どうも、
管理者のNDです。
12月19日は、
肥後・筑後地震から295年です。
一昨年存在した熊本地震の1回目と同程度の規模である、M6.5の地震が発生して
熊本県北部を中心に被害がでました。死者は2人でしたが家屋被害は980棟に及んでいます。
家屋は、半壊が多く目立ちましたが、同日中に大きな余震も発生しており、
その後も地震活動が活発だったそうです。このことからまさにM7.3がなかった場合の熊本地震と
いう形でおおよそ地震のイメージはつくと思います。
福岡や大分でも大きな揺れを感じたという記録がありました。
今回は、
「珍しい震源を知る(九州編)」をテーマにお伝えしていきます。
中国と四国じゃなくて申し訳ないですが、この後九州、中国、四国と続きます。
福岡県は、直下型はいずれも珍しい所ばかりです。
唯一多い所が筑後地方ぐらいで、特に少ないのは北九州地方で、
つい最近まで50年以上有感地震がない震源でもありました。しかし、福岡県西方沖地震に
代表されるように福岡県でも大地震がほぼ起きない場所ではありません。他地域からの地震も
受けることが多いですから、福岡県内では普段地震が少ない分、地震の関心をきっかけではなく
自発的な形で定期的に地震のことを思う日を作っておくと良いです。
佐賀県も、直下型はトップクラスに珍しい震源になります。
北部に至ってはこの90年でまだ1度しか観測事例がなく、極めて珍しいです。
ただ、基本的に福岡県と同じでこれだけ普段地震のないイメージが強い佐賀県だからこそ、
一たび大地震が引き起こされれば被害は大きくなります。古い家屋も残っており、
大雨に見舞われたことさえ少ない地域では、大地震で大規模な土砂崩れも起きやすいです。
熊本地震などで地震が最近多くなりましたが、この後どんどん少なっていくとおのずと関心も
減ってしまいます。日本に住んでいることを意識して、地震災害に適度な備え方をしてください。
長崎県では、壱岐・対馬に大震災の記録がありますが、それ以外は島原の噴火災害が主で
中心部や五島列島では大きな地震を引き起こした事例は少ないです。
現に長崎県北部震源も非常に珍しい部類でこれまでに数回地震があったかぐらいです。
離島地域になるほど、地震への関心は低くなり大地震の影響も受けなくなります。
普段地震が少ないだけに、無意識な時でもその日していた備えが役に立つ――
そんな備えがあると良いです。家具の固定など、普段ないからこそ起きた日への備えとして
しっかり取り付けておく必要があるべき都道府県と言えます。
熊本県では、未だ熊本地震の余震が続いていますが、収まればたちまちまた意識が薄くなります。
恐怖で仕方ない時は、少し忘れるのもありですが、長崎県同様、意識が薄い時でも大事なように
一度しっかりとした備えをしておくと安心です。尚、熊本県では天草・芦北地方震源や阿蘇地方
震源の地震はそこまで珍しくありません。球磨地方が圧倒的に少なく珍しいです。この地域での
地震は他地域の揺れにも割かし強いですが、一たび起きれば孤立などが心配です。起きた後のことを
考えておき、シミュレーションを一度立ててみると良いと思います。
大分県では、直下型こそ少ないですがやや深発地震が多い傾向にあります。
故に一度起きると、広い範囲での地震を伴うことがありますのでそこそこ地震自体は日頃とまでは
行かずとも、そこそこ向き合うチャンスはあるといえる地域です。また、豊後水道などは
頻繁に弱い地震、長いスパンで見れば他地域よりは割と頻繁に強い地震が来る地域です。
一つ一つの自治体が離れている場所も多く、災害が起きると孤立する心配もありますから、
地域ごとのコミュニティと、備蓄をしっかり行っておくことで災害後の不自由な暮らしを
少しでも抑えることができます。
宮崎県は、日向灘震源の地震が多いので地震に関して日頃向き合うことが比較的容易です。
また、内陸でも極端に浅い震源で弱い規模の地震が時々起きたり、山沿いでは深発地震を引き起こす
こともあります。意外に様々な地震に向き合える地域なので、幅広い備えが必要です。
津波対策、直下型地震の対策など、同じ県内でも場所に応じて対策の仕方が変わるので、
地域に応じた備え方をするとよいと思います。火山災害に向き合いやすい場所も同様です。
そして鹿児島県ですが、鹿児島県は地震が少ない地域とも言えません。大隅地方直下は珍しいですが
薩摩地方や薩摩半島西方沖、大隅半島東方沖など、これらの震源では時々地震が起きます。
また、過去にもいくつか大きな地震が起きた過去もありますから、火山災害の備えに加える形で
地震にも備えができるような心掛けができると良いです。
尚、種子島でも同様に少し大きな規模の地震が起きることがあります。
九州地方南東沖では普段の地震こそ少ないですが、日向灘同様M7級の地震を引き起こすことが
あるようです。トカラ列島では大きな地震の頻度が少ないですが群発地震がたびたび発生します。
群発地震は長期化した際に心身的ストレスを感じやすくなる為、小さい地震でも数が増えれば
侮れないものとはなります。よくあることだと割り切って、余計な不安を積もらせないようにして
過ごしていくのがベストです。
奄美地方は、意外に強い地震が起きる頻度が少し高く、震度5弱以上の地震に見舞われることも
あります。地震の頻度も高く九州ではむしろ多い部類に入るとも言えます。群発した事例もあり、
大分同様、様々な形で地震を経験できる地域とは言えます。関心は持ちやすいので、日ごろから
地震への意識を持っておくと良いです。
最後に沖縄県ですが、本島は地震が少ないイメージを持つ人が多いですが
別に少なくはありません。むしろ熊本地震前の九州北部より頻度が多いぐらいですから、
地震への意識は高いものがあります。しかし、大がつくほどの地震はそこまで多くないですが
プレート境界型地震は将来起きる可能性があると言われており、起きれば沿岸民は多大な被害を
負うことになります。ただし、震度7を心配するような地震はこれまで沖縄では発生していません。
故に、津波への備えの方を優先するといいかもしれません。安全な経路などを抑えておき、
地震で崩壊しやすい場所がどこかをあらかじめ調べておくことをオススメしておきます。
ちなみに、南大東島ではすごく地震が少ない一方、
宮古島・石垣島・与那国島などは、比較的地震が頻繁に起きます。故にこの辺りの震源の地震を
特段驚く必要はありません。
ということで、今回は沖縄を含む九州地方の地震概況をお伝えしました。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
今日からは、世界的に大きな災害が年末までひっきりなしに何かしら続きます。
日本国内では間の空く日もありますが、ここからは年末まで有名な災害名が続きます。
今年もあと半月となりましたが、防災を考える年の瀬にしてみてください。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
12月19日は、
肥後・筑後地震から295年です。
一昨年存在した熊本地震の1回目と同程度の規模である、M6.5の地震が発生して
熊本県北部を中心に被害がでました。死者は2人でしたが家屋被害は980棟に及んでいます。
家屋は、半壊が多く目立ちましたが、同日中に大きな余震も発生しており、
その後も地震活動が活発だったそうです。このことからまさにM7.3がなかった場合の熊本地震と
いう形でおおよそ地震のイメージはつくと思います。
福岡や大分でも大きな揺れを感じたという記録がありました。
今回は、
「珍しい震源を知る(九州編)」をテーマにお伝えしていきます。
中国と四国じゃなくて申し訳ないですが、この後九州、中国、四国と続きます。
福岡県は、直下型はいずれも珍しい所ばかりです。
唯一多い所が筑後地方ぐらいで、特に少ないのは北九州地方で、
つい最近まで50年以上有感地震がない震源でもありました。しかし、福岡県西方沖地震に
代表されるように福岡県でも大地震がほぼ起きない場所ではありません。他地域からの地震も
受けることが多いですから、福岡県内では普段地震が少ない分、地震の関心をきっかけではなく
自発的な形で定期的に地震のことを思う日を作っておくと良いです。
佐賀県も、直下型はトップクラスに珍しい震源になります。
北部に至ってはこの90年でまだ1度しか観測事例がなく、極めて珍しいです。
ただ、基本的に福岡県と同じでこれだけ普段地震のないイメージが強い佐賀県だからこそ、
一たび大地震が引き起こされれば被害は大きくなります。古い家屋も残っており、
大雨に見舞われたことさえ少ない地域では、大地震で大規模な土砂崩れも起きやすいです。
熊本地震などで地震が最近多くなりましたが、この後どんどん少なっていくとおのずと関心も
減ってしまいます。日本に住んでいることを意識して、地震災害に適度な備え方をしてください。
長崎県では、壱岐・対馬に大震災の記録がありますが、それ以外は島原の噴火災害が主で
中心部や五島列島では大きな地震を引き起こした事例は少ないです。
現に長崎県北部震源も非常に珍しい部類でこれまでに数回地震があったかぐらいです。
離島地域になるほど、地震への関心は低くなり大地震の影響も受けなくなります。
普段地震が少ないだけに、無意識な時でもその日していた備えが役に立つ――
そんな備えがあると良いです。家具の固定など、普段ないからこそ起きた日への備えとして
しっかり取り付けておく必要があるべき都道府県と言えます。
熊本県では、未だ熊本地震の余震が続いていますが、収まればたちまちまた意識が薄くなります。
恐怖で仕方ない時は、少し忘れるのもありですが、長崎県同様、意識が薄い時でも大事なように
一度しっかりとした備えをしておくと安心です。尚、熊本県では天草・芦北地方震源や阿蘇地方
震源の地震はそこまで珍しくありません。球磨地方が圧倒的に少なく珍しいです。この地域での
地震は他地域の揺れにも割かし強いですが、一たび起きれば孤立などが心配です。起きた後のことを
考えておき、シミュレーションを一度立ててみると良いと思います。
大分県では、直下型こそ少ないですがやや深発地震が多い傾向にあります。
故に一度起きると、広い範囲での地震を伴うことがありますのでそこそこ地震自体は日頃とまでは
行かずとも、そこそこ向き合うチャンスはあるといえる地域です。また、豊後水道などは
頻繁に弱い地震、長いスパンで見れば他地域よりは割と頻繁に強い地震が来る地域です。
一つ一つの自治体が離れている場所も多く、災害が起きると孤立する心配もありますから、
地域ごとのコミュニティと、備蓄をしっかり行っておくことで災害後の不自由な暮らしを
少しでも抑えることができます。
宮崎県は、日向灘震源の地震が多いので地震に関して日頃向き合うことが比較的容易です。
また、内陸でも極端に浅い震源で弱い規模の地震が時々起きたり、山沿いでは深発地震を引き起こす
こともあります。意外に様々な地震に向き合える地域なので、幅広い備えが必要です。
津波対策、直下型地震の対策など、同じ県内でも場所に応じて対策の仕方が変わるので、
地域に応じた備え方をするとよいと思います。火山災害に向き合いやすい場所も同様です。
そして鹿児島県ですが、鹿児島県は地震が少ない地域とも言えません。大隅地方直下は珍しいですが
薩摩地方や薩摩半島西方沖、大隅半島東方沖など、これらの震源では時々地震が起きます。
また、過去にもいくつか大きな地震が起きた過去もありますから、火山災害の備えに加える形で
地震にも備えができるような心掛けができると良いです。
尚、種子島でも同様に少し大きな規模の地震が起きることがあります。
九州地方南東沖では普段の地震こそ少ないですが、日向灘同様M7級の地震を引き起こすことが
あるようです。トカラ列島では大きな地震の頻度が少ないですが群発地震がたびたび発生します。
群発地震は長期化した際に心身的ストレスを感じやすくなる為、小さい地震でも数が増えれば
侮れないものとはなります。よくあることだと割り切って、余計な不安を積もらせないようにして
過ごしていくのがベストです。
奄美地方は、意外に強い地震が起きる頻度が少し高く、震度5弱以上の地震に見舞われることも
あります。地震の頻度も高く九州ではむしろ多い部類に入るとも言えます。群発した事例もあり、
大分同様、様々な形で地震を経験できる地域とは言えます。関心は持ちやすいので、日ごろから
地震への意識を持っておくと良いです。
最後に沖縄県ですが、本島は地震が少ないイメージを持つ人が多いですが
別に少なくはありません。むしろ熊本地震前の九州北部より頻度が多いぐらいですから、
地震への意識は高いものがあります。しかし、大がつくほどの地震はそこまで多くないですが
プレート境界型地震は将来起きる可能性があると言われており、起きれば沿岸民は多大な被害を
負うことになります。ただし、震度7を心配するような地震はこれまで沖縄では発生していません。
故に、津波への備えの方を優先するといいかもしれません。安全な経路などを抑えておき、
地震で崩壊しやすい場所がどこかをあらかじめ調べておくことをオススメしておきます。
ちなみに、南大東島ではすごく地震が少ない一方、
宮古島・石垣島・与那国島などは、比較的地震が頻繁に起きます。故にこの辺りの震源の地震を
特段驚く必要はありません。
ということで、今回は沖縄を含む九州地方の地震概況をお伝えしました。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
今日からは、世界的に大きな災害が年末までひっきりなしに何かしら続きます。
日本国内では間の空く日もありますが、ここからは年末まで有名な災害名が続きます。
今年もあと半月となりましたが、防災を考える年の瀬にしてみてください。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。