どうも、
管理者のNDです。
今日、9月15日は
カスリーン台風通過から71年です。
このカスリーン台風は、関東・東北を中心に絶大な被害が出ました。
ですが進路的には接地しておらず上陸していません。
しかしながら今回のは典型的な雨台風で、利根川・荒川共に破堤し、大洪水となりました。
東北では北上川も氾濫しています。
全体の死者は1077人を数え、戦時戦後四大地震を含めると
1943年から5年連続で一度の自然災害で1000人を超す死者が出たことになります。
今回は、「低地の浸水」をテーマにお伝えしていきます。
主に東京を今回は例に挙げて紹介します。
カスリーン台風では、首都圏を流れる河川を大きく氾濫させましたが
首都圏は本来水害に弱い場所があり、低地が目立つ場所があります。
中でも東京都は、都民育ちなら学んだことがあると思いますが、
西から山地・丘陵・台地・低地となっています。それぞれが
多摩西部・多摩東部・23区西部・23区東部できれいに分かれており、
都区内は皇居や上野~田端を境に下町と呼ばれる低地が広がっています。
カスリーン台風では、主にこの"低地"に大きな被害を与えました。
東京だけでなく、埼玉も同様で東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)の東部側一帯は
広く浸水被害に遭っています。これは、ダム決壊がない状態で起きています。
現在はダムや堤防がしっかり作られているといいますが、
今年起きた西日本豪雨でもわかるように関東でもいつ起きるかはわかりません。
一度起きた浸水場所は、次もまた浸水する可能性があることを忘れてはいけないのです。
記憶に新しい鬼怒川氾濫の常総市も、集中豪雨があれば河川氾濫から浸水する可能性はあります。
そして何よりも、破堤して氾濫した流下距離はカスリーン台風では60km。
低地かつ平野であるがゆえに一度大規模に起きれば、広い範囲にわたってぐんぐん浸水します。
酷ければ、わずか6時間で5mの浸水。30分で2mに到達してしまいます。
東京ではこの60kmにわたる広域な浸水で250万人が被災し、
区外避難を余儀なくされると想定されています。
5mも浸水すれば土嚢も全く足りず、地下鉄ではまるで水道管のように伝わり、
23区の西部にまで到達するともいわれ、もちろん鉄道など完全に機能を停止してしまいます。
カスリーン台風は襲来してまだ71年、数十年以内に再び生じえる可能性は十分にあります。
まだあなたが若ければ、こうなる事態を想定しなければなりません。
もちろん東京に限らず、主要都市や市街地も低地にある場所は全国に分布しています。
自分のいる地域がいわゆる「ゼロメートル地帯」かどうか、そして該当していたら
一帯が全て浸水することを考えて、避難の想定を考えてみてください。
ひとたび大規模に氾濫したら、すぐそこの避難所に避難すればいいやってことができません。
江東区・江戸川区などに住んでいて、2階建て以下の住宅に居住している人は他人事ではないので
最悪の事態が起きたらどうするか、念頭に入れておくことをお勧めします。
ちなみに、首都圏の大洪水については、YouTubeにいくつか想定動画があります。
是非そちらもご参考になさってください。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
今日、9月15日は
カスリーン台風通過から71年です。
このカスリーン台風は、関東・東北を中心に絶大な被害が出ました。
ですが進路的には接地しておらず上陸していません。
しかしながら今回のは典型的な雨台風で、利根川・荒川共に破堤し、大洪水となりました。
東北では北上川も氾濫しています。
全体の死者は1077人を数え、戦時戦後四大地震を含めると
1943年から5年連続で一度の自然災害で1000人を超す死者が出たことになります。
今回は、「低地の浸水」をテーマにお伝えしていきます。
主に東京を今回は例に挙げて紹介します。
カスリーン台風では、首都圏を流れる河川を大きく氾濫させましたが
首都圏は本来水害に弱い場所があり、低地が目立つ場所があります。
中でも東京都は、都民育ちなら学んだことがあると思いますが、
西から山地・丘陵・台地・低地となっています。それぞれが
多摩西部・多摩東部・23区西部・23区東部できれいに分かれており、
都区内は皇居や上野~田端を境に下町と呼ばれる低地が広がっています。
カスリーン台風では、主にこの"低地"に大きな被害を与えました。
東京だけでなく、埼玉も同様で東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)の東部側一帯は
広く浸水被害に遭っています。これは、ダム決壊がない状態で起きています。
現在はダムや堤防がしっかり作られているといいますが、
今年起きた西日本豪雨でもわかるように関東でもいつ起きるかはわかりません。
一度起きた浸水場所は、次もまた浸水する可能性があることを忘れてはいけないのです。
記憶に新しい鬼怒川氾濫の常総市も、集中豪雨があれば河川氾濫から浸水する可能性はあります。
そして何よりも、破堤して氾濫した流下距離はカスリーン台風では60km。
低地かつ平野であるがゆえに一度大規模に起きれば、広い範囲にわたってぐんぐん浸水します。
酷ければ、わずか6時間で5mの浸水。30分で2mに到達してしまいます。
東京ではこの60kmにわたる広域な浸水で250万人が被災し、
区外避難を余儀なくされると想定されています。
5mも浸水すれば土嚢も全く足りず、地下鉄ではまるで水道管のように伝わり、
23区の西部にまで到達するともいわれ、もちろん鉄道など完全に機能を停止してしまいます。
カスリーン台風は襲来してまだ71年、数十年以内に再び生じえる可能性は十分にあります。
まだあなたが若ければ、こうなる事態を想定しなければなりません。
もちろん東京に限らず、主要都市や市街地も低地にある場所は全国に分布しています。
自分のいる地域がいわゆる「ゼロメートル地帯」かどうか、そして該当していたら
一帯が全て浸水することを考えて、避難の想定を考えてみてください。
ひとたび大規模に氾濫したら、すぐそこの避難所に避難すればいいやってことができません。
江東区・江戸川区などに住んでいて、2階建て以下の住宅に居住している人は他人事ではないので
最悪の事態が起きたらどうするか、念頭に入れておくことをお勧めします。
ちなみに、首都圏の大洪水については、YouTubeにいくつか想定動画があります。
是非そちらもご参考になさってください。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。