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どうも、
管理者のNDです。
11月21日は、
三原山噴火から32年です。
1986年のこの日、伊豆大島の三原山が噴火しました。
噴煙高度は実に8000~10000mに及び、全島避難を強いられる事態になった噴火災害です。
もともと11月21日より前から噴火の活動は少しずつ顕著になっており、
7月に微動が始まり、8~11月で地震が群発、11月15日に最初の噴火が始まって
山頂の噴火活動が続いたのち、19日には溶岩流が火口からあふれ出て流下を開始しました。
そして、21日14時ごろに再び激しい地震活動が起きると、
16時15分にこれまでの火口から約1km離れた場所から"飛行機のジェット音"のような轟音と共に
カルデラ床で割れ目噴火を開始し、"原爆のきのこ雲"のように凄まじい噴煙と溶岩を噴出しました。
大島の住民はこの噴火から、カルデラの割れ目が更に広がり、溶岩流が居住決め手となり、
全島避難指示と共に約1ヶ月が島外避難を余儀なくされました。
これほどの噴火規模は500年ぶりの出来事であるとさえ言われています。
尚、この噴火の前から噴火活動があったことと、大島町は東京離島であることからアクセスが良く、
噴火口内である程度安全圏の中での噴火だったため、
報道陣が集まっていて、野次馬と思われる人も大島に来訪する人が多くいました。
当時この噴火が起きるまではむしろ観光の材料など、楽観視する方向性が強かったため、
この噴火時に一転して見物人と島民は、自然の脅威を知らされることになりました。
1957年に起きた大島の噴火の教訓が活かされ、火山弾から島民を守る大島町役場の対策本部長は
島の地理・事情を知り尽くした豊富な知識と判断力を駆使し、死者・けが人を一人も出さずに
島民を無事に全員脱出させることができました。
今日は、三原山の噴火についての話もしたかったのですが、
外国の方では、同じ11月21日に、特異的な災害がつい2年前の2016年に発生しています。
その災害とは、集団雷雨喘息で、オーストラリアで発生しました。
今回はその、
「集団雷雨喘息」をテーマにお伝えしていきます。
この災害自体は、まだ国内での発生例はありませんが、
今後もないとは言えない状態なので、簡単にこの災害を紹介しておきます。
雷雨喘息という聞き慣れないものですが、花粉症や喘息を持っていなくても発症のリスクがあり、
花粉飛散量が増大している時に、天候が雷雨や暴風雨になると発生する稀な現象です。
まず、雷雨などによって花粉に水分が付着すると、花粉が破裂してしまいます。
すると、無数のアレルゲンが空気中に飛来します。
それを人が吸い込み、肺に達するとたちまち健康な人でも突如として発症、
しかも短時間で呼吸困難など、重篤な症状に見舞われる危険性がある大変危険な自然災害です。
上記の集団雷雨喘息では、オーストラリア国内の該当地域で4時間のうちに約1900人が
一斉に急性発症し、救急搬送される想定外の事態が発生しました。
尚、運び込まれた患者の3分の1は喘息発作経験がない人です。
そして、この災害で死者6人となりました。この死者はおそらく自分がこの集団雷雨喘息で
死に至ったと、理解する前に亡くなった人もいるかもしれません。
尚、国外で起きているから蚊帳の外というわけではないのです。
日本でも、実はスギ花粉やキノコの胞子で起こりうると言われており、
春先の花粉が飛散するシーズンで、明らかな花粉の飛散が確認できるのに、
風が強くて大雨になっているといった場面に遭遇した時は、視野に入れた方がよさそうです。
ないよりはましなので、マスクは何かに使えるよう健康でもバック等に入れておくとか、
突如として咳が止まらなくなり、呼吸が苦しい状態になったら周囲に助けを呼ぶなどすることを
躊躇しないで求められるようにしておきましょう。
ただ何もしないよりは、少しでも生存率を上げることはできます。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
11月21日は、
三原山噴火から32年です。
1986年のこの日、伊豆大島の三原山が噴火しました。
噴煙高度は実に8000~10000mに及び、全島避難を強いられる事態になった噴火災害です。
もともと11月21日より前から噴火の活動は少しずつ顕著になっており、
7月に微動が始まり、8~11月で地震が群発、11月15日に最初の噴火が始まって
山頂の噴火活動が続いたのち、19日には溶岩流が火口からあふれ出て流下を開始しました。
そして、21日14時ごろに再び激しい地震活動が起きると、
16時15分にこれまでの火口から約1km離れた場所から"飛行機のジェット音"のような轟音と共に
カルデラ床で割れ目噴火を開始し、"原爆のきのこ雲"のように凄まじい噴煙と溶岩を噴出しました。
大島の住民はこの噴火から、カルデラの割れ目が更に広がり、溶岩流が居住決め手となり、
全島避難指示と共に約1ヶ月が島外避難を余儀なくされました。
これほどの噴火規模は500年ぶりの出来事であるとさえ言われています。
尚、この噴火の前から噴火活動があったことと、大島町は東京離島であることからアクセスが良く、
噴火口内である程度安全圏の中での噴火だったため、
報道陣が集まっていて、野次馬と思われる人も大島に来訪する人が多くいました。
当時この噴火が起きるまではむしろ観光の材料など、楽観視する方向性が強かったため、
この噴火時に一転して見物人と島民は、自然の脅威を知らされることになりました。
1957年に起きた大島の噴火の教訓が活かされ、火山弾から島民を守る大島町役場の対策本部長は
島の地理・事情を知り尽くした豊富な知識と判断力を駆使し、死者・けが人を一人も出さずに
島民を無事に全員脱出させることができました。
今日は、三原山の噴火についての話もしたかったのですが、
外国の方では、同じ11月21日に、特異的な災害がつい2年前の2016年に発生しています。
その災害とは、集団雷雨喘息で、オーストラリアで発生しました。
今回はその、
「集団雷雨喘息」をテーマにお伝えしていきます。
この災害自体は、まだ国内での発生例はありませんが、
今後もないとは言えない状態なので、簡単にこの災害を紹介しておきます。
雷雨喘息という聞き慣れないものですが、花粉症や喘息を持っていなくても発症のリスクがあり、
花粉飛散量が増大している時に、天候が雷雨や暴風雨になると発生する稀な現象です。
まず、雷雨などによって花粉に水分が付着すると、花粉が破裂してしまいます。
すると、無数のアレルゲンが空気中に飛来します。
それを人が吸い込み、肺に達するとたちまち健康な人でも突如として発症、
しかも短時間で呼吸困難など、重篤な症状に見舞われる危険性がある大変危険な自然災害です。
上記の集団雷雨喘息では、オーストラリア国内の該当地域で4時間のうちに約1900人が
一斉に急性発症し、救急搬送される想定外の事態が発生しました。
尚、運び込まれた患者の3分の1は喘息発作経験がない人です。
そして、この災害で死者6人となりました。この死者はおそらく自分がこの集団雷雨喘息で
死に至ったと、理解する前に亡くなった人もいるかもしれません。
尚、国外で起きているから蚊帳の外というわけではないのです。
日本でも、実はスギ花粉やキノコの胞子で起こりうると言われており、
春先の花粉が飛散するシーズンで、明らかな花粉の飛散が確認できるのに、
風が強くて大雨になっているといった場面に遭遇した時は、視野に入れた方がよさそうです。
ないよりはましなので、マスクは何かに使えるよう健康でもバック等に入れておくとか、
突如として咳が止まらなくなり、呼吸が苦しい状態になったら周囲に助けを呼ぶなどすることを
躊躇しないで求められるようにしておきましょう。
ただ何もしないよりは、少しでも生存率を上げることはできます。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。