A3と大きな出力ができ、さらにカラーもキレイ。店内POPや働く人のスケジュール表などに使われているとのこと。確かにカラー&A3の威力は、写真の大判出力だけに使うのはもったいない。
今後もさらなる市場拡大が予想され、エプソンやキヤノン、そしてブラザーがシェア拡大を狙っている。遡ると、ブラザーは2008年にA3インクジェットプリンターを発売し、それまでになかった“ビジネス向けインクジェット市場”を創世し、現在も市場をけん引している。
そんなブラザーが、1月下旬発売で新モデルを発表する。
MFC-J5620CDW
●予想実売価格 4万2700円前後
●1月下旬発売予定
A3プリントに対応するインクジェット複合機。従来機に比べ
・ADF 20枚→35枚
・ランニングコスト 約7.1円→約6.6円(A4カラー1枚)、約2円→約1.4円(A4モノクロ1枚)
とスペックアップ。
さらに、PCレスでMSオフィス文書へ書き出したり、スキャン画像をメール送信、受信ファックスをクラウドサービスにアップするなど、独自のクラウドソリューションを強化。
今回のクラウドソリューション強化は、小さな事務所やSOHOでは、外で仕事をしてる人も多く、FAXが送られてきたけど、誰もいない、転送や確認もできない……、そんなときに出先のスマホでも確認できるように、と考えられた機能だ。これはブラザー独自の機能となる。
大容量カートリッジの導入や、上位モデルでは多目的トレイを備え、A3対応の標準トレイとあわせ多彩な給紙が可能。
また子機付きの新ラインアップも同時発表。
MFC-J5820DN
●予想実売価格 4万9100円前後
●1月下旬発売予定
上記『MFC-J5620CDW』に子機が付いたモデルで、スペックは同等。
居酒屋でのお会計のときにチラリとバックヤードのプリンターをのぞいてみると、この新モデルが置いてあった! なんてこともあるかも……。
●おもなスペック
プリント/コピー/スキャン 最大A3
ファックス A4/A3送信
プリント速度(カラー/モノクロ) 20/22ipm
ADF枚数 35枚
液晶 3.7インチタッチパネル
無線LAN 対応
最大給紙枚数 331枚
サイズ/重量 490(W)×345(D)×240(H)mm/約12.2kg