで笑いが起きて、なおかつ、じゃあもう一回仕切り直そう!とやり直したら、すごい盛り上がったんですよね。他にも、郡山では70.のベースの弦が切れたり。

――ベースの弦が切れることってあるんですね!?

Yuhma:ベースは多分、1年に1回どころか、まあ2〜3年に1回切れるかどうかみたいな、めったに切れることはないですね。あと名古屋では、宗馬のギターのワイヤレスに干渉が入って、音が途切れてほぼほぼ出てないみたいになってしまって、急遽、無線から有線に変える形になったんですけど。そのためのシールドを宗馬がやたら格好よく持ってきて、お客さんを沸かせる場面があったり(笑)。そういうトラブルがある中で、僕らメンバーもスタッフもトラブルに対しての対応力はすごく上がったと思います。お客さんもトラブルに対してすぐに受け入れてくれた上で、僕らのマインドにしっかりついてきてくれる。だからトラブルがあっても安心してライヴができていて、お客さんにすごく助けられてます。僕がよくライヴで言う「ピンチはチャンス」って言葉があるんですけど、ピンチのときこそ「じゃあこうやって切り替えてやっていこうよ」と、前向きに考えるのが好きなんです。起きちゃったことはしょうがないんで、反省してる時間があったら、どうやってリカバリーしていくかっていうことにすぐ切り替えて、困難を乗り越えていこうと考えるタイプですね。



・Λは自慢のファン
・ツアー先での釣り、釣りはバンド活動にとっても有意義な時間」
・これからの夢
・メンバーのお尻を叩く気持ちもある



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