スペックや搭載機能はよくわかる端末間の差別化ポイントですが、スペックだけでスマホを買う時代でもないというのが担当編集者の感想です。まあ、物欲が刺激されるかどうかに尽きます。夏スマホの発表会は、端末よりは新サービスの発表に軸を移していっている感もあります。端末間の機能差などが少なくなってきているからでしょうか。
3キャリアから登場するスマホは、ソニーモバイルの『Xperia Z4』とサムスンの『Galaxy S6 edge』。売れ筋シリーズのXperiaはZ4でキャップレスUSB端子を搭載。さらにワイヤレス高音質コーデック『LDAC』対応で当然人気を集めそうですが、せっかくなら友人と違うスマホを使ってみたいと思ってしまいます。
ということで、3キャリアから個性あふれる端末をピックアップしてみました。
■ドコモ■
虹彩認証を搭載する『ARROWS NX F-4G』がブッチギリで個性的といえるドコモの夏スマホ。これまでは指紋認証といえば富士通というイメージもありましたが、指紋認証はGalaxyシリーズと『AQUOS ZETA』に任せて富士通は一歩先に、という感じです。スペックもハイエンド全開の満艦飾仕様でサイズやデザインが気に入れば隠れた鉄板になりそう。
『Disney Mobile on docomo DM-01G』はウインドー付きの専用ケースを装着したまま使うのが前提という点がトピック。スワロフスキー・クリスタルも美しく、ディズニーファンならマストバイです。
■au■
カバーレスでの海中撮影が可能な『TORQUE G02』がブッチギリの個性を発揮。アウトドア趣味のユーザーならこれを選ぶほかないというレベルまで方向性が極まったスマホです。まあ、これは欲しくなりますよね!
1300万画素のインカメラが強烈な『HTC J butterfly』はWQHD液晶+オクタコアで処理性能も最強クラス。デュアルフロントスピーカーの搭載で動画鑑賞も楽しくなりそうです。
■ソフトバンク■
ビックリするほどの超狭額縁設計で“フレームレスデザイン”をうたう『AQUOS CRYSTAL 2』がソフトバンクの最注目機種でしょうか。防水に加えておサイフにも新たに対応しており、使い勝手が大幅に向上しています。
しかし、夏スマホ(?)の最注目モデルは別にあります。ドコモとauから登場した3台の“ガラスマ”ことAndroid搭載フィーチャーフォンは、月額料金の安さとLINEなどの鉄板アプリが使える安心感を両立した存在。特にauの『AQUOS K』のスペックはドコモの2端末を引き離しており、スマホユーザーも無視できない存在です。
とはいえ、やはりXperiaなど定番スマホが欲しい! という方もご安心ください。5月19日発売の週刊アスキーでは、ドコモとauの最新スマホ19機種を実物大ビジュアルも交えて12ページの大特集で最速レビュー。もちろん気になる“ガラスマ”もフォローしています。ぜひ書店などで手にとってみてくださいね!
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