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田畑 佑樹さん のコメント


 私も最近、Amazonで安物のソンブレロ(届いてみたら、日本平均より少しツバが広いだけの麦藁帽子でしたが)を買ったので、娘さんと同じようで嬉しいです(笑)

 私の去年までの夏の装い(外出時)は、ユニクロのサマーパーカー+スラックスだったのですが、今年から日傘を差しながら自転車をこいだら罰金を取られるようになったので、仕方なく大きな麦藁帽を日傘がわりにして・首周りの日光も遮断するためにフードをかぶり・耳も出さず・パーカーのジッパーを一番上まで閉めることにしました。その装いで鏡を見ると、
《顔以外の頭部がすべてフードで覆われ、その頭巾とひとつなぎになっているトップスが手首と腰元まで隠し、なおかつスラックスが足首まで覆っている状態》
↑なので、これってムスリマの服装じゃないか(笑)と気づき、笑いが止まらなくなりました。私はもちろん出生も性自認も男性で・女装を試みたことすらありませんが、日本国内で真夏の外出に最適な服装を整えたら、いつのまにか規範的なムスリマの服装になっていた。という事実を前にして、なんという正しさだろうか! と思わされました(笑) 今年はフランスも熱波にやられていたようなので、もう「公の場でヒジャブやめろ」などと言う気も起きず、自ずからムスリマの服装をすることになっていると思います(宗教・性別問わず)。

 それに加えて、私はソンブレロも被ることにしたわけなので、《イランのムスリマを基準とする規範的な服装+ソンブレロ》というスタイルのクールさ&新しさは、ちょっと痺れるほどです。向こう数十年の間で、「でかい帽子をかぶったムスリマが砂地(←この砂地がオリエンタリズム的な中東の砂漠ではなく、メキシコやスペインやUSAのそれである、というロケーションが重要なのですが)を歩いている」というルックのキャラ設定は、オーバーグラウンドの映画や漫画内で一般化するに違いないと思っています。

 というようなことを考えながら陽気に真夏を過ごしているので、マッシヴ・アタックのアレをまともに相手にする気もどんどん失せていました。
 ひとつだけ指摘しておくべきと思ったのは、あのステージでの3Dが左腕に PALESTINE の文字が含まれた腕章を着けていて、おそらく全文は FREE PALESTINE だったと思うのですが、「そもそも2語同時に読み取られないと正確な意味が伝わらない文字列を、なぜ腕章として着用しようとしたのか?」ということが不思議でなりませんでした。もし FREE PALESTINE と書かれた横長の布を作ったとして、「あっこれ、ステージ上からは半分しか読み取られないな」とゲネプロ中に気づき、胸か袖元に縫い付ける(もしくは文字ではなくパレスティナ国旗の図案に変更する)ことにした。などの再工夫もなしにあのステージングに至ったというのは、ちょっと信じがたいほどです。
 なぜなら、 Palantir のスペルはそもそも Palestine に似ているからです。私はああいう企業が Palestine に似た名前を持っていること自体が不快でしたが、そこに(英語圏の人なのに)気付きすらしないマッシヴ・アタックのメンバーがあんな雑な腕章をしており、なおかつ(菊地さんもご指摘の通り)Palantir 的テクノロジーを舞台装置として活用するのすらうまくない姿を見せられ、なんというか雑だわ、こんなのでいいと思われてんだな。と温度の低い憤りしか持てませんでした。

 マッシヴ・アタックによるあのステージを虚心に見ると、 PAL..TI... みたいな字の腕章をつけた人間が、チーフみたいな雰囲気で壇上に立ち、テクノロジー駆使の映像をスクリーンに出し、「あなたがたは監視されている、逃げても無駄だ」という閉塞感を演出している。という意味で、皮肉一切無しに、あれは Palantir のプレゼン営業だとしか思えませんでした。英国籍のミュージシャンがあれをやることの意義を踏まえたとしても、「まあ、いま Palantir がやってる、情報をコントロールして世界を細分化して支配する事業って、大英帝国のお家芸そのものだもんね」の一言が置かれただけですっぽり回収されてしまい、その弱さはちょっとどうしたことだろうかと思わざるを得ません。「自分が批判してやまない対象といつのまにか同化している」という意味で、英国左派、もしくは『1984年』を「これイヤな世界だよね〜でもこれって我々がいま生かされてる世界そのものですよ〜」という脈絡で引用したがるタイプのインテリの、すでに懐かしい20世紀的不徹底ぶりが余すことなく露呈していたステージ演出で、その文脈においてのみ興味深いと思いました。あの無礼極まりない『時代遺憾』の扱いなどについては、もう語る気すら起きません。現在の韓国の人々は「てめえらの国と一緒にすんじゃねえよ、なんだ “30年前と比べて今の音楽には力があるのか” って、そっち側の嘆き節のダシにしやがって。うちの国のアンダーグラウンドな新譜聴いたことあんのかコラ 」と憤激などせず、「ああそういう文脈で引用してくださってありがとうございます」と冷静に微笑むようになっているでしょうが、これは英国と違い、良い意味での21世紀感だと思います。

 マッシヴ・アタックのような、それもう細部から全体まで間違ってるでしょとしか言いようのない代物より、夏の装いを整えていたらいつのまにかムスリマの服装になっていた(笑)ということのほうがよっぽど革命的なのだ、とオチをつけたいと思います。『叛逆のサウンドトラック』記念のドミュニスト党大会にメキシコからの援軍が合流するとのことで、とても楽しみにしています。
No.1
2日前
このコメントは以下の記事についています
 シンガポールは何度も行ったことあるし、何ならマレーシアと一緒にジャズフェスで公演もした事あるけれども、そもそもリゾート北朝鮮みたいな国なんだからあんなもん出来レースだろう笑。表現の自由ガーとか国旗ガーとかヤング政治専門(以下「ヤン政」)の人なんかが言うのはもう X 国の国民性で、シンガポールが旗揚げたら追放ですよと言ってるのと一緒だから良いけど、どうしてもアレだよね欧州列強がアジア漫遊して、意識の高さを査定してるみたいで嫌だわー「日本はヌルいな。全体的に」って思ってるよ絶対笑。でも欧州列強つってもブリストルでしょ笑、行った事あるけど、イギリス人がいっぱい住んでるだけで、函館を汚くしたみたいな貧相な港町よ(函館は素晴らしいけど、偉ぶんないからさ)。90年代の話だけど。    ていうか、何で誰も楽曲の話をしない笑。マジで笑。オレもう、だんだん怖くなってきたんだけど笑。「マッシヴアタックの楽曲は十
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