どうも、
管理者のNDです。
12月14日は、
留萌支庁南部地震から14年です。
この地震は北海道としては珍しく内陸かつ、道北で発生した唯一の中大地震です。
北海道苫前町で震度5強を観測しました。規模はM6.1で
苫前町も含め、周辺の小平町などでも複数の軽微な被害を生じています。
尚、余震もM4.8と、一~二回り小さい地震が最大でした。
死者はいませんでしたが、タンスの下敷きになるなど割と洒落では済まない負傷をした方も
結構います。20代の若者でも本棚ので肋骨を骨折するなど、決して他人事にはならない
局地的な地震による被害がありました。
今回は、
「珍しい震源を知る(関東編)」をテーマにお伝えしていきます。
数日前に紹介したものの今回は関東編です。一県一県紹介していきます。
茨城県は非常に地震が多い地域の為、もはや珍しい場所というのはありませんが
しいて言うと、茨城県北部の西側は少ない傾向があります。浅い震源から深発地震、
直下型から沖合の地震、そして大小さまざまな地震が直下型もプレート境界型も経験する
この地域はまさに地震と共に暮らすと言える地震の巣です。地震嫌いな人は住めたもんじゃ
ありませんが、意識は最大まで高める地域でもあります。普段から地震が起きているからこそ、
地震への対策を万全にする必要がありますので、定期的なガス抜きとは思いこまずに、
常日頃備えをしっかりしてください。
栃木県は、隣の茨城の影響を受ける地震が多く、直下型では他県に比べれば多い方ですが
関東では平均的な活動と言えます。最近では日光市と桧枝岐村の境界付近を震源とした地震が
2013年2月にあったせいで、今でも時々地震活動が続くところです。南部は単独で来ることが多く
意外と大きな地震の事例は多くありません。しかし、深めの地震が起きやすいので中大規模の
地震では広く怖い揺れ方をします。こちらも日常で地震に意識することが多いと思うので、
引き続きその意識を薄めないことが重要です。
群馬県は、関東の中では唯一地震が比較的少ない地域になります。といっても、関東自体が
地震は多い為に南部の方では頻繁に揺れることも多いともいます。しかし、震源付近の地震と
震源から離れた地震では同じ震度3などでも全然変わってきます。北部では逆に珍しく
これまでに大きな震災事例がほとんどありません。直下型では滅多に揺れないので、
緊急地震速報に頼ることができる意味では強い県と言えます。
埼玉県も、他地域の地震を受けやすい場所で、当県震源の地震は多いとまではいきません。
それでも一度起きると割と揺れやすい地域の為に、備えは必要です。尚、秩父地方は地盤が強い為に
地震に遭遇する可能性は低いですが、直下型地震を受けた過去事例はあります。北部の西側から
秩父地方にかけては、普段地震が少なくても南部以上の対策が必要となりますので備えを怠らぬよう
注意して過ごしてください。
千葉県は、茨城県同様非常に地震が多い地域です。千葉県は沖も含めると6つの区域がありますが
いずれの地震も多いです。東方沖は時折強い地震が頻繁に起きる為に短期的な備えをしても
よいかもしれません。北西部は稍深発地震が多く東京などと一緒によく揺れます。中規模でも
大きく揺れるので、交通網に影響が出やすい場所です。頻度も高いので地震が起きた際に
交通が不通になった時は、どのようにするか一度考えてみると良いと思います。
数時間の時、1日の時、数日間の時とパターンを変えるのも良いです。
尚、南部はやや少ない場所で、深発の地震が多めです。沿岸部は直下型の地震と津波の双方に
注意しながら過ごさなければなりません。
そして東京都ですが、東京都直下を震源とする地震は意外と少ないです。
23区は1年に1~2回、多摩東部も半年に1~2回あるかな程度です。
千葉県北西部震源の地震でわかると思いますが、緊急地震速報や強震モニタよりも早く揺れを
感じることが多いです。しかし、それ以上に23区震源の場合は地震が起きた時、
揺れ方が変わります。よく放送内で聞く"ドスンとした揺れだが一瞬だった"という地震は
大体ここを震源とする地震で発生しますので、ピンポイントで当たった時は揺れ方を注意深く
観察してみるといいかもしれません。これが大地震になればただひたすらに恐ろしいですが、
揺れ方を知るのは大事な一つの防災へのヒントになります。尚、多摩西部の震源は珍しいです。
青梅市より西に住んでいる人は、滅多に直下型の地震ということを経験することはないです。
神奈川県は、過去に大震災となった震源地に意外となりやすいです。しかし、普段はそのような
地震の名残を感じない程度に弱い地震さえ少ないです。東部・西部どちらも普段起きる地震以上に
直下型への意識を持つ必要性があります。また、深発地震の影響も受けることが多い地域で、
その場合は長い周期の揺れに警戒が必要です。様々な地震のパターンを受ける地域と言えますので
どのような地震の揺れ方があり、それに応じた対策を立ててみてください。
最後に東京の離島ですが、伊豆大島や三宅島などは火山性地震で群発化することが稀にあります。
普段地震が少ない分、発生し始めると長期的に地震を意識しなければならない時がありますので
いずれそうなる日が来ることを想定し、その日が来るまでに普段から意識をしておきましょう。
今回は関東を紹介しました。次回はお待たせしました、西日本の紹介に入ります。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
12月14日は、
留萌支庁南部地震から14年です。
この地震は北海道としては珍しく内陸かつ、道北で発生した唯一の中大地震です。
北海道苫前町で震度5強を観測しました。規模はM6.1で
苫前町も含め、周辺の小平町などでも複数の軽微な被害を生じています。
尚、余震もM4.8と、一~二回り小さい地震が最大でした。
死者はいませんでしたが、タンスの下敷きになるなど割と洒落では済まない負傷をした方も
結構います。20代の若者でも本棚ので肋骨を骨折するなど、決して他人事にはならない
局地的な地震による被害がありました。
今回は、
「珍しい震源を知る(関東編)」をテーマにお伝えしていきます。
数日前に紹介したものの今回は関東編です。一県一県紹介していきます。
茨城県は非常に地震が多い地域の為、もはや珍しい場所というのはありませんが
しいて言うと、茨城県北部の西側は少ない傾向があります。浅い震源から深発地震、
直下型から沖合の地震、そして大小さまざまな地震が直下型もプレート境界型も経験する
この地域はまさに地震と共に暮らすと言える地震の巣です。地震嫌いな人は住めたもんじゃ
ありませんが、意識は最大まで高める地域でもあります。普段から地震が起きているからこそ、
地震への対策を万全にする必要がありますので、定期的なガス抜きとは思いこまずに、
常日頃備えをしっかりしてください。
栃木県は、隣の茨城の影響を受ける地震が多く、直下型では他県に比べれば多い方ですが
関東では平均的な活動と言えます。最近では日光市と桧枝岐村の境界付近を震源とした地震が
2013年2月にあったせいで、今でも時々地震活動が続くところです。南部は単独で来ることが多く
意外と大きな地震の事例は多くありません。しかし、深めの地震が起きやすいので中大規模の
地震では広く怖い揺れ方をします。こちらも日常で地震に意識することが多いと思うので、
引き続きその意識を薄めないことが重要です。
群馬県は、関東の中では唯一地震が比較的少ない地域になります。といっても、関東自体が
地震は多い為に南部の方では頻繁に揺れることも多いともいます。しかし、震源付近の地震と
震源から離れた地震では同じ震度3などでも全然変わってきます。北部では逆に珍しく
これまでに大きな震災事例がほとんどありません。直下型では滅多に揺れないので、
緊急地震速報に頼ることができる意味では強い県と言えます。
埼玉県も、他地域の地震を受けやすい場所で、当県震源の地震は多いとまではいきません。
それでも一度起きると割と揺れやすい地域の為に、備えは必要です。尚、秩父地方は地盤が強い為に
地震に遭遇する可能性は低いですが、直下型地震を受けた過去事例はあります。北部の西側から
秩父地方にかけては、普段地震が少なくても南部以上の対策が必要となりますので備えを怠らぬよう
注意して過ごしてください。
千葉県は、茨城県同様非常に地震が多い地域です。千葉県は沖も含めると6つの区域がありますが
いずれの地震も多いです。東方沖は時折強い地震が頻繁に起きる為に短期的な備えをしても
よいかもしれません。北西部は稍深発地震が多く東京などと一緒によく揺れます。中規模でも
大きく揺れるので、交通網に影響が出やすい場所です。頻度も高いので地震が起きた際に
交通が不通になった時は、どのようにするか一度考えてみると良いと思います。
数時間の時、1日の時、数日間の時とパターンを変えるのも良いです。
尚、南部はやや少ない場所で、深発の地震が多めです。沿岸部は直下型の地震と津波の双方に
注意しながら過ごさなければなりません。
そして東京都ですが、東京都直下を震源とする地震は意外と少ないです。
23区は1年に1~2回、多摩東部も半年に1~2回あるかな程度です。
千葉県北西部震源の地震でわかると思いますが、緊急地震速報や強震モニタよりも早く揺れを
感じることが多いです。しかし、それ以上に23区震源の場合は地震が起きた時、
揺れ方が変わります。よく放送内で聞く"ドスンとした揺れだが一瞬だった"という地震は
大体ここを震源とする地震で発生しますので、ピンポイントで当たった時は揺れ方を注意深く
観察してみるといいかもしれません。これが大地震になればただひたすらに恐ろしいですが、
揺れ方を知るのは大事な一つの防災へのヒントになります。尚、多摩西部の震源は珍しいです。
青梅市より西に住んでいる人は、滅多に直下型の地震ということを経験することはないです。
神奈川県は、過去に大震災となった震源地に意外となりやすいです。しかし、普段はそのような
地震の名残を感じない程度に弱い地震さえ少ないです。東部・西部どちらも普段起きる地震以上に
直下型への意識を持つ必要性があります。また、深発地震の影響も受けることが多い地域で、
その場合は長い周期の揺れに警戒が必要です。様々な地震のパターンを受ける地域と言えますので
どのような地震の揺れ方があり、それに応じた対策を立ててみてください。
最後に東京の離島ですが、伊豆大島や三宅島などは火山性地震で群発化することが稀にあります。
普段地震が少ない分、発生し始めると長期的に地震を意識しなければならない時がありますので
いずれそうなる日が来ることを想定し、その日が来るまでに普段から意識をしておきましょう。
今回は関東を紹介しました。次回はお待たせしました、西日本の紹介に入ります。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。