木落猿右衛門さん のコメント
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第119号 2015.2.3発行 「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、小林よしのりに関するWikipediaページを徹底添削「よしりんウィキ直し!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」…戦後70年、戦争に関する日本の言論界そのものが硬直しきっている。「保守」は侵略戦争だろうが、対テロ戦争だろうが、どんな戦争でも「断固やるべし」と言い、「左翼」は、この世のありとあらゆる戦争に反対としか言えない。邦人人質事件に関しても、全てのケースを一緒くたにして、それぞれの陣営が好き勝手に主張している。言論を堕落させた「ポジション・トーク」の時代は終わらせるべきである!
※「ザ・神様!」…前回、大反響を呼んだ性欲魔・御宅王岡田斗司夫之命の追加報告をお届け!さらに、モクレンヒメが巻き込まれた「写真無断盗用事件」とは!?繰り返し出てくる“あるワード”に爆笑必至!世の中に蔓延るペテンに騙されるな!!
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!テロ組織に全意識を奪われていて日本は大丈夫?小保方さんが刑事告発された件はどう思う?サブカルは差別されてこそ光るもの?女性にモテるにはどうしたらいい?私には愛人がいます!どこに匿えば良い!?予言者よしりん、どうしてそんなに言い当てられるの?イスラム国は今後どうなる?…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第116回「ポジション・トークは『足軽の集団主義』」
2. しゃべらせてクリ!・第79回「まさかのハッピーバレンタインぶぁ~い!の巻〈前編〉」
3. もくれんの「ザ・神様!」・第50回「モクレンヒメが教える! ネットでの写真無断盗用の対処法」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 読者から寄せられた感想・ご要望など
7. 編集後記
第116回「ポジション・トークは『足軽の集団主義』」 『新戦争論1』の発売から1週間経てば、ネットの中では必ずわしへのアンチが蠢き出す。
アンチには2種類いて、極右のアンチと、極左のアンチである。
在特会や、ネトウヨや、安倍首相信者の極右が罵詈雑言を投げかけてくるが、反戦リベラル左翼も、罵詈雑言をぶつけてくる。
本の内容も読まず、理解する脳力もなく、ここ何年もずっとこの調子である。本が売れること自体を妨害したいのが、極右と極左のアンチどもだ。中には極左の工作員が、極右に成りすまして、攻撃してくるケースもある。
極右も極左も「ポジション・トーク」に堕しているから、自分の頭で考えない。 意見は自分の属する世間(ポジション)に同調しているから、右も左も紋切り型で、それぞれの陣営の統一見解に固着している。
なにしろ戦後70年、戦争に関する日本の言論界そのものが硬直しきっている。
「保守」「右翼」は好戦的!
「革新」「左翼」は反戦的!
ただこれだけなのだ!
いったん自分の立つポジションを「保守(自称)」に定めてしまったら、好戦的な意見しか言えなくなってしまう。
侵略戦争だろうが、対テロ戦争だろうが、あるいは避けようとすれば避けられる戦争だろうが、どんな戦争でも断固やるべしと言わなければならなくなってしまう。
もしも、「それは侵略戦争だから反対だ」などと言おうものなら、たちまち「左翼」と思われてしまうのだ。
わしには自称保守やネトウヨの「好戦的」な言動が理解できない。
左翼は左翼で、このポジションに立ってしまったが最後、この世のありとあらゆる戦争に反対という意見しか言えなくなってしまう。
過去の戦争も、現在の戦争も、未来の戦争も、すべてがダメだと言わなければならないのだ。
全くおかしな話である。
全ての戦争には、それぞれ異なった事情がある。
やらざるを得ない戦争もあれば、やってはならない戦争もある。
それは右とか左とか、保守とか左翼とかいう立場には関係がない。
……たったこれだけの当たり前のことが、ポジションを決めてしまった人々には一切通用しないのだ!!
右か左かのポジションによって、かたや100%賛成、こなた100%反対、その両方の極論以外は、決して許されないということになっているのである。
極論になってしまったら、どっちの側についても必ず道を誤る。
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!
ご指摘ありがとうございます つい、やっかみが入ってしまいました。
私も職業に貴賤なしと思っております。よしりん先生は漫画家としての仕事を、陰で地道にコツコツされているからこそ『新戦争論』というドすごいものが作れるんですね。自分の本業をほったらかして、関係ない事に首を突っ込んでいるから、香山リカ(私もあえて敬称を外します)のようにポジショントークにはまって、おかしなことになるのです。やはり、『多芸は無芸』であると私もそこを批判したかったわけで・・つい、言葉足らずになってしまいました。
ですが、新自由主義のせいで企業は利益ばかりを考えるようになり、正規雇用が減って、皆いつ首を切られるかわからない状態で、自分の仕事に誇りが持てなくなっていますね。でも、ごく一部の人は除いて、コロコロ職業を変えるよりは、一つの所に腰を落ち着けて仕事をするほうが、人間本当はいいと思うので、本当に日本の企業を活性化させたいなら、全員正社員で雇えるようにすべきだと思います。
よしりん先生が老後の理想として公園の草むしりを考えておられるように、会社から給料をもらうだけが仕事ではありません、そういう公共の場を守るのも大切な仕事だと思います。私も本当は『百姓』になって、小さいながらも自分の家の田畑を守っていきたいのですが、それもTPPによって消滅しようとしています。上の人間も今、本当に守りたいものが何なのかわからないでしょうね。 私もカマを掘るよりは、土を掘ることの方が好きですから!!下品な表現になって申し訳ありませんが、私も本当はお世辞にも頭がいいほうでないので・・真面目くさった言い方よりは、ユーモアをもっと磨いていきたいです。
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