どうも、
管理者のNDです。

5月17日は、
富山鉄道線列車正面衝突事故の日(1945)から74年です。

戦争末期に起きたこの大事故は、死者45人にのぼる大きな事故となりました。
事故ではありますが、当時の環境は小雨と濃霧という悪環境がそろっているところに、
現場は曲線の勾配、更には防風林に囲まれていた為に惨事が大きくなりました。
事故の直接的な原因は、信号の故障と駅員の失念で上り列車に発射指示を誤って出し、
下り列車と衝突したことが原因とされています。

どちらかというと、人災を大きくしたのが自然現象ともいえる事故でした。

今回は、
「自然現象と人災の複合例こそ最も恐ろしい」をテーマにお伝えします。

自然災害というのは、本来自然が人の動きなど関係なく地球が起こす気まぐれかつ
突発的な自然現象が、人の住む場所を襲うから災害となります。
故に、人の住む場所がなければ自然災害というものはそもそも起きず、
ただの自然現象で済むのです。深発地震などはいい例で、もしもの話ですが、
地底人が鳥島の奥底に住んでいたとしたら、一たび起きればそこの生態系は甚大なダメージを
与えることとなるでしょうが、現実は特に問題なく深発地震で大震災に至ったことはありません。

そして、一番起こってはならないのは、自然現象と人の動きが重なった偶然によって
大きくなる震災・災害です。元々人にはミスがつきものですが、そこに不運が重なって
自然現象が重なれば、考えられる最悪の事態が、更に一歩上回ることも考えられます。
しかし、自然現象を止めることは我々には絶対にできません。
ましてや、大地震などは突発的なものですから、予見するにしてもほんの数秒前が今の限界です。
自然現象を予期できるものは、いわゆる天気、それも全部ではないというのが現状です。

人智を超えた自然現象の予測は極めて困難ですが、
せめて十数分先に現在の状態だと起きるであろう最悪の事態を想定しておくことが大事です。

唯一、自然に従うことが今の人類で最悪の事態を免れることができるかもしれない
対処法の一つだったりします。
昭和の時代は、悪天候の中を強引にしていたことが災いに繋がったケースも多かったですが、
今では安全を大事にしている時代です。目先の利益を考えず、安心安全を考えた対策こそ、
あらぬ亡命を防ぐことができますので、皆さんも自然の様子を見つつ、
最善に行動ができるように努めていくことが良いです。

例えば、大地震直後の地震活動が活発な時は崩れそうな家や崖に近づかないこと、
例えば、台風の前に海水浴に行こうなどと言わないこと、
例えば、雨が降っている時は車間距離を開けて運転をすること

日常でも天候に応じた安全のための行動はかなりあります。是非参考にしてみて下さい。


今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
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