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naominさん のコメント

この日記が、エッセイとして始まり方も途切れ方も好きすぎて、また生きててよかったと思ってしまいました。『次の東京オリンピックが来てしまう前に』購入しました。Webでだいたい読んでるつもりでしたが半分以上は未読でした。わたしは<日本の夜明けぜよ>がとても好きです。巻末のランキングも味わい深かったです。文章を書く仕事をしています。音楽の素養は全くなく楽譜も読めませんが、音楽家にはなれないにせよ、今年は仕事で書く文章も音楽的に弾ませたい、という願いを持っており、今さらながら「モダンポリリズム」の講義を聴き始めました。いま3回目を視聴し終わったところです。音楽弱者ながらも、音楽の文法にいま触れられている、という感覚があり、たいへん幸せです。講義内容もそうですが、7年経った今も変わらず公開し続けてくださっていること、本当にありがとうございます。
No.1
47ヶ月前
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   ソフトランディングの形で昼型(大体、正午の1時間前に起床、就寝が深夜5時)に定着してきた。とは言え朝型のが絶対に良い。モーニングが食えるし、深夜2時に眠剤なしで眠くなるのは、なにか、刑務所から出て、娑婆に出たような気分である。経験はないが(面会の経験なら山ほどある)。    「次の東京オリンピックが来てしまう前に」「五十年後のアルバート・アイラー」が刊行された。どちらも本当に愛着のある本だ。またしても売れないだろう。今は「生きるのがこんなに辛いのだが、頑張って生きる」という貧弱極まりないテーマで1冊塗りつぶしている本が共感を呼び、とても為になる経営学や生き方やメンタルの守り方などが書いてある本しか売れない。1965年の出版業界に戻りたいとは言わない、2001年の出版業界にも。今が一番良い。今が酷いなら、酷い今が一番良い。  
ビュロ菊だより
「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。