さて、僕の年末・正月はと言いますと、学校に行かなくてもよいので、映画を見たり、本をゆっくり読んで過ごしていました。
鑑賞した映画は、映画館で見たものとDVDを合わせて10本程度ですが、特に印象深かったのは『ゼロ・グラビティ』です。3D作品は苦手なのですが、評判が上々だったので見ることしました。
本作はいわずもがな、宇宙が題材の映画なのですが、僕がこの作品で感じたのは「3D映画ならではの見せ方を上手くしている」という点です。3Dグラスを通して見る、宇宙遊泳の描写や、高速で迫り来る宇宙ゴミ、無重力空間を漂う物体の感じは、立体感を伴うことで非常にリアルとなり、その場に居るような錯覚を覚えました。もちろん僕は宇宙に行ったことも無ければ、無重力を体験したこともありませんが、確かに「リアルだ」と思ったのです。
『2001年宇宙の旅』が2Dのスクリーンを最大限利用した宇宙映画の最高峰だとすれば、『ゼロ・グラビティ』は映像的な意味で、現時点における3D宇宙映画の極点といったところでしょうか。あ、ストーリーについては敢えて触れません。
閑話休題。
秋の終わりごろ、僕は都内の大学の学園祭に毎週のように通っていました。学園祭自体の盛り上がった雰囲気が好きなのもありますが、その目的はなんと言っても、「大学生たちがナンパする姿を見たい」という不純なものです。
僕個人の感覚では「学園祭=釣堀」で、