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Ruiki Kiraさん のコメント

私にとっても、天皇陛下御即位10周年のあの日の記憶は深く、胸に刻まれてます。

次々と辛い出来事が襲ってきたあの頃。。。
深い悲しみと混乱の中で自分自身を責め続け、もう表に出るのはやめてプロデューサーにでもなろうか、、、と語っていたYOSHIKI。
そんな想いや痛みを知り、私もとても胸が苦しくなりました。

私達が深い悲しみと衝撃と混乱で倒れそうな時、自分のことを後回しにしてまでも、私達ファンを支えてくれたリーダーYOSHIKI。
大混乱のままL.Aにもどり、独り深い悲しみと混乱の中で自分自身を責め続けるYOSHIKI。
そんなYOSHIKIを見ていてとてもとても胸が痛みました。

反省の気持ちと共に、微量ながらも私達に出来ることはないか?と必死に考えていると、同じ想いのファンが、たくさんいて、
『YOSHIKIがいくら強いリーダーだからって、私達ファンがそこに頼ってばかりではいけない!』
『まだまだとても悲しいけど、だからってずっとYOSHIKIに甘えていてはダメだよね!』『YOSHIKIは私達以上に辛く悲しいはず。』『一人一人の力は小さくても、皆で力を合わせれば支えられる!』『今度は私達ファンが一丸となってYOSHIKIを支えよう!!』『私達がそばにいるよ。独りじゃないよって伝えたい!』
そんな声が次々にあがりました。
そして、ある方達を筆頭に、YOSHIKIへのメッセージをしたためた手紙を集め、一冊の本のように閉じて送ろうということになり、贈りました。

そのような活動を続けていたある日、
YOSHIKIが天皇陛下御即位10周年の奉祝曲を担当するというニュースが飛びこんできました。
あるインタビュー映像の中で、私達が送った手紙集について、YOSHIKIさんが触れてくださり、
『あぁ私達の想いはちゃんと届いていたんだ(꒦ິ⌑꒦ີ)少しは力になれたんだ(꒦ິ⌑꒦ີ)』と、安堵の涙を流したのを覚えてます。
当時、叩かれたりもしましたが、私達はただ純粋に、愛する大切な人の心に寄り添いたい。独りじゃないよ、そばにいるよ!って伝えたい、その一心で動いていました。
いつもYOSHIKIが音楽を通じて私達にそうしてくれてるように。

天皇陛下御即位10周年の式典当日、あのステージに立ち、何年経っても変わる事のない真っ直ぐな音で、あらゆる感情を表現するYOSHIKIの姿を見て涙が止まりませんでした。
立派に演奏を成し遂げたYOSHIKIを見て、仲間同士で抱き合いながら『YOSHIKIはきっと大丈夫!これからもきっと悲しみや寂しさは襲ってくるけど、ずっとずっと支えていこうね!運命共同体だもの、辛い時は支え合おう!』と泣き笑いしたのを覚えてます。

そういった意味でも、あの日の記憶は、とても深く胸に刻まれております。

でも、なにより、YOSHIKIを表舞台に呼び戻したのは、やはり音楽の力ですね。

それまでにYOSHIKIが生みだしてきた音楽が、ホントに純粋で100年残る素晴らしい音楽であったからこそ、
暗く長いトンネルにいた時も、このような大きな依頼がきて、
音楽に導かれるようにステージに立ち、歩き出すきっかけとなったように感じました。
また、お母様のアドバイスも大きな後押しとなったと聞き、感謝の気持ちでいっぱいでした。

天皇陛下と皇后陛下が、お顔を見合わせ、微笑まれながら、少しお体を前に乗り出すようにして、YOSHIKIの演奏に聴き入っていらしたお姿が忘れられません。

あ!!!!
当時を思い出しながら書いてたら、
ついつい、長々と、語ってしまいました。すみませんm(_ _)m

津田さんの綴ってくださる文章を読んでいると、当時の想いや記憶が鮮明に思い出されて、つい熱く語ってしまいます。
愛が溢れるブロマガを、いつもありがとうございますm(__)m
これからも、楽しみにしております☆
No.2
135ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 1999年11月12日。  僕は皇居前広場にいました。  天皇陛下御即位10周年をお祝いする国民祭典の会場です。  前日まで準備で大変でしたが、いよいよ今日は本番。あとは演奏を待つのみです。  YOSHIKIが作曲した奉祝曲の、YOSHIKI自身のピアノとオーケストラによる演奏を  天皇皇后両陛下がご覧になる・・・。  大変なことです。    その準備のために、指揮者の川本さんやオーケストラサイドとの打ち合わせ等、音楽面 におけるサポートで、一ヶ月以上前から僕も東奔西走していましたが、資料を用意したり、 打ち合わせを重ねたりする中で、その忙しさがいずれ、晴れがましい演奏として結実する 時が来て、しかもそれを天皇皇后両陛下がご覧になるのだ、という実感はどうしても涌き ませんでした。  僕は個人的に、皇室とその歴史にとても深い敬意を感じていたので、お話としては嬉し くてたまらなかったのですが、聞かされている内容があまりに素晴らし過ぎて、現実感が なく、もしこれが何かの間違いだったら、一体どうなってしまうのだろう、などど思って しまう毎日でした。  何しろ、音楽の現場は相当豊富な経験を積んでいる僕でも、内閣府や宮内庁という言葉 が飛び交う仕事は初めてでしたから。  また、リハーサルとアレンジの確認のためにレコーディングスタジオを手配している時 も、オーケストラサイドと音楽的な内容の打ち合わせをしている時も、常に一部の情報を 伏せ、秘密裏に進行する必要があったため、音楽の仕事というより、まるで国家機密に関 わる仕事をしているような気分でした。  やっと音楽としっかり向かいあえた、レコーディングスタジオでのリハーサルも、限ら れた時間の中で音楽的にまとめあげるために、本人や川本さん、オーケストラメンバーや 音楽スタッフ等が集中して数日間を駆け抜けていくうちに、あっという間に当日が訪れた のでした。  日々まとまっていく演奏と、曲の圧倒的な素晴らしさに感動しながら、それでもまだ、 僕はその演奏が数日後に天皇皇后両陛下の前で披露される、という現実に実感を持てない まま、当日を迎えたのでした。  
音楽プロデューサー 津田直士の 「人生は映画 主人公はあなた」
音楽プロデューサー/作曲家の 津田直士が、その経験から得た、「主人公という生きかた」をもとに、① 人生の悩みや迷いへの答えを分りやすく答える『その答えは』 ② 世間の話題や素晴らしい作品、アーティストプロデュースや音楽制作などあらゆるテーマで自由に綴る『本能が吠えるまま』 ③ 伝説のバンド X JAPANと共に過ごした記憶が瑞々しくリアルに綴られた著書「すべての始まり」に記されなかった舞台裏とプロデュースの原点を新たな視点で描く『夢と夕陽』 ④ 自分らしい人生を積極的に生きている人にインタビューをして、生きかたのヒントを見つける『ある人生 』といったブログを定期的に展開します。