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菊地成孔さん のコメント

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菊地成孔
>>2

 いえいえ僕に気を使わないでください笑。誰かの心の支えになることは、相互的にとても良いことです。僕もリスナーからのメールや、今のコメント欄、会場に来てくださっているお客様からのバイブスを心の支えにしています。どんな形式であれ、今、ファンでいてくださる人が、僕のファンです。それがよしんば、敵であろうと。

 最終回のメールの内容まで、僕も覚えています。何よりも就職おめでとうございます!精神病院に入院しようと、引きこもろうと、罪を犯して刑務所に入ろうと、全ての人が再生する可能性を持っています。人間は再生するために生きているかもしれない。有難うございました!
No.4
45ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 10年前の3月11日に僕は歌舞伎町のタワーマンションの最上階で、揺れによって眠りから覚めた。ベッドが部屋の中央まで移動したからだ(僕が飛び起きてから、それは反対側の壁にぶつかって止まった)。地震自体による怪我や、大切なものの破損は(いくつかのボルドーグラスと、ボルドーワインは粉々に砕け散ったが、値段がやたら高い以外は、大切なものではない)一切なく、しかし、日中から夜にかけたの臨時ニュースを見ながら、あっという間に世界が変わってゆくことを確信し、異様なファイトが湧き上がったのを記憶している。    前年に DCPRG (当時。スラッシュなし)が3年の凍結から目覚め、野音で活動を再開したばかりだった。また、年末には TBS ラジオのレギュラーが決まっていて、もう番組名も決まっていた。ご存知の通り、戯れた名前である。「夜」の電波、としたが、被災者の皆さんにとっての「夜」がどんなものであろうか?という疑問は、一時的に完全停止した。    僕が一瞬にして決めたのは、「特別な動きはしない。音楽を続け、紹介し、可能な限り、良い調子で喋り続ける。概念的な話はしない、どんな話も、自分の過去の経験と、その時にストリートで拾ったものだけにする」という事だった。  
ビュロ菊だより
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