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【しえすたREM】vol.1『はじめましてのご挨拶』
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【しえすたREM】vol.1『はじめましてのご挨拶』

2014-11-10 17:09

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    目次

    まえがき

    りぷらい (コラム)

    映像のひろば (動画、写真のコーナー)

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    まえがき

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    はじめまして!

    こちらでは初めてお目にかかります、桃井はること申します。これからどうぞよろしく!

    わたしは、歌を作ったり、歌ったり、声優として演じさせていただいたりしているものです。

    これから、週に1度、友人と語り合うような近い距離感で、

    このメールマガジンを発行させていただこうと思っております。

    まだ第1回で手探り状態です。

    なので、今回は自分がライフワーク的に徒然と書いているコラムをお届けしますね。

    コーナーのタイトルは『りぷらい』としました。

    求められてもいないような「返信」をシタタメるというようなイメージです。

    ふとした時間の合間に、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

     

     

     

     

     

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    りぷらい / 第1回  『幻のゴール』

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     6月下旬、梅雨の日本を抜け出して、わたしはアメリカ・ワシントン州の「Idol Matsuri」というイベントでライブ、サイン会などをさせていただいてきた。会場となったビーチに隣接するホテルのリゾート感は、その長閑な感じが、B級と言われるホラー映画や「DEAD ISLAND」みたいなオープンワールド系のゲームのようだった。そこに全米、カナダ等から集まった非日本人の日本アイドルヲタの猛者たちの熱さ、優しさ、一緒に出演させていただいたゲストのかわいさで、本当に楽しく有意義な渡米となった。


     ネットでライブの映像が観られるからこそ、体一つ同士で会えた時の感動はさらに大きくなる。ライブの楽しさは体が覚えている。素敵な想い出がいっぱいだ。


     帰国の飛行機の中、目を通した日本の新聞で大きく取り上げられていたニュースは、サッカーワールドカップと、都議会での女性議員へのヤジ問題なのであった。


     そもそもあのような不規則発言は言語道断であるというのは当然として、ヤジ問題に関して、新聞やネットでのニュースを巡回して読むかぎりのわたしの感想はこれだ。


    「なんでその場で言い返してくれなかったんだよー」


    ということである。


     議員になる方は、きっとディスカッションやディベートが得意な、弁の立つ方だ(であってほしい)。下品に不規則発言を繰り返す卑怯なオトコ達に、その場でピシャッと「今なんとおっしゃいましたか?そのような発言をされるのは云々……」と、その場でアドリブで反論してくれたとしたら、オンナとして、溜飲が下がるのになーと思ってしまった。


     言わばピンチはチャンス、酷い発言は、男性議員のファンブルだったのかもしれない。そこでボールを奪い返し、クレバーにヘディングシュートを押し込んだら。もしわたしがMXテレビでその中継を見ていたとしたら、立ち上がって拍手してしまうことだろう。


     と、議会は試合じゃないし、サッカーに比喩するのはほどほどにしたほうが良いが、わたしはそんなことを一人で想像し、その幻のゴールを頭の中で何回もリプレイするのであった。

     

     わたしはラジオのパーソナリティや司会の仕事をさせていただくことも多いので、「瞬時に、的確に言い返す」難しさに、いつも打ちのめされている。後で「ああ、あの時こう返したらもっとよかったのに」と、思い返してクヨクヨすることばかり。だからこそ、言い返されることを想定せずヤジっているのであろう相手を、理性的な言葉で一蹴してくれたらどんなにヒロイックだったことかと思ってしまうのだ。後日に持ち越さず、その場でガツンといってほしかった。


     男はどうだ、女はどうだと、ホント一概には言えないけれど。中学生のころに女友達と喧嘩すると、泣きながらいつもこういうようなことを言われた。「あの時は黙ってたけど、本当はすごく嫌だったの!」と。「ならなんでその時言わないんだよ」「だってそうすると雰囲気が悪くなるじゃん」というようなやりとり。これって、女性特有だと思ってたんだけど、どうもそうではないのかなぁ。


     今やその場で言うより、後で言ったほうが……ネットに書いたほうが、破壊力が増す。でも、後でウジウジ言うのって、女性である自分にコンプレックスがあるわたしがキライ続けてきた女のイヤな部分まるだし、って感じなんだよなぁ。書き方ひとつなんだけど、そういう書き込みを読むと、辟易しちゃう……まぁ、それも自由ってことなのか。


     しかし……十代の頃からインターネットに20年触れてきたけど、わたしがこんなことを言う時代になるとは、少女時代のわたしは予測していなかった。もはや第二の空気のようになってしまった日本語のネットのありようが、わたしにはおそろしい。


     ああ、それにしてもわたしは、的確なタイミングで素直に自分の想いを説明できるような反射神経と聡明さがほしいし、それができる人に憧れる。それが人生を左右するのかもしれないよなぁ。でも、なかなかできないことだから歌う理由になるのかもしれない。


     そうだ、だからこそ、わたしは生で、自分の声帯を震わせて、歌いたい欲求にかられているのだ!(多少強引)
    今月27日のワンマンライブ、がんばるぞー!

     

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    映像のひろば 

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    第1回はアメリカ・シアトルにあるEMP MUSIUMのSF殿堂博物館にある合成の展示コーナーにて。

    ノリノリなモモーイです……。

     

     


    http://www.nicovideo.jp/watch/1415607244

     
     
     

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    2014年7月9日発行

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