■ 1.愛用のフォルダーをピン留めする
よく開くフォルダーにアクセスするには、ショートカットをデスクトップに作っておくとか、エクスプローラーの“お気に入り”に入れておくとかありますが、もっと素早くアクセスできるのが、タスクバーにある“ジャンプリスト”。
タスクバーにあるエクスプローラーを右クリックすると表示されるのがジャンプリスト。“よく使うもの”という一覧があり、選択することでそのフォルダーを開けるわけですが、これは使っているうちに表示されるものが変わってやや不便です。そこで表示を固定してしまいましょう。
↑いつも表示しておきたいものにマウスカーソルを合わせると右端にピンマークが表示されるので、クリック。すると、“ピン留め”という一覧ができていつでも素早くアクセスできるようになります。フォルダーだけでなく、コントロールパネルやエクセルのファイルなどピン留めに対応したソフトはほかにもありますので、ぜひ設定しておきたいです。もちろんもう1回ピンマークを押せば簡単にはずせます。
■ 2.タイルの表示数を増やす
ウィンドウズ8.1の“スタート画面”に並ぶタイルの数は解像度によって変わります。
↑たとえばこの画面は1366×768で、“中”サイズのタイルがたてに3段に並んでいます。
実はこれ、ちょっとだけ増やせるんです。
まぁ、もっと増やすなどはできませんが、少しでも多くのタイルを表示したい人はどうぞ。
■ 3.ウインドーの閉じるボタン(×)を大きくする
解像度の高い高精細液晶だと、ウインドー右上の“閉じる”ボタン(×マークの赤いボタン)を押そうとして間違えて隣の最大化ボタンを押してしまうことってないですか? 私はあります。
そんなときは、ボタンを大きくしましょう。とは言え、DPI設定を変更して全体を大きくするのではせっかくの高精細液晶がもったいない。ボタンだけを大きくするのです。
※このワザはレジストリを編集します。レジストリの編集は間違えたりすると最悪PCが起動しなくなる可能性もあります。必ずバックアップを取るなどし、自己責任で行なってください。
↑画面の解像度が高いと小さくて押しにくい“閉じる”ボタン。 ↑ウィンドウズキー+Rで、“ファイル名を指定して実行”を開き“regedit”と入力、レジストリエディターを起動します。 ↑“HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop\WindowMetrics”にある“CaptionHeight”と“CaptionWidth”の数値を変更するとボタンの大きさが変わります。 ↑初期値は“-330”になっていると思います。“-600”くらいがおススメでしょうか。なんでマイナスなのかはよくわかりませんが……。
ウィンドウズを再起動すると、設定したものが反映されます。
これで、8インチタブで指で“閉じる”ボタンを押す場合でも押しやすいでしょう。ひとつ注意ですが、レジストリエディターで設定する数値には極端な値を入れてはいけません(10000とか)。-600、-700と100くらいずつ変更して好みの大きさを探ってください。私はそれでひどい目にあいましたがその話はまたいずれ。
----
ほかにもウィンドウズ8.1が“ちょっと快適になる”カスタマイズの小ワザが、今週発売の週刊アスキー2014/4/29増刊号(通巻973号)の特集『Windows8.1超カスタマイズ』にて紹介されてますので、ぜひ読んでみてください。今週号のウリは付録だけじゃないのだ!