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author:岩SHOW
こちらでは2015年、一発目になりますね。今年もよろしくお願いします!
挨拶はこんなもんで、本題に入りましょう。
『運命再編』がもう発売日って知ってた??
僕は知らぬふりをしていました…GP静岡の翌週にプレリリース、そして今週金曜日、1月23日に日本語版が発売!英語版は船便の遅れで1週後に発売が予定されていますが、bigwebでは入荷次第パック・BOXおよびシングルを随時発送していきますので英語版ダイスキーな皆様にもご利用していただければと思います!
宣伝はさておき…
早い!早すぎる!「タルキール・ショック」を受けてからはや4か月…そう考えれば、まあそんなもんかとも思うけども。マジックのエキスパンション・セットが1月に発売されるということが史上初(基本は2月)ということで、「ちょい早」なんですよ。そしてここから続く『タルキール龍紀伝』はなんと3月に発売、ということで目まぐるしく環境が変化する運命が確定されている2015年のマジック・シーン。
先を考えればきりがないので、ひとまず目の前の1枚からでも考えていこうじゃないか!ということで今回のブログを書きだした次第でアリマス。
Ⅰ.技の1号
今回のセットでの僕の注目する1枚が《粗暴な軍族長》である。
何故か、と問われれば、これがライダーBLACKであるからに他ならない。
そう、4マナ3/3のボディに、自軍のクリーチャーがアタックすることで誘発するダメージ…
かの《地獄乗り》を思わせる1枚ではないか
《地獄乗り》=ヘルライダーが登場した時ははしゃいだものだ。名前が良かったからね、ライダーて。
そして攻撃一辺倒のその能力。1枚だけでも4マナで実質パワー4速攻、オトモがいれば一回の戦闘で二桁ダメージを叩きだすなど容易い。素晴らしい!すぐにFoilを集めたものだ。
実際に、「ステロイド」「ラクドスミッドレンジ」「赤単」などのデッキでマナカーブの頂点に据えられてバシバシと多くのプレイヤーにダメージを叩きこんでいた名カードである。
特徴をまとめてみよう。
・赤い
・速攻持ちである(単体でも戦力としてカウントできる)
・誘発型能力は「ダメージ」
・ダブルシンボルである(タッチで使いにくい)
こんなところかな。
Ⅱ.力の2号
さて、それでは新カードの方をご紹介。《粗暴な軍族長》(以下ブルータル)だ。
このカードのヘルライダーとの違いをまとめてみると
・黒い
・遅い(出たターンに単体だった場合、即効性がなくイマイチ)
・誘発型能力は「ライフを1点失う」
・シングルシンボルである(タッチで使いやすい)
・ダメージレースに強い
似ているようで結構違う。色はまあ、一長一短なのでこれは置いといて。
速攻のあるなしは無視できないポイントで、ヘルライダーの最大の魅力が削がれたという風に感じる方も少なくないだろう。ブルータルは、軍族の長だけあってある程度の数の軍隊を引き連れてこそその効力を発揮する。自身ですぐさまその能力を誘発させられる速攻持ちであるヘルライダーに比べると遅いし計算し辛い。
しかしパワーダウンしただけでは勿論ない。ただダメージを飛ばすだけではなく「奪う」という命令を下すのがブルータル流。盤面のダメージレースでは完全に負けている状況でヘルライダーを引いてもダメージが足りずに負け負け!という状況は少なからずあったが、このブルータルならば生き残ることが出来る可能性が高まる。ヘルライダーだとただの4点追加ダメージに過ぎない(十分凄いけど)ものが、4点「ドレイン」となると劣勢からの逆転も可能なこともあるだろう。シビアなダメージレースを制する力は、ブルータルの方が勝っている…こともあるだろう。忘れがちな起動型能力・ブロッカー操作も、ダメージレースをより有利にする…というか、競った場面では起動できれば勝ったも同然だろう。
赤を主軸で使わなければ使いにくいヘルライダーに対して、ブルータルはシングルシンボルであるがゆえに3色目なんかでの採用も可能だ。緑と白を主軸とした「アブザン・アグロ」なんかに入れるのも容易なので、デッキの決定力として気軽に採用してみるのも良いだろう。3色ランドが存在するうちは甘えるべきだね。
ダメージではない、というのは利点でもあり欠点でもある。かつては、《崇拝》や《赤の防御円》とかいう絶対に許せないエンチャントや各種軽減呪文なんかが存在したため、「ライフルーズはダメージの完全上位」という風潮もあった。しかしそれらも存在せず、プレインズウォーカーが蔓延る現代ではダメージの方が融通が効くケースが多い。ヘルライダーは能力でプレインズウォーカーを葬りつつ、本体にアタックが仕掛けられた。ブルータルの場合は、その逆でドレインで本体を攻めつつプレインズウォーカーへと攻撃しなければならない。ダメージ効率がどちらの方が良いかは、一目瞭然かと。
Ⅲ.力と技の風車が回る
「ヘルライダーの方が強い」という意見をよく耳にしたので、それを鵜呑みにする前に改めて比較してみた。勿論、ヘルライダーの方が強力な盤面は少なくないだろう。ただ、ブルータルでしか突破できない状況というのも同様に存在する。
ヘルライダー以上に大事なことは、とにかくクリーチャーの頭数を揃えること。並んでナンボ、これは間違いない。そういった構築で、あなたも有意義なブルータル・ライフを楽しんでほしい。奪え!
こちらでは2015年、一発目になりますね。今年もよろしくお願いします!
挨拶はこんなもんで、本題に入りましょう。
『運命再編』がもう発売日って知ってた??
僕は知らぬふりをしていました…GP静岡の翌週にプレリリース、そして今週金曜日、1月23日に日本語版が発売!英語版は船便の遅れで1週後に発売が予定されていますが、bigwebでは入荷次第パック・BOXおよびシングルを随時発送していきますので英語版ダイスキーな皆様にもご利用していただければと思います!
宣伝はさておき…
早い!早すぎる!「タルキール・ショック」を受けてからはや4か月…そう考えれば、まあそんなもんかとも思うけども。マジックのエキスパンション・セットが1月に発売されるということが史上初(基本は2月)ということで、「ちょい早」なんですよ。そしてここから続く『タルキール龍紀伝』はなんと3月に発売、ということで目まぐるしく環境が変化する運命が確定されている2015年のマジック・シーン。
先を考えればきりがないので、ひとまず目の前の1枚からでも考えていこうじゃないか!ということで今回のブログを書きだした次第でアリマス。
Ⅰ.技の1号
今回のセットでの僕の注目する1枚が《粗暴な軍族長》である。
何故か、と問われれば、これがライダーBLACKであるからに他ならない。
そう、4マナ3/3のボディに、自軍のクリーチャーがアタックすることで誘発するダメージ…
かの《地獄乗り》を思わせる1枚ではないか
《地獄乗り》=ヘルライダーが登場した時ははしゃいだものだ。名前が良かったからね、ライダーて。
そして攻撃一辺倒のその能力。1枚だけでも4マナで実質パワー4速攻、オトモがいれば一回の戦闘で二桁ダメージを叩きだすなど容易い。素晴らしい!すぐにFoilを集めたものだ。
実際に、「ステロイド」「ラクドスミッドレンジ」「赤単」などのデッキでマナカーブの頂点に据えられてバシバシと多くのプレイヤーにダメージを叩きこんでいた名カードである。
特徴をまとめてみよう。
・赤い
・速攻持ちである(単体でも戦力としてカウントできる)
・誘発型能力は「ダメージ」
・ダブルシンボルである(タッチで使いにくい)
こんなところかな。
Ⅱ.力の2号
さて、それでは新カードの方をご紹介。《粗暴な軍族長》(以下ブルータル)だ。
このカードのヘルライダーとの違いをまとめてみると
・黒い
・遅い(出たターンに単体だった場合、即効性がなくイマイチ)
・誘発型能力は「ライフを1点失う」
・シングルシンボルである(タッチで使いやすい)
・ダメージレースに強い
似ているようで結構違う。色はまあ、一長一短なのでこれは置いといて。
速攻のあるなしは無視できないポイントで、ヘルライダーの最大の魅力が削がれたという風に感じる方も少なくないだろう。ブルータルは、軍族の長だけあってある程度の数の軍隊を引き連れてこそその効力を発揮する。自身ですぐさまその能力を誘発させられる速攻持ちであるヘルライダーに比べると遅いし計算し辛い。
しかしパワーダウンしただけでは勿論ない。ただダメージを飛ばすだけではなく「奪う」という命令を下すのがブルータル流。盤面のダメージレースでは完全に負けている状況でヘルライダーを引いてもダメージが足りずに負け負け!という状況は少なからずあったが、このブルータルならば生き残ることが出来る可能性が高まる。ヘルライダーだとただの4点追加ダメージに過ぎない(十分凄いけど)ものが、4点「ドレイン」となると劣勢からの逆転も可能なこともあるだろう。シビアなダメージレースを制する力は、ブルータルの方が勝っている…こともあるだろう。忘れがちな起動型能力・ブロッカー操作も、ダメージレースをより有利にする…というか、競った場面では起動できれば勝ったも同然だろう。
赤を主軸で使わなければ使いにくいヘルライダーに対して、ブルータルはシングルシンボルであるがゆえに3色目なんかでの採用も可能だ。緑と白を主軸とした「アブザン・アグロ」なんかに入れるのも容易なので、デッキの決定力として気軽に採用してみるのも良いだろう。3色ランドが存在するうちは甘えるべきだね。
ダメージではない、というのは利点でもあり欠点でもある。かつては、《崇拝》や《赤の防御円》とかいう絶対に許せないエンチャントや各種軽減呪文なんかが存在したため、「ライフルーズはダメージの完全上位」という風潮もあった。しかしそれらも存在せず、プレインズウォーカーが蔓延る現代ではダメージの方が融通が効くケースが多い。ヘルライダーは能力でプレインズウォーカーを葬りつつ、本体にアタックが仕掛けられた。ブルータルの場合は、その逆でドレインで本体を攻めつつプレインズウォーカーへと攻撃しなければならない。ダメージ効率がどちらの方が良いかは、一目瞭然かと。
Ⅲ.力と技の風車が回る
「ヘルライダーの方が強い」という意見をよく耳にしたので、それを鵜呑みにする前に改めて比較してみた。勿論、ヘルライダーの方が強力な盤面は少なくないだろう。ただ、ブルータルでしか突破できない状況というのも同様に存在する。
ヘルライダー以上に大事なことは、とにかくクリーチャーの頭数を揃えること。並んでナンボ、これは間違いない。そういった構築で、あなたも有意義なブルータル・ライフを楽しんでほしい。奪え!