菊地成孔さん のコメント
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いよいよ最後のリハーサルだとばかりに準備をしていたら、しばらく黙っていた北朝鮮が花火を2発撃った。祝砲だ。東京までにイラクが北米に報復をしたら古くて新しい泥沼が始まるだろう。もう慣れっこだ。リハーサル会場に着いた。
「20年間の中で最もストレス値と欲求不満が強いフロアになる。奴らに火を放とう。放ちすぎて問題が生じかけたらオレが消すから笑」
と言うと、みんなが下を向いて笑った。まだ感傷が消えきっていない。特に若いメンバーは仕方がない。休憩中にいつもはクールで口数少ない小田さんが「解散やだあ!」と、聞いたことがない口調で言った。「まあまあ小田さん、何かを始めるには、何かを終わらせないといけない。終わりしっかり見せるのも年寄りの大事な仕事なんですよ」。この運動体には、ほぼほぼ20代からほぼほぼ60代までが揃っている。「寂しいですよお」「じゃあ、小田さんが継いでください」「そんな、、、、あたしじゃ」「良いじゃないですか笑、2代目高橋竹山みたいに笑」。
谷王はすぐにトランス仕切っちゃうので、あのバンドの主幹は無理でしょう笑。というか、継ぐと明言したメンバーは、1人しかいませんでした。新木場でお客様にだけ発表します(継がせないけど笑=「誰も継がない」と正式発表した後だったんで)。解散が嫌なのは極論的には僕も同じですが、ギリで解散したい。が勝った感じですよ笑。なのでお気持ちは痛いほどよくわかります。ぺぺも続きますし、今後の活動を追っていただければ幸いです!
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