1秒でも早く伝えたい。
BSC独自開発の即時警報システム「Pone」(ぽーん)ニコ生PC版にて運用開始!
どうも、管理者のNDです。
この度、ニコニコ生放送PC版の利用者限定になりますが
第一放送・第二放送ともに新たに、「Pone」(ぽーん)というシステムを実装します。
まずは動画をご覧ください。
(右下の赤いテロップがPoneシステムです)
このシステムでは、気象庁から緊急地震速報が発表されたときに
放送のラグに関わらず迅速に、速報の発表をお伝えします。
また一般向け緊急地震速報が発表されたときには、「ポーンポーン」という音とともに
緊急地震速報という赤いテロップを表示し、よりテレビに近い状態で警戒を呼びかけます。
言うまでもなく「ポーンポーン」の音がPoneの名称の元です。
生放送の仕様上、どうしてもラグが発生してしまう当ch一番の課題を改善したもので、
これまで、どうしても4~5秒のラグがあったものが
最短1秒にまで伝達を早めることができるようになりました!
具体的な準備の必要はありません。自動で受信しますので特別な設定なくお使いいただけます!
Poneのメリット
・ラグが少ない
・基本的に設定は不要
・放送の映像とは別の音量設定のため、警報音だけ聞きたいときに活用可能
・統一された音のため、聞くだけで地震の強さを把握できる
・放送がトラブルで停止中でもPoneは鳴る
このシステムではニコニコ生放送のサブ画面を利用するため、これまでサブ画面を
見たことがない方は放送をミュートにしていても音が鳴ります。ご注意ください。
サブ画面の音量は、ニコ生全体で一つの設定として保存されていますので、他の放送で音量を変えるとPoneの音量も変わります。
尚、Poneを含め完全にミュートにしたい場合は、
サブ画面が出ているときにサブ画面自体の音量を変更するか、別の放送で音量を変更するか、
ニコ生以外をご利用いただくか、または放送ページを閉じてください。
尚・・・ラグが多いYoutubeなどにこそ搭載するべきだとはみんな思っていました。
しかし、当然ながらこれはニコ生限定の機能なため、Youtubeなどではこの機能がないので
実装はできません、ご了承ください・・・。
Poneのシステム紹介
Poneの動作条件には、
①最大震度3または4の緊急地震速報(予報)が発表されたとき
②最大震度5弱以上の緊急地震速報(予報)が発表されたとき
③一般向け緊急地震速報(警報)が発表されたとき
の合計3パターンがあり、①<②<③の順で警戒度が高いことを示しています。
※予報・警報とは?(既に理解している人はこの色の部分を読み飛ばしておk)
緊急地震速報は大きく、予報と警報の2種類が存在します。
予報は、M3.5以上or最大震度3以上の地震と予測される時に発表されます。
また深さ150km以深の場合も予報になります(ただし既に警報が出ている場合は継続)。
詳しく言うと、他に通常ノイズの10倍値や加速度100ガル以上かつ品質管理センサ基準以上観測した場合にも発表するが、
精度が悪かったりやらで一般向けには難しい説明で複雑なのでここでは割愛。
警報は、基本的に最大震度5弱以上と予測された時に発表されます(一部例外もあります)。
NHK/民放TVや携帯の緊急地震速報などでは、上記の条件を満たした時、
「震度4以上と予想される都道府県(北海道や離島などは例外あり)」単位で鳴動します。
予測値なので「警報」なしで、震度5弱に達する場合もあります。
マグニチュードだけでは警報の基準になりません。
つまり津波を引き起こす規模でも「予測震度5弱以上」とならなければ、警報が出ません。
「何も知らずにテレビを見ていたらいきなり津波警報!」なんてことも理論上存在します。
詳しく言うと、1点・2点処理によるテリトリー法などで精度が悪く、緊急地震速報(警報)にならない時がある場合も存在。
実際に緊急地震速報の電文を見ると、震度5弱以上と予測されているのに「警報」にならない時がある。
②が存在するのはこのためですが、マニアックな説明になるため上一行さえ理解すればおkです。
話を戻しましょう。
一度動作した後で更に警戒度が高くなった場合は、
その都度テロップと音声を流します。
以下、簡単な例を出してみます。
※初報から順に予想震度を示す
ケース1:震度5弱(警報)→震度5強(警報)→震度5弱 (警報)となった時
⇒初報で③が流れる (終了)
ケース2:震度3→震度4→震度4→震度5弱→震度5弱(警報)となった時
⇒初報で①、第4報で②、最終報で③が流れる(終了)
ケース3:震度5弱→震度4→震度4→震度3となった時
⇒初報で②が流れる(終了) (つまり、2報目で①は流れない)
ケース4:震度5弱→震度3→震度5弱(警報)→震度不明(警報)→震度不明(警報)となった時
⇒初報で②が流れる、第3報で③が流れる(終了)(①が流れたり③が2回流れたりしない)
試験放送について
緊急地震速報とは異なりますが、NHKで行われている緊急警報放送の試験放送にならい、
自然災害情報共有放送局の放送においても、Poneの定期的な試験放送を予定しています。
サブ画面の音量調節は試験放送時にしか行えないことが多いですので、是非ご活用ください。
次回予定:2017年1月4日 夜ごろ
予定:毎月1日(1月のみ4日)の夜ごろ
BSC24共同管理者、作成に携わった方々
ブロマガ作成:ND &一部加筆修正:ことり・こんぽ
システム開発:こんぽ
ロゴ・報知音作成:あやっち
動画作成:もとちゃん
動画構成:もとちゃん+ことり・こんぽ・ND・yuuki &他約3人
発案者:ことり(11月初旬、朝起きたら突然思いついていたという... そしてコンポさんがのってくれた)
Pone効果音素材提供
予報SE:
【効果音】気象速報の音 より http://pocket-se.info/
様
警報SE:
緊急地震速報 赤テロップ音 https://www.youtube.com/watch?v=JnOLrOXpXPQ
かはごえおーさわ様
システム開発を行っていただいたこんぽさん、ロゴ・報知音を担当したあやっちさん、動画作成を担当したもとちゃんに感謝いたします。ありがとうございました。(ことり)
ティザー動画(制作:あやっち):
今日第2放送にて初めてPoneの動作を見ることができました。
放送画面内より非常に早く動作していて、素晴らしいなと実感しました。
Poneを一ヶ月使ってみて思ったこと。やはりラグがほとんど無く受信できるのは、素晴らしいです。今後の更なる発展を期待してます。