どうも、
管理者のNDです。

08月05日は、
サーファー落雷事故(1987)から32年です。

この事故は、夏の早朝で涼しい時間帯といえど、若者30人ほどのグループが高知の海岸に
遊びに行っていたのですが、天気が不安定な状態だったため、海沿いで落雷が発生しました。

海上で発生した落雷は、水柱が高く舞い上がったと言われています。
そして赤茶色に変色までしました。遠目から見るだけであればここまでは良いのですが、

近くにいた人影が突如として消え、何事かと思った時には落雷で同時多発的に感電していました。
すぐに病院へ運び出されるも、この一瞬で6人もの死者を出す大惨事となりました。


今回は、
「恐ろしい海上の落雷」をテーマにお伝えします。

通常、落雷で多数の死者が出ることは稀ですが、海やグラウンドなど、
通電要素が強い場所では複数人が同時に落雷に間接的な被雷を受けて命に関わる事態に
発展することがあります。

また、川などの淡水に比べると海は特に塩分濃度が高く、雷の電気を川よりは通しやすいです。
非常に危険ですので、遠くで稲光が見えた段階ですぐに避難した方が良いです。

更に、海上は場所によって雨雲が発達しやすいこともあります。見晴らしがよいので
早いうちから落雷などを目撃することができるはずなので、できるだけ早期発見が大事です。
また、天気急変時にはまだ稲光が遠いから大丈夫と油断すると、雲の先端付近から落雷ということも
結構あり得ます。妙な場所で雷レーダーに×がついている時は、そのような事象が起きている
可能性もあります。

そして、海上では特に雷は人などに落ちやすいです。船上では海より高い位置にある上に
金属部分も多いので、雷にとって絶好の通電場所になります。海のレジャー時や、
海を渡る時なども天気急変には十分な注意が必要です。気象情報をこまめに確認し、
大気の状態が不安定であるなら、警戒するか迂回ルート、
もしくは遊泳を中止するなどしてください。


今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。



明日は鹿児島県で発生した、鹿児島豪雨(1993)を紹介します。