最初にさわったときはイマイチな部分も感じたこのカメラだが、使い込んでいくと、その革命性に気付くことになる。
まず、「カメラをスマホにマウントする必要はまったくない」。
実は、このカメラのもっともおもしろい部分がコレ。雑誌などで紹介される際には、ほぼアタッチメントでスマホにマウントしている状態。しかし、このカメラはWiFiで繋がっているので、そんなことは気にする必要もない。カメラと連動するスマホとの距離が離れると電波状態が悪くなり、ときどきスマホ上の動画がカクカクしたりフリーズしたりもするが、慣れればまったく問題ない。
で、便利な点としては撮影の仕方だ。まず自撮りがかなり楽になる。おもしろいアングルでの撮影も可能。通常のコンデジや一眼レフと違い、ファインダーを覗けないような場所にカメラをセットできるので、写真のバリエーションをかなり増やせる。逆に、多様なアングルとシャッター音がないということで、下手をしたら変な使い方とかする奴がいそうだなぁとか思ってしまうほど。SDカードやメモリースティックを使えば、今はやりの一眼レフ動画を撮影することができるし……。
とまぁ、こんな感じで一眼レフカメラの画質と、コンデジの機能性、スマホとの連動性を見事にまとめた商品なのである。
新しいカメラのカタチを追求したといっても過言ではない。ぜひ手にしてみてほしい。
■今週のガジェット■
『Cyber-shot DSC-QX100』
一眼レフレンズのような形状のデジカメ。AndroidスマホやiPhoneと連携し、スマホの画面をファインダーにして撮影できる。
↑カメラ本体にもシャッターボタンやズームボタンがあり、"フリーアングル"での撮影が可能。
発売 ソニー(関連サイト)
実売価格 5万5000円前後
■今週の近況■
指のジェスチャーで決済するシステムが登場
新しいガジェットがクラウドファンディングにより短期間でリリースされ、おもしろサービスのアイデアが続々と湧いてくる時代。
『Secret Handshake』という、指ジェスチャーの決済システムも最高だ。でも、決済会社がこれを導入するまでには結局時間がものスゴくかかってしまうので、スピード感がない。やはりリアルマネーのトレードを完全にバーチャル化するベンチャーが巨大化していくしかないのか……。そういう会社に期待だな 。
※この連載は週刊アスキー2013年11月5日号(2013年10月22日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
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