• このエントリーをはてなブックマークに追加
【自然災害メモリアル】第264回:宝暦高田地震(1751)の日 [防災]地震後における子供の気持ちを考える
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

【自然災害メモリアル】第264回:宝暦高田地震(1751)の日 [防災]地震後における子供の気持ちを考える

2019-05-21 21:00
    どうも、
    管理者のNDです。

    5月21日は、
    宝暦高田地震の日(1751)から268年です。

    新潟県での大地震は、昭和の新潟地震や新潟県中越地震、中越沖地震などが代表例ですが、
    昔にも結構な数、大地震が起きていて、新潟では150年に1回ぐらいは起きています。

    この宝暦高田地震は、江戸時代に発生した大地震で、越後国を襲った震災は
    死者1100~2000人と推定され、特に地震で誘発された地滑りによって406人が死亡しています。
    またの名をこの地滑りは別に「名立崩れ」という名称がつけられています。

    地震自体もM7.0~7.4ほどの規模だったので、
    新潟県中越地震より強い直下型地震であったことが伺えます。

    今回は、
    「地震後における子供の気持ちを考える」をテーマにお伝えします。

    子供にとって、大地震というのはどんなものか想像も使い物であることは確かです。
    小さいうちから大地震に見舞われてしまった場合は、大きなトラウマを負うケースが多く、
    一生涯地震への恐怖を忘れられない子になってしまうことだってあります。
    稀なケースで、逆に地震に耐性を持ってくれることもありますが、今回は前者を前提に考えます。

    大地震が起きた時に子供にとって一番最悪の状態は、一人でいる時に限ります。
    この一人というのは、部屋単位で一人でいる時も一部含まれます。
    子供部屋で一人遊んでいる子供が突然大地震に見舞われたら、すぐに身の安全を図るという
    行動ができず、家具などが襲うことになりますから非常に危険です。
    大人でも家具が移動するなんて恐ろしいことですが、
    子供の視点になると恐怖心は倍以上になります。なるべく一人の時間を減らしてあげるように
    心がけてください。もちろん、無理して親がいる時じゃなくても大丈夫です。
    小学生ぐらいなら、友達と一緒にいてくれるだけでも心強くはなるでしょう。

    ただ、子供同士では十数時間程度が限界です。
    もし自分が仕事などで長時間子供を放置しなければならない場合、
    やっておいてもらいたいのは、子供に「頼れる大人」を近くにおいておくことです。
    近所のおばさん・おじさん、塾の講師、町内会の人、幼馴染の親など、何でも構いません。
    その子供が、この人なら大丈夫といえる人が親以外に一人いるだけで心の支えは、
    かなり強くなります。とにかく子供一人を孤独の身でいさせることが最も心にダメージを
    与えますから、震災後はすぐに子供の心の安全を考えてあげてください。

    以前の記事でも紹介しましたが、親が万一のことが発生した時にもその子供が少しでも
    精神状態を安定させるために、他の子どものことも考えるのが真の大人なのです。

    ちなみに言っておきますが、震災時に子供にネットを見させるのは控えた方がいいです。
    オンラインゲームで気を紛らわせるぐらいならまだしも、震災直後のネット状態は非常に
    マナーの悪い人で溢れかえりますから、教育上大変良くないです。
    この放送でも地震直後の荒らしはつきものです。
    破滅願望持つ人の発言一つがどんな悪影響を及ぼすか、考えてみましょう。

    今回は、親の視点で考える子供の安全を守る為にどうするべきかをお伝えしました。
    また別の日でも子供の状態を場面別で考える機会を設けますので、ご期待ください。

    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。