ここで言う雑誌とはとりあえずファッション誌とかビジネス誌のことだ。多くはだいたい、通年で同じ話題を繰り返しているだけだが、それは必ずしも悪いことではない。というのもだいたい人は去年のことを忘れているからだ。また、本当に新しい情報も載っているので、取材と編集さえしっかりしていれば雑誌には十分な価値がある。
 いまは『プレジデント』を読んでいる。前号もよかったのでどこかで言及したいのだが、とりあえずは手元にある今号の話。今回のテーマは「「時間」の科学」だ。能率100倍というあおり気味の惹句も踊っている。