10月14日、週刊アスキー1000号発売記念 ありがとう24hニコ生大放送内の企画で、“徒歩で山手線一周”という偉業を達成した山さんから「集合!」の号令がかかり、我々は集合場所へと向かった。
スマホの壁紙にしたいぐらいのステキな笑顔、そしてナイスポーズだが、いつもとは違い神妙な雰囲気を醸し出す山さん。
「うん、これだよね」と胸ポケットから取り出したのは、週刊アスキー1000号付録の『超スマホアダプター』。
まだ取材するかどうかも伝えていないのに……と驚く取材陣。
「宣伝みたいでホントは嫌なんだけどさ、僕の山手線一周成功は、週刊アスキー1000号ふろくでもあるこの『超スマホアダプター』に助けられたといっても……、そう、過言ではないんだよ」と続ける山さん。
早速、話を聞こうとするときに事件は起きた!
「うわー」
「や、山さ――ん!!!!」
な、なんと座ろうとしていた山さんだったが、そこにはイスがない、という信じられないトラブルが!!
心配してかけよるスタッフたち……、
そこには「ふふふ、大丈夫」と笑顔でおどける山さんがいた。
山手線一周の疲れなのか!? と心配するスタッフをよそに、「ほら、壊れてな~い」と超スマホアダプターを、ズボンの後ろポケットから取り出す山さん。
※山さんは特別な訓練を受けています。超スマホアダプターは、耐衝撃機能はありません。そう、“世界の山さん”と呼ばれて久しい山さんは、我々が“疲れているのではないか”という心配を要らぬモノとしつつも、超スマホアダプターのハードな検証をこなしていたのだ。
度肝を抜くハプニングと新たな発見で我々の緊張をほぐしてくれた山さん、「お見事」のひと言では言い尽くせないエンターテインメント性を秘めた漢である。
ひと通りおどけた後は“山手線一周”について語りはじめた山さん。
(※山さんはもう一度、転んでいますが記事ボリュームの都合上、省略しておりますことをご了承ください。)
なんと“放送では明かせなかった”という驚きのエピソードが語られたのだ。山さん承諾のもと、その真実のエピソードを明かしていこう。
●出発前夜、早朝の出発に備えて仮眠を取ろうと、スタート地点に近い新宿のインターネット喫茶に向かうも、買ったばかりの新品の靴が豪雨でびしょ濡れ(特に左側)に。
●インターネット喫茶に入店し、遅めの晩飯を摂ろうとするも、台風襲来のためか食品系(カップラーメンなど)が売り切れ。
●もう外は、買い物に行くのもはばかられるレベルの豪雨。
●しょうがないので、コーンスープで腹を満たそうとするも、コーンスープもなんと売り切れ。
●こうなったらと、最後の手段でカフェオレでおなかいっぱいにする作戦に。
●カフェオレ大量摂取のせいか、結局1時間しか寝れず。
……これほどの不幸を浴びながら山手線一周を達成した人物が、これまでにいたであろうか!!
「でもね……」
「これがあったから俺は頑張れたんだ」と超スマホアダプターに目を向ける世界の山さん。
最近売れてるあのアーティストを意識してか、たまに“SEKAI NO YAMASAN”と自称する世界の山さん。
「週刊アスキーの“A”、それを俺が背負って歩く、そのことに意味があると思うんだ」と山さん。
え、それってどういう意味!? と真剣に話す山さんには正直聞きづらい。ポエム的な何かなのかな? と勘を働かせて、大きくうなずくスタッフたち。
(※その後の話から察するに、道中何度もくじけそうになったが、この超スマホアダプター、というか週刊アスキーを背負っているという想い、そして、ツイッターや沿道で声をかけてくれた人を含む週アス読者のみなさんの応援で、山手線一周という偉業が達成できたのだ、ということらしい。)
逆境を乗り越え、山手線を一周するだけでなく、超スマホアダプターと週アスの看板、そして週アス読者の想いをも背負って歩ききった山さん。
続けて、これまた未公開エピソードを明かしてくれた。
この記事の最初でも紹介しているが、山さんはハード班所属。そのハード班のリーダーでもあるジサトライッペイ氏に、出発前、超スマホアダプターを託されたという事実が判明した。
「うん、最後の最後も助けられたんだよね~」とアダプターを手に説明しだす山さん。
この超スマホアダプターは、マイクロSDカードの収納部がある。「ここ(マイクロSDカード収納部)は、本当に困ったときに開けてね」とジサトライッペイ氏。
スタート前から“放送終了間際のゴールになる”とにらんでいたジサトライッペイ氏は、ゴールのJR新宿駅からスタジオのある会社まで、“放送時間内に到着するように”とタクシー代の1000円を入れてくれていたことが山さんの口から明かされたのだ!
「でも、ここに1000円札は入らないんじゃ……」と、最近入った新人スタッフからツッコミが入るも……、
「ここをこうやると、ね?」
「あー、待って待って」と作業中は決して手元、そして超スマホアダプターにさえ近づくことを許さない雰囲気だったが、1000円札は見事、超スマホアダプターへ収納されていたようだ。
「でもー、じゃじゃーん!」
「まだ使ってませんけどね~」とクシャクシャの1000円札を見せる山さん。
あれマジック!? という我々取材陣の疑いも、この笑顔にノックアウトである。あくまでも余談だが「このときの山さんの笑顔で救われた気がしました」と、心ないツッコミを入れた新人スタッフはのちに語っている。
そう、1000円札の真実はわからなかったが、“世界”にも届くであろうこの笑顔は、この『超スマホアダプター』がなければ見られなかったことは確かな事実であった、ということだけはお伝えしておきたい。
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