<大阪だけで良いの?ミンガス、ラッセル初日(本番前日)>
大阪のビルボードで「大西順子/菊地成孔双頭セクステット」のライブがあった。これは裏話だがもう時効だと思われるので書くが、本当は(大半の予想通り)これは「ティータイムス」のレコ発ツアーの一環だったのである。東京公演が、予定より延期になったため(そりゃなるよね、あのアルバムのメンツがほとんどーービッグバンド、オムス、挟間さんさえもーーー来るんだから)、先に大阪でレコ発。ではまずかろうという事で、せっかくなので特別セッションをしようという顛末に相成った。
現在の大西順子ジャパニーズトリオ(山田君、井上さん)に、ウチらダブセプテットのフロントライナー3人を併せ、ジョージラッセルの忠実なカヴァー、大西さんが総てリアレンジしたチャールズミンガス、そして、菊地、大西のオリジナルが1曲ずつ。というシンメトリーで行こうという事に成った。まあ、単純に言って、私が客だったら100%行く。
さして意味も無いかもしれないが、ラインナップを書いておく(順不同)
ラッセル作曲
リディオット
クロマティックユニヴァース
ストラタスファンク
ビリー・ザ・キッドのための協奏曲
ミンガス作曲
リ・インカーネーション・オヴ・ラヴバード
ラブ・チャント
メディテーション・フォー・インテグレーション
直立猿人
大西作曲
トゥッティ
菊地作曲
GL/JM
しつこいようだが、これはまあ、小遣いを溜めても行くと思う。ラッセル曲の再演は、地球上で私のバンドしかやっていないし、大西さんがミンガスの曲を編曲する(しかも、スー・ミンガスの許諾をちゃんと取って!)というのも、アルバム一枚に出来る話しである。まあ、「小遣いを溜めて何かを買う」という行為は、可処分所得が全部小遣いである様な(ローンを一切しない、保険にも一切入っていない、あらゆる投機的行為をしない)私には、中学生の記憶の段階で止まっているが。