どうも、
管理者のNDです。

08月06日は、
鹿児島豪雨(1993)から26年です。

8.6豪雨とも呼ばれたこの災害は、気象庁では8月全般で起きた豪雨記録を総称していますが、
この豪雨が最もひどく、各地で川の氾濫はもちろん、石橋が流出するなどし、
次にライフラインが寸断。特に水道に関連した設備は、10万近い家屋で断水になるなど
その豪雨のすさまじさを物語ります。

最終的に死者はこの豪雨だけで48名にものぼっています。
鹿児島市内の冠水被害も非常に顕著だったため、各報道機関にも大きな影響を与えました。


今回は、
「台風のスピード」をテーマにお伝えします。

台風のスピードでも被害の大きさというのは色々変わってきます。
前回は大きさで脅威の違いを判断しましたが、
今回も結論から言うと、日本列島に近づいてもなお遅い台風の方が被害は大きくなりがちです。

スピードの速い台風は、基本的に勢力が衰えている時が多く、上陸した後は
時速70km以上とかで北海道方面に向かうことも多いのですが、これは衰弱状態にある場合です。

スピードが遅いまま上陸し、遅いまま通過する方が台風の脅威は当然ながら長時間続くので
とても危険です。多くの場合は勢力が発達中な時ほど台風はゆっくり動いていることが多いです。
ちなみに日本の南の海上で迷走台風と化すことはよくありますが、日本列島にきて突如迷走といった
自体は沖縄と小笠原以外はほとんど見られません。
その沖縄などに限っては一度台風が勢力を維持したまま、
数日間にわたって暴風域になった迷惑な台風もあります。

藤原の効果が起きると、台風は複雑な動き方をしますが、日本周辺でできることはなく、
また日本付近まで北上してくるとあとは、北上のみになるので一旦上陸してから
再度南下して数日後にまた接近してきたという事例は、これまでに見たことはないです。

スピードは基本的に発達中の時は15~30kmの比較的サイクリングぐらいの速さで
徐々に北上をしつつ、西側に寄ってきます。
最盛期になると西側に寄らずにそのまま北上しますが、早い段階だとこの辺りからスピードを
あげ始めてきます。そして、日本に上陸する衰弱期になると大抵の場合はスピードを上げます。
この時にスピードが上がらない場合が厄介なのです。九州の南西側から上陸されるよりも
大抵の場合、西に向かいつつあるときに上陸する台風はスピードを上げないことが多いので、
そこを知っておくと、どの台風を警戒するべきか分かるかもしれません。

今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
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明日は東京都で発生した、伊豆鳥島大噴火(1902)を紹介します。