1/14発売号(2014 1/28号・通巻963号)
撮影時はみんなどっちの役なのか混乱してましたね
――今回の映画では、本人と分身“バイロケ”の二役を演じられましたが、難しくなかったですか?
そうですねぇ、まったく違う2人というわけでもなく、同一人物なので違う要素が出てきても困るし。ただ、2人が生活している環境というか状況は違っていて、桐村はひとりで絵を描くことに没頭し、何か切羽詰まった感じだけど、バイロケの方は真逆の人生を送っている。そういった状況や環境によって、わずかに表情が違ったり癖が違ったりあるかと思いますが、その違いを出すというのがすごくあいまいで難しかったです。
――撮影中は、いまどちらを演じているか意識されていました?
一応はしました。でも謎解きまでの間は、どっちがどっちってわからないようにやらなければならなくって。服装もいっしょだったので、みんな混乱していましたね。
――エンディングが表と裏とありますが、いかがでした?
表の方のすっきりしない感じが、私的には好きですね。裏は裏ですごく救いがあるので、見終わって気持ちいいのかもしれませんが。
――映画の主題歌のCDジャケットにもなったとか。
自分の作品ではないものの“顔”になるというのはすごいプレッシャーでしたが、選んでいただいたことは、うれしくて光栄でした。
映画『バイロケーション』
●『バイロケーション 表』1月18日(土)/
『バイロケーション 裏』2月1日(土)全国ロードショー
●配給:KADOKAWA
第17回日本ホラー小説大賞受賞作の映画化。自分の近くに出没するもうひとりの自分、バイロケの出現に脅かされるヒロインを、水川あさみが熱演。
©2014「バイロケーション」製作委員会
■プロフィール
1983年7月24日生まれ、大阪府出身。AB型。1996年のデビュー以来、女優としてドラマや映画、舞台、CMなど幅広く活躍中。1月スタートの月9ドラマ『失恋ショコラティエ』(フジテレビ系)に出演。
■関連サイト
●水川あさみオフィシャルサイト
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フォトグラファー 木村晴
ヘアメイク 岡野瑞恵
スタイリスト 梶雄太
アートディレクション 佐藤英人
キャスティング 松浦健一