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【自然災害メモリアル】第208回:鹿児島県北西部地震(1997)の日 [防災]時を選ばぬ震災だから
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【自然災害メモリアル】第208回:鹿児島県北西部地震(1997)の日 [防災]時を選ばぬ震災だから

2019-03-26 21:00
    どうも、
    管理者のNDです。

    3月26日は、
    鹿児島県北西部地震(1997)から22年です。

    この地震は、M6.6の直下型地震で最大震度は5強でしたが、
    地盤の弱い川沿いの道路や、山間部などでは落石や崩壊・クラックなどが発生したり、
    液状化現象が生じるなど、大地震の被害は決して小さいものではありませんでした。
    人的被害に死者こそいませんでしたが、震度5強でも重傷者は1人出ています。

    また、この地震の約1ヶ月後には更にM6.4・最大震度6弱の地震も起きていますが、
    この地震と関連性があったかどうかは不明ですが、地震のメカニズムが酷似しているが、
    余震域から外れていることから、この地震の余震ではなく誘発された地震としています。


    今回は、
    「時を選ばぬ震災だから」をテーマにお伝えします。

    時を選ばぬ震災は、土曜や休日などといった公務員が不在の日に来ることもあれば、
    平日でも深夜に来ることがあるなど、様々な場面で大地震が起きることがあります。
    故に、担当者・責任者が不在の時に大地震が来ることは全然良くある話なのです。

    実際に、熊本地震は2度とも夜間に、胆振東部地震も夜更けの時間に起きています。
    こうなると弱くなるのは、危機管理課などをいくら設置していると言えども、
    やはり待機人員は減ってしまう状態で平日の昼間と比べると、人力は低下します。
    皆さんは、そういった上の者や責任者などに頼りっきりになってはいけません。

    震災は一人一人が責任を持たなければならなくなる、重大なものです。
    震災の被災者になったからといって助けてくれる人は中々いないですし、
    せいぜい慰められる程度です。むしろ、そんなことを前提に考えていると
    あなた自身もストレスを感じますし、他人にもストレスを与えてしまいます。
    震災時など、災害に見舞われた時の心構えは基本"自分の身は自分で守らなければならない"です。

    尚、時を選ばぬ震災ですが、東日本大震災ではまだ平日の昼過ぎという時間帯でしたが
    あれだけの死者が出ていました。しかし、特に福島第二原子力発電所事故については、
    もしあの時間に発生しておらずに、土日や真夜中であった場合は人員の確保に遅れが生じ、
    最悪第一と同じ運命をたどっていた可能性があったという後日談があります。
    これまでの震災の中で、まだあの時間だから助かったということも多いですが、
    震災が起きる時間として最も気を付けなければならないのは、
    広い視野でみると、土日などの休日の方がイレギュラーなことが多い為
    警戒を高めるなら週末という結論に至れる可能性はあります。
    旅行やアウトドアなどのお出かけの際は、モバイルバッテリーを持っていくなどして
    慣れない土地に行く時は、万全じゃなくても最低限は備えておくと安心です。
    遠征先では特に地元住民じゃない人は早いうちに帰還を促されますから、
    とどまることを考えるのは、状況にもよりますが
    基本は得策ではないと思っておくと良いでしょう。

    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
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