どうも、
管理者のNDです。
今日、9月14日は
長野県西部地震から34年です。
あろうことかこの地震は前日まで連続雨量150mmを超える大雨の直後に起きた大地震で、
M6.8の地震が内陸で発生し、死者29人を出しました。
"御嶽崩れ"が発生し、土砂崩れで巻き込まれ亡くなった人が多くいた他、
山体崩壊で秘境マニアにはたまらないとされる、
濁川温泉が施設や従事する家族をも巻き込み、埋没・消滅してしまいました。
この地震は気象庁の記録上では震度4となっていますが、
当時は主要都市や離島にしか地震計がなかったためこのようになっています。
実際には震源付近の王滝村では震度6相当と推定されています。
尚、この地震では生存と死亡双方のニュースがありました。
死亡は前述のとおり、山体崩壊や土砂崩れなどで運悪く帰らぬ人に―― というケースですが
生存の方は、畳ごと土砂崩れに流され負傷するも生還を果たした人や、
ダムで行方不明になるも、自力で尾根伝いに下山し5人全員が無事保護されたり、
土石流に巻き込まれる前に山に駆け上がって無事難を逃れた人もいました。
今回は、「地震後の構え」をテーマにお伝えしていきます。
皆さんは地震自体だけを対策していませんか?
震災に関しては、大地震を生き延びればその後からが本番といえます。
地方や田舎の場合は、もし無事なら土砂のある地域からはすぐに避難してください。
その後に一回り小さい程度の大地震が再度起きれば崩れる危険性があります。
都心・市街地の場合など、比較的平野の安定した場所であれば家が大丈夫そうであれば、
家に留まり、家が損傷していないかを確認して下さい。
(家具・ガラス等が散乱している場合・夜間に停電している場合は必要に応じ、
玄関近くでドアを開けて待機するなどし、その後の地震活動に注意する)
※一例です。地区の治安悪い場合は火事場泥棒出没に警戒し、必ずしもドア開放とはいかない。
玄関以外にも1Fなら庭とかでもおk。
また、現実的な問題で気になるものとして・・・
働いている方は、勤務先に行くorとどまるかというものも、結構重要な選択肢になってきます。
正直、家族構成や自宅からの距離などで回答が相当変わるので何とも言えません。
勤務先が遠ければ、自宅寄りに選択肢を出す方がよいかもしれません。
独身であれば勤務先にいる時に被災した場合、自宅・会社共に大丈夫なら
とどまって勤務先の立て直しに貢献してあげてください。
同様に自宅にいる時、自宅が無事で家の距離が近いなら、勤務先に行くことをお勧めします。
勤務先も無事であれば良いですが、自宅よりも大規模に損傷等発生していると思うので、
社会貢献・復興の意味でも、そちらを優先してあげた方がよいでしょう。
しかし、自宅に損傷が目立っていれば会社を気にしている場合ではありません。
自宅どころか自分や家族がけがしていれば以ての外です。
避難所や病院に行くことを優先してください。
家族がいる場合は、家族の安全を考えてできるだけ近くにいてあげた方がよいでしょう。
もちろん、会社側から帰宅指示或いは休業指示が来れば難なく自宅待機です。
ただし、無事であることを伝えられればSNS・メール等を利用して伝えましょう。
※災害時、電話は混線して繋がりません。
※災害伝言掲示板・171等は安否報告は家族・親族を優先してあげてください
優先順位的には、
【自宅にいた場合】
※津波警報時避難地域・土砂災害危険区域等ではないことを前提
※必要最低限の備蓄を自宅・勤務先双方がしていることを前提
①自分はけがしているか否か →大けがしていれば即病院など治療施設へ。
②自宅が無事か否か →傾いたり損傷しているなら家は危険、必要最低限のものを持ち避難所へ。
③勤務先から出勤命令は →待機指示があるなら自宅待機。任意・不明なら次の項目へ。
※出動命令については、勤務先により事情が変わる為割愛、多くの場合は従う(予め出勤有無決まっている場合含む)
④勤務先は遠いか近いか →遠い場合交通機関が麻痺する為、徒歩じゃ無理なら自宅待機方針
⑤家族がいるか →いれば極力子供・配偶者・親のそばにいてあげ、自宅の片づけを簡単に済ます。
⑥親族の実家があるか →上記同様、極力そちらの様子を心配してあげてください。
尚、②で避難所に行った後、少し余裕が出たら勤務先に行きましょう。
③では連絡が取れなくなるケースが多いです。予め決められているかを考えてください。
あとは、勤務先の事情に合わせ判断してください。
【勤務先にいた場合】
①自身はケガしているか否か →大けがしていれば即病院など治療施設に行く方針へ
②勤務先が損傷しているか →損傷がかなり目立つ場合、可能な限り全員で外へ避難
③-1家族がいて連絡がとれるか →独身なら勤務先に残り、連絡不可の場合は次の項目へ
③-2自宅まで遠いか近いか →交通機関必須なら勤務先待機方針。但し、家族と連絡できて危険と言われたなら遠い有無問わず自宅・病院へ。連絡不可が続く場合・近い時は勤務先の状況次第で任意。
④勤務先が災害発生時避難所等の拠点か →拠点なら家族の無事確認でき次第、勤務先で避難所開設を手伝う
⑤自宅周辺が火事等発生中 →情報を知った段階でそちらの消火活動に応援へ。燃え広がれば家財の他、街全体が危険な状態。ただし無理はしない。
①は勤務先である程度治療できる機能備わっていれば現地で大丈夫です。
③-2で家が近くても家族がいなければ、家の様子より勤務先待機を優先し落ち着いてから自宅へ。
これは②で無事なら、多くの場合自宅より勤務先の方が安全なことが多いのと、
一人になる方が災害時は心細くなり、また自分がその後の地震等で危険な状態になった時に
誰もいないと身動き取れなくなった時、誰にも助けてもらえない状態に陥ることもあります。
せめて面識ある人と一緒にいれば、共助可能です。
また、自宅は電気つけっぱなしとかじゃない限りは持ちこたえることは容易です。
家の片づけは二の次にして、今その場の片づけに取り掛かりましょう。
こういった選択肢を設けられるのも、常日頃の備えができているかどうかで変わってきます。
たとえ独身でも自分の家がどうなっているのか気になってしまうものですが、
しっかり想定しておけば、少しでもその心配を排除できますから全然違います。
古い住宅じゃなければ、今では震度6まででしたら家は耐えられるように設計されています。
有事の際どうすればいいのか、少しでも参考にして頂けたら嬉しいです。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
---追記---
今日で「毎日防災」を名目に2週間がたちました。
このブロマガなのですが、急ぎめに書いて、情報の真偽を確かめること以外はだいぶ適当です。
文章見づらいって方には申し訳ないですが、そこまでやっていたら到底更新に飽きて
「作者失踪シリーズ」の仲間入りになるので多めに見ていただけると嬉しいです。
校正するぐらいなら、365日達成する方を優先したいので無料ブロマガであることをご留意の上
毎日の更新をお楽しみいただけると助かります。
自然災害情報共有放送局のブロマガ
【自然災害メモリアル】第014回:長野県西部地震(1984)の日 [防災]地震後の構え
2018/09/13(木) 18:00 【自然災害メモリアル】第013回:永正阿波津波(1512)の日 [防災]津波の発生要因
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コメント
コメントを書く更新乙です。
文章は読みにくいと思ったことはないですよー(^o^)
あと300日以上ありますが毎日の更新期待してます。