ユッチさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
1999年11月12日。
僕は皇居前広場にいました。 天皇陛下御即位10周年をお祝いする国民祭典の会場です。
前日まで準備で大変でしたが、いよいよ今日は本番。あとは演奏を待つのみです。
YOSHIKIが作曲した奉祝曲の、YOSHIKI自身のピアノとオーケストラによる演奏を
天皇皇后両陛下がご覧になる・・・。
大変なことです。
その準備のために、指揮者の川本さんやオーケストラサイドとの打ち合わせ等、音楽面
におけるサポートで、一ヶ月以上前から僕も東奔西走していましたが、資料を用意したり、 打ち合わせを重ねたりする中で、その忙しさがいずれ、晴れがましい演奏として結実する 時が来て、しかもそれを天皇皇后両陛下がご覧になるのだ、という実感はどうしても涌き ませんでした。 僕は個人的に、皇室とその歴史にとても深い敬意を感じていたので、お話としては嬉し くてたまらなかったのですが、聞かされている内容があまりに素晴らし過ぎて、現実感が なく、もしこれが何かの間違いだったら、一体どうなってしまうのだろう、などど思って しまう毎日でした。 何しろ、音楽の現場は相当豊富な経験を積んでいる僕でも、内閣府や宮内庁という言葉 が飛び交う仕事は初めてでしたから。 また、リハーサルとアレンジの確認のためにレコーディングスタジオを手配している時 も、オーケストラサイドと音楽的な内容の打ち合わせをしている時も、常に一部の情報を 伏せ、秘密裏に進行する必要があったため、音楽の仕事というより、まるで国家機密に関 わる仕事をしているような気分でした。 やっと音楽としっかり向かいあえた、レコーディングスタジオでのリハーサルも、限ら れた時間の中で音楽的にまとめあげるために、本人や川本さん、オーケストラメンバーや 音楽スタッフ等が集中して数日間を駆け抜けていくうちに、あっという間に当日が訪れた のでした。 日々まとまっていく演奏と、曲の圧倒的な素晴らしさに感動しながら、それでもまだ、 僕はその演奏が数日後に天皇皇后両陛下の前で披露される、という現実に実感を持てない まま、当日を迎えたのでした。
音楽プロデューサー/作曲家の 津田直士が、その経験から得た、「主人公という生きかた」をもとに、① 人生の悩みや迷いへの答えを分りやすく答える『その答えは』 ② 世間の話題や素晴らしい作品、アーティストプロデュースや音楽制作などあらゆるテーマで自由に綴る『本能が吠えるまま』 ③ 伝説のバンド X JAPANと共に過ごした記憶が瑞々しくリアルに綴られた著書「すべての始まり」に記されなかった舞台裏とプロデュースの原点を新たな視点で描く『夢と夕陽』 ④ 自分らしい人生を積極的に生きている人にインタビューをして、生きかたのヒントを見つける『ある人生 』といったブログを定期的に展開します。
準備の際は津田さんをはじめ関係者の皆様方は毎日神経がピリピリ張り詰め当日を迎えるまで気が抜くこともできなかったのでしょうね。 静まり返った会場でYoshiikiのコンチェルトは全ての人々に安堵を与えてくれたのでしょうね。
その後のXJAPANの復活に大きな1歩を踏み出すことになれたのは本当に素晴らしいことですよね。
津田さんが陰から大きく支えられたことも何よりでした。 Yoshikiの行くてには大きな壁が立ちはだかりますがこの在位10周年記念のイベントで見事に乗り越えたと思います。 これからも大きな壁が立ち塞がってもきっと見事に乗り越えて行けると思います。
津田さんいつも素敵なブロマガありがとうございます。 津田さんの愛のこもったブロマガこれからも楽しみにしています‼︎
Post