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『カオスだもんね!』アナタは何冊知ってます? 昭和生まれのおっさん達による“懐かしすぎる漫画”談議
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『カオスだもんね!』アナタは何冊知ってます? 昭和生まれのおっさん達による“懐かしすぎる漫画”談議

2013-07-27 01:00
    今回のカオスなんですが、最初聞いていた話だと、“漫画喫茶一泊お泊まりツアー”みたいな企画だったハズなんですが、急遽ネタが変更になったようで……。

    そもそもの始まりは、漫画喫茶に入ってから漫画を探すといろいろありすぎて悩むから、行く前に編集部である程度読む漫画を絞り込んでおこうぜ、みたいな感じだったようです。

    しかし、そこに週アス編集部のムラリンが通りかかり、何の気なしにお薦め漫画を訊いたところから話は横道に。 20130726saku 20130726saku


    そんな、ムラリンが最初に薦めてきた1冊は、和田慎二先生の『ピグマリオ』。

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    シャクライは読んだことないのですが、精霊とルーン国王との間に生まれた子供クルトが、母親や人々を石に変えたメデューサを倒す旅に出る物語みたいです。

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    ムラリンは小学生のとき、お姉さんが読んでいたその漫画にハマったのだとか。聞けばアカザーさんの妹さんも単行本を持っていたようで、当時としてはかなり王道の少女漫画だったという感じでしょうか。

    ちなみにシャクライが小学時代に好きだった少女漫画は室山まゆみ先生の『あさりちゃん』です。

    そしてここからなぜか、小学生の時にハマった漫画談議に……。


    アカザーさんの小学時代の思い出の漫画は横山光輝先生の『バビル2世』。言わずと知れた、傑作ですが、一応ストーリーを簡単に紹介すると……。

    【バビル2世とは】
     はるか昔、地球に不時着したものの帰れなくなり住み着いてしまった宇宙人・バビル。彼が残した遺産・バベルの塔と三つのしもべを受け継いだ超能力者の浩一少年が、世界征服を企む悪の超能力者ヨミと戦う物語。

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    アカザー家ではもともとアカザーさんがハマって読み出したそうなんですが、気がつけば父アキラも夢中に。しかも後半はアキラの方がハマってしまい、「金出してやるから続き買ってこい!」という逆転現象が巻き起こったほどの漫画なのだとか。

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    ちなみにシャクライ家の父マサヨシが一番好きな漫画は植田まさし先生の『おとぼけ課長』です。

    そして、続いてミズグチさんの小学生時代の印象に残っている漫画ですが、風忍先生の『地上最強の男 竜』。

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    正直、アカザーさん、ムラリンはもちろん、シャクライも初めて聞いた作品なんですが、内容はこんな感じらしいです。

    【地上最強の男 竜】
    どんな相手でも0.2秒で殺せる地上最強のカラテの達人・雷音竜が数々の強敵を倒していく物語。

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    「しかも竜のパワーは桁外れだったゆえに、パワー封じのために師匠に鉄仮面を被せられていたんだよ」と力説するミズグチさんだったんですが……シャクライ的には、いやぁ~世の中には知らない漫画がまだ数多くあるんだなぁ、という感じです。

    ちなみに『地上最強の男 竜』はサンコミックから出ているのですが、サンコミックなら、シャクライ的には藤子不二雄先生の『モジャ公』がお薦めです。

    三者三様の思い出の漫画について語り終えたところに、自販機に飲み物を買いに来た中村さんを発見。ついでとばかりに中村さんの思い出漫画も聞いてみたところ……。

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    中村さんの口からいちばんに出てきたのは、滝沢解&森村たつお両先生による『スーパー巨人』。

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    これまた、シャクライは聞いたことがない漫画なのですが、ミズグチさんとムラリンは知っている様子。そのストーリーとは……。

    【スーパー巨人】
    主人公の本田工作が約3年かけて自作したマイコン“ダン”が起動後、“スーパー巨人”と名乗る正体不明の何かに乗っ取られる物語。

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    この作品が描かれたのは1978年なんですが、この時代にマイコンを自作したうえ、それがハッキングされるとか……いろんな意味でちょっと早すぎた感じの漫画です。

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    そんな漫画を思い出として語るあたりが、もとSEの中村さんらしいです。

    『バビル2世』、『スーパー巨人』と、少年チャンピオンで連載されていた漫画が話題に出たことから、話は当時の少年チャンピオンへ。
     

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    世代的に近いミズグチさん、ムラリン、中村さんが言うには、当時は少年チャンピオンがいちばん熱かったそうです。なかでも3人が熱くなったのが『レース鳩0777』……。

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    【レース鳩0777】
    主人公、森山次郎が相棒のレース鳩“0777”(アラシ)と共に鳩レースに参加し、様々な出来事や出会いを通してひとりの鳩レーサーとして成長していく物語。

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    シャクライからしてみると、なんで“0777”で“アラシ”と読むのかがすでに謎なんですが、アカザーさん的にも「レース鳩と言ったら新沼謙治しか思い浮かばねぇ」だそうです。

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    ちなみにシャクライが少年チャンピオンコミックスでお薦めするのは、花登 筺&水島新司両先生による『銭っ子』でしょうか。

    さらにレース鳩0777以外に水口さんがハマっていたのが『サイクル野郎』。しかし、これまたメンバー内では、ミズグチさんしか知らない漫画。荘司としお先生の名作とのことなんですが……。

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    【サイクル野郎】
    主人公の丸井輪太郎と矢野陣太郎が自転車旅行で訪れた先で、人々の世話になりながら、あるいはトラブルに巻き込まれながら、見聞を重ねていく青春物語。

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    ミズグチさんが『サイクル野郎』の魅力を力説していたところへ現れたのは、転車大好き編集者の南田ゴウ氏。ゴウ氏曰く自転車乗りの間ではバイブル的存在の作品なのだとか。

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    しかし、村野さん中村さんアカザーさんから、ミズグチさんの読んできた漫画はニッチすぎるとの意見が続出。

    ミズグチさんとしては王道漫画と思って読んでいた、『ザ・ムーン』や『聖マッスル』もことごとく王道ではないと否定され、テンションダダ下がり。

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    このあとノリノリで漫画喫茶に出かけていくはずだったんですが、なんかどうでも良くなってしまったらしく。結局、話題に上がった漫画はひとつも読まずに、いま最も話題の『進撃の巨人』を全巻読んで帰ってきたんだそうです。

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    ミズグチさんの感想は「奇行種がヤバイんだよ、シャクライ」とのことでした。

    アラフォーのおっさんたちによる“昭和の漫画談議”は週刊アスキー8/6号(7月23日発売)の『カオスだもんね!PLUS』をチェック!

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