みなさん、こんにちは、そしてこんばんは。及川幸久です。

今日は9月11日。
2001年のアメリカ同時多発テロ、いわゆる9.11から、ちょうど25年になります。
私はこのテーマを、YouTubeとニコ生でほぼ毎年取り上げてきました。25年目の今回は、これまで自分のチャンネルで触れてこなかったことをお話しします。

実は私自身、80年代の終わりから90年代前半までウォール街で働いていました。
私の会社は、ワールドトレードセンターの隣のワールドファイナンシャルセンター。
ワールドトレードセンターには、日本の金融機関や商社のお客さんがいたので、毎日のように通っていた場所です。

あの事件の犠牲者は2977人。
90カ国以上の外国人が含まれ、日本人も24人亡くなっています。

多くの人は、首謀者ビン・ラディンが殺害されたことで、この事件は「終わった」と思っているでしょう。

違います。
9.11は終わっていません。

真相が、ほぼまったく解明されていないからです。
そして25年経った今も、真相を求めて戦い続けている人たちがいます。

今日はその人たちにスポットライトを当てたいと思います。

■ 実行犯は「1年前」に特定されていた――エイブル・デンジャー

今日いちばんお伝えしたいのは、この事実です。

9.11の実行犯は、事件の1年前に、アメリカ陸軍によって特定されていました。

1999年10月、アメリカ特殊作戦軍(SOCOM)と国防情報局(DIA)が、当時世界最大のテロ組織アルカイダを分析する機密軍事計画を立ち上げました。その名は「エイブル・デンジャー」。

この部隊は2000年の時点で、後に9.11の主犯格となるモハメド・アタを含む実行犯4名を、アルカイダのメンバーとして特定していたのです。
軍がテロリストの国内潜入を掴んだら、FBIに伝えなければなりません。ところが、その情報共有は、なぜか3回も止められました。
そして、部隊が分析した2.5テラバイトの膨大なデータは、なぜか消去されました。
さらに、事件後に立ち上がった9.11独立調査委員会の最終報告書には、エイブル・デンジャーという計画の名前そのものが出てきません。

1年前に実行犯を特定していたという事実が、歴史から消されたのです。

■ 「黙らせたければ、私を殺すしかない」

この事実を今年、一冊の本にして世に問うた人物がいます。

カート・ウェルドン。共和党の元下院議員です。
1987年から2007年まで議員を務め、安全保障委員会と軍事委員会の副委員長を歴任した、安全保障と軍事の専門家。同時に、全米のボランティア消防団の長として、ワシントンにおける消防士の代弁者でもありました。

9.11では、300人以上のニューヨークの消防士が現場で亡くなっています。ビルが崩壊すれば命はない。それを分かっていて現場に向かった人たちです。ウェルドンは、その消防士たちの思いを25年間背負って戦い続けています。

彼は議員時代、自分の党の政権であるブッシュ政権に対して「報告書は隠蔽だ」と真相究明を続けました。2006年の選挙で再選すれば、軍事委員長として数百億ドルの予算を握り、本格的な解明に乗り出すはずでした。

ところがその選挙期間中、突如FBIが家族の家に家宅捜索に入ります。ウェルドンは落選。議員の立場から葬られました。

要するに、口封じです。

そのウェルドンが今年出版した本が『エイブル・デンジャー』です。
こんな本を出す勇気のある大手出版社はアメリカにはありません。出版したのは、タッカー・カールソンの会社、タッカー・カールソン・ネットワークでした。タッカーはFOXニュース時代からこのタブーを追い続け、現在は自身のメディアでドキュメンタリー「The 9/11 Files」を発信しています。

ウェルドンはタッカーのインタビューでこう語っています。

「情報は私の手元にある。私は黙らない。黙らせたければ、私を殺すしかない」

■ トランプは「当日」から疑っていた

25年前のあの日、ニューヨークの不動産王だったドナルド・トランプは、事件直後のインタビューでこう語っています。

「あれは建築上の欠陥ではない」

トランプはビルを建てる建築のプロです。ワールドトレードセンターは外周に太い鉄骨を配したチューブ構造で、飛行機が衝突しても倒れない設計だった。「あの壁を何かが貫通するとは思えない。まるで飛行機だけでなく、ほぼ同時に爆弾が爆発したかのようだ」――事件当日に、そこまで言っているのです。

実はワールドトレードセンターへのテロは、これが2回目でした。

1993年、ノースタワー地下駐車場での爆破事件です。犯人グループの狙いは、ノースタワーをサウスタワーに倒しかけ、両方とも崩壊させて数万人を殺すこと。このときビルは持ちこたえました。トランプは数日後、エンジニアの案内で現場も見ています。

そして、この1993年の実行犯ユセフの叔父にあたる人物こそ、後に9.11を立案したハリド・シェイク・モハメドです。

93年は、9.11の「リハーサル」だったのです。

■ 公式説が認めている「不都合な事実」

アメリカ政府の公式説はこうです。

事件を実行したのはビン・ラディン率いるアルカイダであり、ハイジャック犯19名のうち15名はサウジアラビア国籍だった――。

ところがその公式報告書自体が、驚くべき周辺事実を認めています。

CIAは、ハイジャック犯の一部がアメリカ国内に滞在していることを掴んでいながら、FBIに伝えていませんでした。米軍のエイブル・デンジャーと同じことが、CIAでも起きていたのです。

さらに、事件の約1ヶ月前、8月6日の大統領デイリーブリーフィング。ここで「ビン・ラディンがアメリカ国内での攻撃を決意している」、しかもハイジャックという手段まで、かなり明確に大統領に報告されています。ブッシュ政権は、1ヶ月前に知っていたのです。それでも、何もしなかった。

これは陰謀論ではありません。機密解除された公式文書に残っている話です。

■ 失敗説、LIHOP、MIHOP――あなたはどれだと思いますか

この公式説への異論は、大きく3段階に分類されています。

失敗説――止める材料はあったが、政府のシステムが壊れていて止められなかった 
LIHOP(Let It Happen On Purpose)――攻撃はアルカイダだが、アメリカ側が意図的に「起こさせた」 
MIHOP(Made It Happen On Purpose)――アメリカ政府またはその一部が、自ら起こした

MIHOPの代表が、有名な「制御解体説」です。
ツインタワーは飛行機の衝突ではなく、事前に仕掛けられた爆薬で倒されたという説。そして飛行機が直撃していないのに崩壊した第7ビル。あのビルについては、崩壊の30分前にBBCが「崩壊しました」と報道してしまったという、映像付きの奇妙な事実まで残っています。

配信でみなさんにお聞きしたところ、コメント欄はMIHOP優勢でした。

では、この制御解体説は本当なのか。


ここから先は、専門家による反論、イスラエル・モサド偽旗説、遺族たちの25年の闘い、そして「なぜこの茶番劇が行われたのか」を解き明かした一冊の本の話に入っていきます。