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【自然災害メモリアル】第076回:七五三台風(1932)の日 [防災]季節外れの自然災害
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【自然災害メモリアル】第076回:七五三台風(1932)の日 [防災]季節外れの自然災害

2018-11-15 21:00
    どうも、
    管理者のNDです。

    11月15日は、
    七五三台風上陸から86年です。

    異例の11月に接近、上陸した台風でこの七五三台風に限っては丁度15日の0時、
    関東に最接近して千葉県に上陸しました。横浜市では最大風速36.3m/sを観測するなどして
    死者・不明者は、関東・東北を中心に257人に及びました。
    既に上陸時には温帯低気圧になっていたのではないかという推測もされていますが、
    当時の天気図に温帯低気圧の象徴といえる前線が残っていないことから、
    一般的にこの名がつけられて、現世に語り継がれています。


    今回は、
    「季節外れの自然災害」をテーマにお伝えしていきます。

    基本的に夏~秋は台風、冬は大雪といった自然災害が日本でシーズンを感じる気象現象ですが
    この一般的な範囲と言える季節性を逸脱した状態で来る、"季節外れ"の自然災害が生じると
    通常より弱めの勢力でも十分に大きな被害を受けることがあります。

    今回のような台風も普段11月以降に日本へ接近する台風は非常に珍しく、
    過去に例があるのは、わずかに5つのみです。
    しかも平成にもこの事例が1つ存在するあたり、可能性が0ではないのがこの時期に当たります。
    冬支度をしている晩秋シーズンに台風が迫ると、落葉が一層増して襲い、
    排水溝などが落ち葉でふさがれて道路の都市の下水が機能しなくなるといった
    事案が発生することがあります。対策しようにも落葉してからじゃないと難しいことが多いので、
    せめて現状の詰まりを取り除いて綺麗にしておくことで多少なり枯葉が溜まるのを
    防ぐことはできるかもしれません。尚、マンションなどでも雨が吹き込んできた時に
    しっかり排水機能が備われているようにしましょう。近頃では高層階が浸水するという、
    信じがたい現象の原因が、人の手入れの怠りであることもあります。
    そうだけはならないようにしてくださいね。

    季節外れは台風だけではありません。
    毎年のように良く聞く自然の脅威と言えるものの一つが"季節外れの"暑さです。
    今年も"●月なのに記録的な気温"―― といったワードが目立ちました。
    単純に涼しい・暖かいならいいですが、春に夏日を記録したりすると熱中症などの症状が出やすく、
    体が慣れていない時に暑さが襲うので、リスクが高まります。
    但し、気温が高くなる日は早期に警戒することができますから、
    春なら対策にアイスを買うなどして、速めの夏支度というのもありです。

    他にも大雪や、少雨、濃霧などといった現象も、季節性がありますが逸脱してくることがあります。
    季節の真っ只中に来る"記録的な●●"よりも、"季節外れの●●"もある意味では、
    記録的な気象現象になる為、思わぬ災害として巻き込まれることもあります。
    他人事に捉えずに、天気予報を見て明日明後日の傾向をつかんでおくと、
    突然の謎に包まれた気象現象に悩まされずに済むと思います。


    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
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