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【自然災害メモリアル】第074回:北空知地震(1986)の日 [防災]地震を気にしてもしょうがない
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【自然災害メモリアル】第074回:北空知地震(1986)の日 [防災]地震を気にしてもしょうがない

2018-11-13 21:00
    どうも、
    管理者のNDです。

    11月13日は、
    北空知地震から32年です。

    北海道の空知地方での大地震は、ほとんど例がありませんが、
    唯一この地震のみ、地震史に記録が残る珍しい震源での強い地震です。
    そもそも空知地方での強い地震は珍しく、時々強い地震が起きることがあっても
    それが深発地震だったりと、普段は滅多におきません。この地震ではM5.5を観測し、
    雨竜町が推測で震度5を観測し、レンガ造りの煙突などが被害を受けました。
    また、落下物によって1人が負傷もしています。死者はいませんでした。
    ちなみにこの後は、しばらく地震活動が活発化し余震を伴っています。

    今回は、
    「地震を気にしてもしょうがない」をテーマにお伝えしていきます。

    全国的に今年は普段地震活動が少ない場所で大地震が多発するなどして、
    珍しい震源や、既存のトラフなど警戒されている個所への懸念が強まっていますが、
    大地震は、これまでの地震活動などは無視して突然やってくることがほとんどです。

    稀に、前震を伴うケースもありますが、大地震の前に予測することは不可能ですし
    前震が例えばM3程度の小さい地震だった場合、毎日ほぼすべての有感地震にさえ
    恐怖に震えて生きていかなければならなくなります。
    正直、そこまでするのは一般大衆から見ても心配症の域を超えて恐怖症に思われてしまいます。
    大地震のあった地域なら、話の辻褄は誰しも合いますが地震活動が少し多くなったぐらいでは
    「最近地震多いよね」ぐらいの話題で十分で、それ以上の懸念はしません。
    しかも多くの人は、その後「まぁ大地震が来たらその時はその時でしょ」とかなり楽観視されて
    話が終わります。流石に楽観視しすぎも良くないですが、
    今一度、自分がちょっとした地震情報にさえ惑わされていないかを確認して下さい。

    貴方がネットを手に入れてもいない時代、テレビでは基本震度3以上の情報しか入らず
    大きな地震の際に臨時ニュースになったり、自分の地域でも少し長く揺れたりする程度で
    ここまで細かく日本の全国の地震を受信するばかりか、拡散・提供までできるようになったのは
    ここ数十年間の間です。地震はそれ以前からもかなり長く地震は活動していますし、
    今に震度1・2の情報が始まったわけでもありません。また、近年地震の回数が増えているのは
    単に活動期に入ったからではなく、単純に気象庁の観測地点が増えただけということもあります。
    1923年から地震の記録は残っていますが、最初は都道府県に1つ~3つあればよい方でした。
    今のように昭和の市区町村数ほどの地震計が設置されてるようになったのは、2005年からです。
    それだけ地震の回数が増えて当たり前なのですから、小さい地震に惑わされず
    震度1や2の地震はほぼ起きていないと思って、過ごしてみてください。
    これらの地震をあなたに危害を与えることは絶対にありません。
    群発地震で1日に50回以上も観測するようになれば話は別ですが、松代群発地震のような事例が
    起きることがあるのは、基本的に火山性地震で火山の近くで発生するだけにとどまります。
    まずは、落ち着いて情報をさばくことからしてみてください。

    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
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