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【自然災害メモリアル】最終回:キティ台風上陸(1949)の日 [防災]さあ、はじめよう!
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【自然災害メモリアル】最終回:キティ台風上陸(1949)の日 [防災]さあ、はじめよう!

2019-08-31 21:00
  • 4

どうも、
管理者のNDです。

自然災害メモリアル、ついに今回が最終回となります。
共同制作で作ろうとしていたこのシリーズでしたが、
とうとう最後まで、自分一人でこのシリーズを作り切ってしまいました。
本当に、本当に大変でした・・・。最終回となりますが、最後まで是非ご拝見ください。

08月31日は、
キティ台風上陸(1949)から70年です。

戦後の関東地方を襲ったこの台風は、危険半円と呼ばれる部分が
関東のほとんどを占めることになりました。
上陸した場所は神奈川県西部の小田原市、そのまま北上して日本海に向かいましたが
これは関東地方にとって最も被害が大きくなりやすい進路と言えます。

しかも最盛期は上陸日と同じ31日で、横浜でも最大瞬間風速44.3m/sを観測しています。
死者数は135人と関東の割にはそこまで至らないように見えますが、
被災した家屋数を見ると、実に15万戸を超える被害となっています。

特に死者の中で顕著だったのは群馬県東村(現:みどり市)で、大規模な土砂崩れで32人が死亡し、
15万戸の被害で多くを占めたのは、東京湾の高潮によって23区東部である
江東区・江戸川区で浸水被害が顕著にみられました。横浜港でも船舶が多数沈没するなどし、
経済面としても大きな影響を与えることになりました。

八丈島付近を北上して関東にやってくる台風は危険なことが多く、
特に元から災害に弱い地域では被害が顕著になりやすいのが特徴です。
この台風はまさに典型と言えるものですから、
関東地方民にとっては特に覚えておきたい台風になります。

尚、千葉県浦安市ではこの台風をきっかけにスーパー堤防と呼ばれるものが急ピッチで
進むようになりました。以降堤防のおかげか東京湾を浸水被害が襲う災害には
見舞われてはいません。しかし比較的戦後から時が経っていない中で建設された堤防は
年月が経っているため、老朽化が進んでいるとみられます。
補修工事がなされてはいますが、膨大な量であるが故、十分な警戒をしなければなりません。

そして台風の最中に火災が起きた地域もあり、停電まで発生してさぞ不気味と恐怖に包まれた
一夜を過ごすことになったことです。この台風は上陸が丁度夜だった為、
9月1日の訪れを長く感じた人は少なくないことでしょう。


今回は、
「さあ、はじめよう!」をテーマにお伝えします。

これまで365回、毎日様々な防災についての記事、時には自然災害そのももの知識教養を深める為
色んな事について触れてまいりました。もちろん当放送ならではのこともお伝えしてきました。

皆さんがどれぐらい、自分の防災、地域の防災、そしてネットの防災に役立てたか
わかりませんが、このブロマガシリーズをご覧いただいて参考になってくれたのであれば、
本当に嬉しい限りです。

このブロマガのコンセプトとして、なるべく他の記事とあまり被らない形で
自分なりの防災術や、防災の啓発を行えるようにしてきたつもりです。
しかし、やはり後半になるとだいぶ地味でべたな記事が増えてきてしまいましたが・・・

それでも、皆さんのお役には立てたのではないかなと思います。
しかし、防災として一番大事なことは「ふーん」で終わるのが一番ダメなのです。

あなたが、行動しなければなりません。
明日は防災の日となります。日曜日ですので防災訓練等がある学校はおそらく月曜日に
なるでしょうが、家族と過ごせる重要な一日です。明日は自然災害と必ず向き合ってください。


そして、始められることは躊躇なく始めましょう!
発生確率が少ないから後でもいいやと思っていては、いつまでたっても始まりません。
災害は待ってくれないのです。防災として、後悔は一番の負けを意味します。
例え災害をなんとか乗り切れても一生その悔いは残ります。

散々過去に起きた自然災害、そこからどういうことが起きていて
どのような教訓が生まれたのか、山ほどある自然災害で亡くなっていった人々の無念を
今一度無駄にしないように頑張ってください。

シリーズ:自然災害メモリアル、いかがだったでしょうか。

日本は災害大国の一つです。このシリーズが毎日あったということは、
自然災害は毎日何かしら起きる可能性があるということがお分かりいただけたと思います。
有史から1500年もあれば365日いつでも自然災害が起きる日があるのです。
地震だけで見ても、過半数あります。


当放送もいよいよ明日で5周年となります。
放送内でも色々なコメント、是非残していってみて下さい。


明日は、関東大震災から96年になります。
あの悲惨な出来事をきっかけに"防災"の意識も日本人に大きく染みつくものとなりました。
同じ9月1日として、皆さんも是非この日から始めてみて下さい。
とても良いきっかけでスタートできるはずです。

ちなみにですが、自分もこの1年間で本格的に防災に対して身を乗り出して、
様々な防災グッズを購入しはじめています。リュックはまだ持っていませんが、
アクティブツールエイトという、ナイフやハサミなどが手軽に持ち運べる万能グッズ、
フリーズドライ、防災寝袋などを実際に買っています。(大体ド●キと東急ハ●ズの防災グッズセールのせい)
でも、そういうのがきっかけでもいいのです。防災グッズは持ってみて初めて
恩恵を感じるものになります。体験感覚でまずは手に入れても良いと思いました。
このように自分も実際にスタートを切って、より防災グッズに関心を持つこともできています。


さあ、次はあなたの番です!


これで、シリーズの記事は以上となります。



このシリーズをご愛読された皆様、
1年間本当に、
本当にありがとうございました!
Thank you for reading!!

       BSC24管理者:ND












【 ちょこっとだけ追記 】
これまでの記事で防災に「お休み」と書かれていた記事が3回だけありましたが、
今後、ひっそりとこの「お休み」記事を変更し、
普段通りの記事に編集しなおす予定があります。いつになるかは分かりませんが、
気がのった時にこの残ったストックで伝えたくなった記事を

尚、すでに一つ記事を編集したものがありますので、是非探してみて下さい。
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毎回、勉強になるとても濃い内容でした。
このブロマガを通して私も、そしていつも放送を視聴されている方々が防災に対して深い興味を持たれる事をお祈り致します。
まずは実行ですね。
本当にありがとうございました!
そして一年間、お疲れ様でした!

No.1 55ヶ月前

1年間ありがとうございました。これだけのことを1年間続けることは、
並大抵のことではないと思います。私には絶対真似は出来ませんw
私の家もこの放送を見だして防災グッズが増えてます。
防災の知識が増えることは日本で生きる以上はとても有意義であると思います。
ホントにありがとうございました。

No.2 55ヶ月前

1年間おつかれさまでした。
まだ始まって間もない頃、洞爺丸台風の記事の中に岩内町の大火について触れられていたのが印象的でした。実は曾祖父母・祖父母が被災しており、私が聞かされたのは「洞爺丸台風の話ばかりで岩内の大火は話題にならなかったが悲惨なものだった」という事でした。
洞爺丸台風を題材にした「飢餓海峡」という古い映画は実際に岩内町でロケが行われ、当時の写真が我が家に残っております。
いつか岩内町を訪れる事がありましたら町の資料館をご覧いただきたいです。小さな資料館ですが、当時の資料が残っております。
この話に限らず、大きな災害に隠れてしまったであろう災害が色々な形で触れられていて、強く関心を持って読むことができました。
本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いいたします。

No.3 55ヶ月前

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No.6 49ヶ月前
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