• このエントリーをはてなブックマークに追加

udonnさん のコメント

そんなことより菊地先生、食い道楽本はいつになったら発行されるのでしょうか。もう長いことお腹を空かせて待っておるんですが
No.2
149ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 どうも菊地成孔と申します。昔からの御贔屓筋の皆様には御存知の通りですが、ワタクシエッジなジャパンクールというかオタク様方というか、少なくともこの20年ほどは無縁組、もしパリでジャパンエキスポの会期に遭遇しても踵を返して裏通りのビストロに行くしかないような奴でして、いきなりずいぶんな話ではあるのですが、ニコニコ動画というものも、ミクシィと同じで、存在こそ知ってましたが(そして、慶應でクラスを持っていた時に、萌え文化の研究をしている若い学者の方にゲストで来ていただき、丁寧な説明を受けたにもかかわらず)、入り方すら解らずゆえに一度も入ったことのなく、ドワンゴさんという会社は、ケニアの食品輸入会社か何かだとずっと思っていました。 美少女が出てくる漫画は吾妻ひでお先生オンリー(先生は85年から筆折っておられたので、ですから85年まで)、ゲームはスーパーマリオのマリオの3どまり(ごくごくたまに、ラブホテルにサーヴィスでくっついてくる任天堂Wiiをやりますが、10分以上続きません)、アニメで全話熱中したのは「ど根性ガエル」まで(「ヱヴァンゲリヲン」をずいぶんと久しぶりに数話だけ観ました。主題歌はサビのメロディーラインだけ暗記しています)、秋葉原には生まれてから49年間で7回しか行ったことがなく(うち4回がライブのため。なので街路に出たことは3回だけです)、我が国のアイドルさんはモーニング娘。の後藤真希さんがいた頃で離脱(Perfumeさんは大好きです。でもアイドルかどうか解らないので)、ネットは海外のフェチサイト少々とYouTubeの音楽周りがっつりのみ、SNS一切やらず、 携帯は昔のキャバクラ嬢みたいな二つ折りの奴がボロボロになっていて、電話とメールのみ使用。といった塩梅です。 そんな中、メルマガというものを、これまたあんまりよく知らずに始めることになりまして、まあファンクラブの安価な会報みたいなモンだろ。と思っていたのですが、ウチのスタッフが「今度、ドワンゴがメルマガのサービスを始めるらしいっす!!」と興奮気味に言うので、 一応「おお!!ヤッバ!! それは超ヤバいな!!」とか言って必死に驚いたフリをしたのですが、実のところ何のことやらチンプンカンプンで、わざわざドワンゴの担当者の方に直接事務所に来ていただき、あんなことができるこんなこともできるという話を企画書ごとたっぷりと承ったのですが、やっぱりまだ、今ひとつよく解らず(スタッフは完全に理解しているはずですし、やがてワタシも勘所が掴めると……思い……ますんで。お許しあれ)、とはいえその場で「やらせていただきます」と即断いたしました。 理由は直感というか経験則というか、今まで文化的にまったく無縁だった場所に行くというのは、いつでも大変面白かったので(モロッコの貧民層が行く半地下の賭博場で大勝ちしたことがありますし、ブエノスアイレスのオペラハウスでは老紳士に金玉を触られたりしてとても楽しかったです)今も非常にワクワクしております。そうそう申し遅れましたがワタシ、ジャズ・ミュージシャン/文筆家/音楽理論の講師やっておりまして、メディアに出るときは大体「歌舞伎町の住人」という扱いを受けますが、それは本当です。厳密に言えば住所的には大久保で、リトルコリアのど真ん中ですが、アイスとかサインペンとか買うのは歌 舞伎町のコンビニです。好きな動物はカラスと野良犬、名前は「きくちなるよし」と読みます。お見知りおきを。
ビュロ菊だより
「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。