どうも、
管理者のNDです。

10月05日は
高知竜巻災害から2年です。

竜巻災害としてもそこまで歴史上語られることもない程度の被害でしたが、
近年襲った竜巻災害の一つなので紹介します。

高知市や南国市のおよそ6kmにわたって被害を起こした竜巻で、
この時はF2スケールだったと言われています。

工場の屋根ふき材がはがれ、樹木は幹が折れるなど近くにいれば
命の危険もあるような被害でした。日本にはこのぐらいの規模の竜巻が
都市部でも起きる可能性があり、東京や大阪の住宅地でも発生するリスクはあります。

今回は、
「日本の竜巻」をテーマにお伝えしていきます。

竜巻は、F0~F5までのスケールがあり殆どの場合に被害の指標で決定されます。
つまるところ、竜巻が発生した時点ではどれぐらいの規模なのかはわかりません。

流石にどう見てもF5クラスと思えるような漏斗雲と幅が見れれば話は別ですが、
日本ではF4以上の竜巻災害は一度も遭遇したことはなく、
台風でさえそのような事態は起きていません。流石に海上となれば微妙なところですが・・・。

つまり、多くの場合はアメリカほど竜巻への対策を万全にする必要はありません。
というのも竜巻は突風であって、文字通り突然の風なわけで予測が難しいものの一つではあります。
大気の状態が不安定でなければまず発生することはありません。
とりあえず、F3スケールまでなら発生しうるので対策は取らないといけません。
災害パニック系の映画は大げさですが参考にできる面はあります。

ただ、ジェット機さえ吹っ飛んでいくようなこともないと思うので
竜巻に遭遇してしまったら頑丈な建物の中に入れば日本なら大体はかわせます。
木造の家屋だと跡形もとはいかずとも、倒壊するリスクは出てきますので
全て屋内にいれば安全とは限りません。
地下鉄の駅などに逃げるのも一つの選択肢になりますがこれも必ずしも安全とは言えないでしょう。
冬などの風の強い日、階段の通路ですごい風!みたいなのを体験した人もいると思いますが、
むしろ風の通り道で逆効果になることもあります。
密閉できる空間がある地下、風の通り道にならない場所まで逃げないとむしろ危険です。

どうしようもない状態の時はとにかく床に伏せ、頭をはじめとする身を守ってください。
床面に面していれば突風で飛ばされるリスクを大きく減らすことができます。
ほんの小さな影に隠れられるだけでも全然変わってきます。
幸いにも竜巻は多くの場合、地震と同じで長くは続きません。
その瞬間さえ生きることができれば、命ぐらいはどうにか脅威から抜けられます。
もし屋内にいて家が崩れると思ったら、同様に伏せるのが一つの回避手段にはなります。
大きな家具に隠れるのは危険です。
家の隅にいる方が大黒柱など骨組みの掴めるものが残る可能性が高いため、
生存率を高めることはできます。

また、竜巻注意情報が出たら基本的に空の様子に注意しておきましょう。
急に真っ黒な雲が出てきたら要注意です。台風の時は風が突然強くなってきたら、
数十分程度は突風被害に注意し、頑丈な建物の中で身を潜めるようにしましょう。


今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
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